フクロモモンガの赤ちゃんが食べられた…その原因と今後の飼育について

フクロモモンガについて質問です。我が家にベビーの時からペアで飼育しているのですが、その間にできたベビーが9日前に脱嚢し順調に面倒をみていたので、お世話するとき以外は部屋の出入りを少なくし、エサ切れと室温には気を使っていました。ちなみに今回が把握している上で初産です。本日の朝、同居人が飼育者である私の代わりにお世話をしてくれて(同居人にも威嚇しないくらい馴れています。)、ペアがベビーを巣に待たせ、食事をしている間に一瞬手のひらに乗せすぐ元に戻したそうですが、先ほど確認したら、メスがベビーを食べているのを見つけてしまいました。大変辛くストレスを与えてしまったのだろうと反省しています。ですが手のひらに乗せたのは今回が初めてではなく何回かあったのですが、いきなりだったのでそれが原因なのかと不思議に思います。巣の外で食べていたのですが、ベビーが巣から落ちたのを戻せないと判断し殺めてしまったのでしょうか?それとも、ペアのどちらかが引きずり出し殺めてしまったのでしょうか?今までベビーを嫌がったりちょっかいを出す姿は見受けられませんでした。ベビーを食べているのはメスだったのですが、引き離す際も嫌がることもなくそばにずっといてくれたので、とても嫌になって殺めてしまったのかと思えないです。ベビーが脱嚢したあとお腹がすっきりしたなと思っていたのですが、またふっくらしているなと感じたのですが妊娠はないですよね?どなたか、フクロモモンガの妊娠育児に詳しい方がいましたらよろしくお願いいたします。ちなみに、オス3歳半メス2歳です。

フクロモモンガのベビー死亡:原因の究明と今後の対策

フクロモモンガの赤ちゃんが亡くなってしまい、大変お辛い状況かと存じます。まず、落ち着いて原因を分析し、今後の飼育に活かしましょう。今回のケースでは、いくつかの可能性が考えられます。

可能性1:ストレスによる親の行動変化

  • 飼育環境の変化:普段とは異なる環境(例えば、同居人が世話をするなど)が、親フクロモモンガにストレスを与えた可能性があります。特に、ベビーを一時的に手に乗せたことが、親にとって大きなストレスになった可能性も否定できません。フクロモモンガはデリケートな生き物です。普段のルーティンをできる限り維持することが大切です。
  • ベビーの体調不良:ベビーに何らかの病気や先天的な異常があった可能性も考えられます。親がベビーの異変を感じ取り、残念ながら食べてしまった可能性があります。これは、親の愛情表現ではなく、生存戦略の一環として理解する必要があります。
  • 母親の栄養不足:妊娠・授乳期は母親にとって大きな負担です。栄養が不足していた場合、ベビーを食べてしまうケースも報告されています。適切な栄養バランスの餌を与えているか、見直してみましょう。

可能性2:ベビーの巣からの転落

ベビーが巣から転落し、親が回収できなかった可能性も考えられます。フクロモモンガの巣は、安全な場所であることが重要です。巣の材質、大きさ、位置などを確認し、ベビーが安全に過ごせる環境を整えましょう。

可能性3:親による殺害(兄弟殺し)

残念ながら、フクロモモンガにおいては、親が子を殺してしまうケース(兄弟殺し)も稀に報告されています。これは、資源の制限や、ベビーの生存能力の低さなどが原因と考えられています。

フクロモモンガの妊娠と飼育環境

  • 妊娠の可能性:メスのお腹がふっくらしているとのことですが、必ずしも妊娠とは限りません。フクロモモンガは、脂肪を蓄える性質があります。体重や体型だけでなく、行動の変化などにも注意深く観察しましょう。
  • 適切な飼育環境:フクロモモンガは、温度、湿度、ケージの広さ、隠れ家の数など、飼育環境に非常に敏感です。温度変化やストレスは、繁殖に悪影響を与えます。室温管理は24~28℃を目安に、ケージ内には十分な隠れ家を用意しましょう。ケージの材質や大きさも重要です。通気性の良いケージを選び、十分な広さを確保しましょう。また、隠れ家として、布製の巣箱や木の枝などを複数設置し、フクロモモンガが自由に選択できる環境を作るのが理想的です。
  • 栄養バランス:高品質なペレットを主食とし、昆虫や果物などを少量与えることが大切です。栄養バランスの偏りは、妊娠・授乳中のメスの健康状態を悪化させ、ベビーの生存率を下げる可能性があります。専門家のアドバイスを得ながら、適切な食事管理を行いましょう。
  • ストレス軽減:フクロモモンガは、ストレスに弱い動物です。ケージの掃除やベビーの世話など、日常的な作業は、できるだけ優しく、ゆっくりと行いましょう。突然の大きな音や強い光なども避け、静かで落ち着いた環境を提供することが重要です。

専門家への相談

今回の出来事について、専門家の意見を聞くことをお勧めします。動物病院や、フクロモモンガの飼育に詳しいブリーダーなどに相談することで、より具体的なアドバイスを得ることが可能です。

今後の飼育について

今回の経験を踏まえ、今後の飼育においては、以下の点に注意しましょう。

  • 日々の観察:フクロモモンガの行動や体調を毎日観察し、異変にいち早く気づくようにしましょう。少しでも気になる点があれば、すぐに専門家に相談しましょう。
  • 環境の改善:ケージの清掃、温度・湿度の管理、隠れ家の設置など、飼育環境を常に最適な状態に保ちましょう。
  • ストレス軽減:フクロモモンガにストレスを与えないよう、飼育方法を見直しましょう。突然の行動や大きな音は避け、落ち着いて接しましょう。
  • 栄養管理:適切な栄養バランスの餌を与え、健康状態を維持しましょう。専門家のアドバイスを参考に、食事内容を見直しましょう。
  • 記録:フクロモモンガの行動や体調、餌の種類や量などを記録しておくと、問題発生時の原因究明に役立ちます。

まとめ

フクロモモンガのベビーの死亡は、飼育者にとって非常に辛い出来事です。しかし、この経験を活かし、より良い飼育環境を整えることで、今後の繁殖に繋げることが可能です。専門家のアドバイスを参考に、落ち着いて対応しましょう。

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