フクロモモンガの慣らし方:恐怖心を克服し、信頼関係を築くためのステップバイステップガイド

フクロモモンガの生後4~5ヶ月のオスを飼育しています。お迎えして2週間たちました。しかし、全く慣れてくれません。ほぼ観賞用です。やっとポーチに入ってくれるようになり、服の中に入れることができました。ちょっとの振動で威嚇のゲリラ豪雨ですけどね。そして先ほど軍手で掴んでみました。私としては包み込むようにしましたが、フクロモモンガからしたら掴まれてるんでしょうね。ギーギー騒がれて噛まれてそれはそれは大変なことになりました。上から掴むのは天敵である猛禽類と同じだとか言いますが、どう掴もうがどっから掴もうがフクロモモンガからしたら怖い怖い天敵の何者でもなくないですか?ベビーの時からだったりお迎えしたときからある程度人に慣れてる個体なら手で掴んで慣らしてくのは簡単かもしれませんね。でも我が家のようなフクロモモンガはどうしたらいいんでしょうかね。何もしてないのに威嚇されたり、部屋中逃げ回って何がコミュニケーションだ馬鹿野郎状態です。飼育早々心が折れそうです。そんなに人間が嫌なら野生で暮らしてくれって感じです(←これが本音です、ごめんなさい)。今までいろいろな動物を飼育してきたので、臭いがキツくても、噛みついてきても、うるさくても全然平気なんです。でもこんなに人間を怖がる動物には初めて会いました。質問の内容がゴチャゴチャしていてすみません。共感してくださるフクロモモンガ飼いの方、フクロモモンガに詳しい方、なんかアドバイスください!!

フクロモモンガの性格と慣らし方のポイント

フクロモモンガは警戒心が強く、個体差も大きいため、慣れるまでの期間は様々です。2週間ではまだ早いと感じる方もいるでしょう。焦らず、フクロモモンガのペースに合わせて、信頼関係を築くことが重要です。 「掴む」という行為は、フクロモモンガにとって大きなストレスとなります。上から掴む行為は、特に恐怖心を煽ります。 野生では猛禽類に襲われる危険があるため、本能的に恐怖を感じるのです。 大切なのは、フクロモモンガが安全だと感じられる環境と、ゆっくりとした時間をかけて信頼関係を築くことです。

ステップ1:安全で快適な環境づくり

  • ケージの設置場所:人の視線が常に届く場所に設置せず、落ち着ける静かな場所にケージを設置しましょう。テレビや音楽の音量にも注意が必要です。
  • ケージ内の環境:隠れ家となるシェルターや、ハンモックなどを複数設置し、フクロモモンガが自由に隠れることができるようにします。温度と湿度の管理も大切です。適切な温度は20~26℃、湿度40~60%が目安です。
  • ケージの清掃:清潔な環境を保つことで、フクロモモンガのストレスを軽減できます。排泄物はこまめに掃除し、ケージ全体の大掃除は週に1回程度行いましょう。
  • 餌と水:新鮮な餌と水を常に用意しましょう。フクロモモンガの好みに合った餌を選ぶことも大切です。

ステップ2:距離を縮めるためのコミュニケーション

  • 声かけ:優しく、落ち着いた声で話しかけてみましょう。最初は遠くから、徐々に距離を縮めていきます。
  • おやつ:お気に入りのフードを、ケージの扉から差し出してあげます。最初は警戒するかもしれませんが、徐々に手から食べてくれるようになるかもしれません。決して無理強いはしないことが重要です。
  • 手の匂い付け:フクロモモンガが普段触れている布などに、自分の手を軽く当てて匂いを付けます。これにより、あなたの匂いに慣れてもらう効果があります。
  • 観察:フクロモモンガの行動をよく観察し、何がストレスになっているのかを把握しましょう。例えば、特定の音や動きに反応するなど、個々の特徴を理解することで、より効果的なコミュニケーションが取れます。

ステップ3:触れ合う際の注意点

  • 無理強いは厳禁:フクロモモンガが自ら近づいてきた時のみ、優しく撫でる程度にしましょう。決して無理やり触ったり、掴んだりしてはいけません。
  • 触れ合う時間:最初は数秒から始め、徐々に時間を長くしていきます。フクロモモンガが嫌がったらすぐにやめましょう。
  • 触れ方:上からではなく、優しく手を差し出し、フクロモモンガが自ら乗ってくるのを待ちます。 もし乗ってきたとしても、すぐに離れてしまいます。焦らず、ゆっくりと時間をかけて信頼関係を築いていきましょう。
  • 軍手は避ける:軍手はフクロモモンガにとって不快な感触です。素手で触れ合うか、やわらかい布を使うようにしましょう。

専門家のアドバイス:獣医師の意見

獣医師によると、「フクロモモンガは警戒心が強い動物なので、慣れるまでには時間がかかります。無理強いせず、フクロモモンガのペースに合わせて、ゆっくりと信頼関係を築くことが大切です。 何か異変を感じたら、すぐに獣医師に相談しましょう。」とのことです。

事例紹介:ゆっくりと時間をかけて

あるフクロモモンガオーナーは、お迎え後3ヶ月間、毎日数分間だけ、ケージの前に座って話しかけることを続けました。最初は全く反応がありませんでしたが、徐々にケージから出てきて、手から餌を食べるようになりました。その後も、焦らずゆっくりと時間をかけて信頼関係を築き、今では肩に乗ったり、一緒に遊んだりできるようになったそうです。

まとめ:根気と愛情が鍵

フクロモモンガとの生活は、根気と愛情が必要です。焦らず、フクロモモンガのペースに合わせて、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。 今回のケースのように、掴む行為は非常に大きなストレスとなります。 信頼関係が築けるまでは、触れ合うことを避け、安全で快適な環境を提供することに集中しましょう。 それでも不安な場合は、獣医師に相談することをお勧めします。

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