フクロモモンガの快適な飼育環境:温度管理と隠れ家の重要性

はじめまして。回答お願い致します。今日ベビーのフクロモモンガちゃんを2匹招待しました。小さな衣装ケースの中にキャリーケースを入れてその横のスペースにペットヒーター(100W)を吊して温度を高くしています。衣装ケースの大きさは横43縦19センチです。大抵蓋をかぶせています。しかし、一匹だけ不安な点があり、キャリーケース内にお部屋を設置しているんですが、たまに出てきてお部屋の裏にいって薄目でダラーっとしたりします。ご飯もミルクもしっかり食べているのでよくわからず困惑しています。100Wでは暑いのでしょうか?それとも他に何か理由がありますか?無知ですいません。

フクロモモンガの飼育環境:温度と空間のバランス

フクロモモンガはオーストラリア原産の小動物で、デリケートなため、適切な温度管理と十分な空間が健康に不可欠です。質問者様はベビーのフクロモモンガを2匹飼育されており、衣装ケース(横43cm×縦19cm)の中にキャリーケースと100Wのペットヒーターを設置されています。一匹のフクロモモンガがキャリーケースから出て、お部屋の裏で「薄目でダラーっとする」という行動に不安を感じておられるようです。これは、温度、空間、隠れ家のいずれかの問題が考えられます。

100Wペットヒーターの温度管理:暑すぎることが原因?

100Wのペットヒーターは、衣装ケースのサイズと蓋を閉めている状況を考慮すると、局所的に高温になっている可能性があります。フクロモモンガは暑さに弱く、30℃を超える環境は危険です。フクロモモンガが「薄目でダラーっとする」のは、暑さによる脱水症状や熱中症の初期症状の可能性があります。 まずは、温度計でケース内の温度を正確に測定することが重要です。特に、ヒーターの直近と、フクロモモンガが過ごしている場所の温度差を確認しましょう。温度が30℃を超えている場合は、ワット数の低いヒーターへの交換、またはヒーターとフクロモモンガとの距離を調整する必要があります。

温度管理の具体的な対策

* サーモスタットの導入:ペットヒーターと併用することで、温度を一定に保つことができます。設定温度を超えると自動的にヒーターがオフになるため、過熱を防ぎます。
* ワット数の低いヒーターへの交換:50W程度の低ワット数のヒーターに交換し、様子を見るのも有効です。
* ヒーターの位置調整:ヒーターをケースの隅に配置し、フクロモモンガが直接当たらないようにします。
* 保温材の利用:ケース全体を保温するのではなく、ケースの一部分に保温材(ペット用ホットマットなど)を使用し、フクロモモンガが自由に温度を選べるようにします。
* 換気の確保:蓋を完全に閉めない、または通気口を設けることで、ケース内の空気を循環させ、温度ムラを防ぎます。

空間の狭さ:ストレスと隠れ家の不足

横43cm×縦19cmの衣装ケースは、2匹のフクロモモンガにとってやや狭い可能性があります。フクロモモンガは活動的な動物であり、十分な運動スペースが必要です。狭い空間ではストレスが蓄積し、異常行動の原因となる可能性があります。

空間の改善策

* より広いケージへの移行:最低でも横60cm×縦45cm以上のケージを用意することをお勧めします。高さも十分に確保しましょう。
* 多層構造のケージ:上下に空間を設けたケージを使用することで、活動範囲を広げることができます。
* 遊べるおもちゃの設置:ハンモック、ブランコ、回し車などを設置し、フクロモモンガが自由に遊べる環境を作ります。

隠れ家の重要性:安心できる場所の確保

フクロモモンガは、夜行性で警戒心の強い動物です。安全で安心できる隠れ家は、ストレス軽減に非常に重要です。質問者様はキャリーケース内に「お部屋」を設置されていますが、それがフクロモモンガにとって十分な隠れ家になっているか確認が必要です。

隠れ家の改善策

* 隠れ家の種類と数を増やす:布製のシェルター、木製のハウス、筒状の隠れ家など、様々な種類の隠れ家を用意します。最低でも2~3個の隠れ家があると安心です。
* 隠れ家の配置:ケージの様々な場所に隠れ家を設置し、フクロモモンガが自由に選択できるようにします。
* 隠れ家の素材:フクロモモンガが安全に使える自然素材の隠れ家を選びましょう。

専門家の意見:獣医師への相談

フクロモモンガの異常行動が続く場合は、獣医師への相談が不可欠です。獣医師は、フクロモモンガの健康状態を診察し、適切なアドバイスを与えてくれます。特に、脱水症状や熱中症、その他の病気の可能性も考慮する必要があります。

まとめ:快適な飼育環境の構築

フクロモモンガの健康を維持するためには、適切な温度管理、十分な空間、そして安心できる隠れ家の確保が重要です。質問者様のケースでは、100Wのペットヒーターによる高温、狭い空間、隠れ家の不足が考えられます。温度計による正確な温度測定、より広いケージへの移行、多様な隠れ家の設置、そして獣医師への相談を検討してみてください。これらの改善によって、フクロモモンガが健康で幸せに暮らせる環境を構築できるはずです。

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