フィンガーペイントで2歳児の感触遊び!絵の具の濃度と容器選びのポイント

2歳児を担任している、新卒保育士です。 今度、制作の時にフィンガーペインティングをしようと思っています。 試しに自分がしてみたのですが、絵の具の水加減がうまくできず、結構水っぽくなってしまいました。 それはそれできれいだったのですが、絵の具の濃度(?)はどのくらいがベストですか? ちなみにスタンプ台は100均の化粧品のクリームを入れる丸い容器(大人の指3本分の大きさ)の中に絵の具を染み込ませたスポンジを入れてみたのですが、いかがなものでしょうか…? (小さすぎるとかスポンジよりは○○の方が良い等、何かアドバイスいただけたらと思います。) ↑あまり容器が大きすぎると手全体に付けたりするかなと思ったりするので、子どもの指先が入る程度の大きさで(一人あたりの画用紙のサイズが小さいので、、)良いかなと考えるのですが、どうでしょうか。。 それを指で押して色を付け、画用紙にポンッというような感じです。 ねらいとしては感触を楽しむというようなことを挙げようと考えてます。 どなたかアドバイスをお願いします!!

フィンガーペイントの絵の具の濃度と最適な容器について

2歳児のフィンガーペイント、楽しみですね!感触遊びを通して、創造性を育む素晴らしい活動です。絵の具の濃度や容器選びは、子どもの年齢や活動の目的によって最適な方法が変わってきます。今回は、2歳児の感触遊びに焦点を当て、具体的なアドバイスをさせていただきます。

絵の具の濃度:水加減のコツ

絵の具が水っぽくなってしまったとのことですが、2歳児のフィンガーペイントでは、やや固めのペースト状がおすすめです。水を加える際は、少しずつ加えながら、絵の具をよく混ぜて、指で触ってちょうど良い粘度になるまで調整しましょう。

  • 目安:指でつまんで、形が保てる程度の固さ。
  • ポイント:水が多すぎると、色が薄くなり、発色も悪くなります。また、画用紙に色が付きにくく、子どもが何度も何度も押さなければならず、集中力が途切れてしまう可能性があります。逆に固すぎると、子どもが指を動かしにくく、ストレスを感じてしまう可能性があります。

もし、絵の具が固すぎて扱いづらい場合は、少量の水を加えて調整してください。逆に、水っぽすぎる場合は、絵の具を追加するか、少し時間置いて水分を飛ばすことで調整できます。

容器選び:100均容器の活用と代替案

100均の化粧品容器は、サイズ感もちょうど良さそうで良いですね。しかし、スポンジを使用するよりも、不織布やフェルトの方が、絵の具を均一に含ませやすく、子どもが使いやすいでしょう。

  • スポンジのデメリット:スポンジは水分を多く含みやすく、絵の具が水っぽくなりやすいです。また、スポンジの凹凸が指に残り、綺麗にポンッとした跡をつけるのが難しい場合があります。
  • 不織布・フェルトのメリット:不織布やフェルトは、絵の具を程よく含み、均一な色付けが可能です。また、洗って繰り返し使用できます。100均でも購入できますので、ぜひ検討してみてください。

容器の大きさは、子どもの指先が入り、かつ、手全体を浸けにくいサイズが理想的です。大人の指3本分程度の大きさは、2歳児には少し大きいかもしれません。子どもの指1~2本分程度の小さな容器を複数用意するのも良いでしょう。

フィンガーペイントの安全面と片付け

フィンガーペイントは、子どもにとって楽しい活動ですが、安全面にも配慮が必要です。

  • 絵の具の安全性:食品添加物を使用している、もしくは、幼児向けに作られた安全な絵の具を選びましょう。
  • アレルギー対策:子どもにアレルギーがある場合は、必ず事前に確認し、適切な絵の具を選びましょう。
  • 衣服の保護:汚れても良い服を着せるか、エプロンなどを着用させましょう。
  • 片付け:絵の具が乾く前に、濡れた布巾などで綺麗に拭き取ることが大切です。床やテーブルに絵の具が付着すると、後片付けが大変になります。

専門家(保育士)の視点:感触遊びの重要性

フィンガーペイントは、単なる絵を描く活動ではありません。2歳児にとって、様々な感触を体験できる貴重な機会です。絵の具の滑らかな感触、画用紙のザラザラ感、指先で絵の具を動かす感覚など、五感を刺激することで、子どもの発達を促します。

  • 創造性と表現力:自由に色を選び、自由に表現することで、創造性と表現力を育みます。
  • 集中力と忍耐力:絵の具を塗ったり、形を作ったりする作業を通して、集中力と忍耐力を養います。
  • 自己肯定感:自分の作品を完成させることで、自己肯定感を高めます。

実践例:より楽しいフィンガーペイント

より楽しいフィンガーペイントにするために、以下の点を工夫してみましょう。

  • テーマを設定する:例えば、「海の生き物」や「森の仲間たち」など、テーマを設定することで、子どもたちの想像力を掻き立てます。
  • 様々な素材を使う:画用紙だけでなく、布や木片など、様々な素材に絵の具を塗ることで、異なる感触を楽しむことができます。
  • 音楽をかける:音楽をかけながらフィンガーペイントをすることで、リラックスした雰囲気を作り出し、子どもたちの創造性を高めます。
  • 複数色を用意する:2歳児は、様々な色に興味を示します。複数の色を用意することで、子どもたちの表現の幅を広げることができます。

まとめ:2歳児のフィンガーペイントを成功させるために

2歳児のフィンガーペイントは、絵の具の濃度や容器選びだけでなく、安全面や子どもの発達への配慮も重要です。この記事で紹介したポイントを参考に、子どもたちが楽しく、安全にフィンガーペイントに取り組める環境を整えてあげましょう。 そして、その活動を通して、子どもたちの豊かな感性と創造性を育んでください。

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