ピンポンパールを救う!塩浴・薬浴の正しい方法と水槽環境の改善

ピンポンパールの塩浴、薬浴について教えてください。塩浴に失敗してしまい、どうしたらいいか困っています。どうかご助言をお願いいたします。18ℓの金魚の部屋という初心者用の水槽を購入し、1週間空回し&バクテリアの薬&ストーンを入れて水槽を立ち上げ、ピンポンパールを2匹購入、水あわせも資料を見ながらしたのですが、2日後に水槽の隅であまり動かなくなり、3日目によく見てみると1匹のひれにふわふわしたものが付着していて、調べてみるとどうも白雲病みたいでした。もう1匹はひれに針穴程度の穴が開いていたのですが元気。とりあえず購入した店に聞いてみたら食塩と薬(グリーンFリキッド)を入れてくださいといわれ、方法を聞いて帰ってきたら白雲病にかかったと思われる金魚はすでに死んでしまっていました。最後の1匹はなんとかしてあげたいと、店員にいわれたように塩浴と薬浴をしてみたのですが、すると普通に泳いでいた金魚が水面で口をパクパクすることが多くなってしまいました。水面じゃなくても口をパクパクすることが多い気がします。転覆病のようにお腹が出ているのではなく背びれが水面についている感じです。塩浴も薬浴も初めてで、いろいろネットで調べてからしたつもりだったのですが、どうも塩浴の方法は店員の嘘だったみたいです。店員に塩浴の方法を聞いたのですが食塩を0.2%そのまま入れてくださいといわれて入れたんですが、金魚の様子もおかしくネットで調べたら少しづつ溶かさないといけないと知り、驚いてしまいました。ピンポンパールの飼育は難しいといろんな資料に書いていたのですが、ピンポンを飼うのは夢だったので購入前にいろいろ調べてはいたのですが(金魚の本3冊とインターネットでいろいろ見ていました)まさか2日でこういう事態になるのは予想していなくて、とてもショックです。ちなみに店員に薬浴中でもエサを与えてよくといわれたのですが、資料で購入後1週間はエサを与えない方がいいとあったのでまだ与えていません。店員に言われて行った塩浴と薬浴の方法は、3分の1水を抜き、カルキ抜きした水を足す→塩を入れる→グリーンFを入れて、ろか器はそのままでいいとのことです。ろか器はロカボーイSを使ってます。いろいろ調べてみたのですが、もうどうしたらいいかわからず、どうかご助言をお願いいたします。補足塩浴は間違ってないとのことで少し安心しました。ただ塩浴・薬浴の後、急に金魚が水面ばかりいるのが気になっています。酸欠なのでしょうか?それとも特に問題はないのでしょうか?

ピンポンパールの急死と、水面で口パクパクの原因を探る

大変でしたね。大切なピンポンパールが亡くなってしまい、残った一匹も苦しんでいる様子で、ご心配でしょう。まず、落ち着いて状況を整理し、一つずつ解決していきましょう。 店員さんのアドバイスに誤りがあったこと、そしてその結果、大切な金魚を亡くしてしまったこと、本当に残念です。しかし、この経験を活かして、残りのピンポンパールを救うために、正しい知識を身につけましょう。

塩浴と薬浴の失敗と、その原因

店員さんの指示に従って行った塩浴の方法に問題がありました。食塩を直接水槽に投入するのではなく、事前に少量の水に溶かしてから、徐々に水槽に加える必要があります。直接投入すると、塩分濃度が局所的に高くなり、金魚に大きな負担がかかります。これは、塩の溶解熱による急激な温度変化や、高濃度の塩分が金魚の体に直接触れることで、組織を傷つける可能性があるためです。

さらに、ろ過器をそのまま使用した点も問題です。塩浴中は、ろ過器の活性炭が塩分や薬剤を吸着し、ろ過能力が低下する可能性があります。活性炭は取り除くか、ろ過器を一時的に停止する方が安全です。

薬浴についても、グリーンFリキッドの使用方法はパッケージをよく確認し、適切な濃度と期間を守ることが重要です。また、薬浴中は、餌を与えないのが一般的です。金魚は薬によって弱っているため、餌を消化する力が低下し、かえって負担になります。

水面で口パクパクの原因と対処法

金魚が水面で口パクパクするのは、酸欠の可能性が高いです。塩浴や薬浴によって水質が悪化し、溶存酸素量が減少していると考えられます。また、ストレスも原因の一つです。

具体的な対処法

* 換水:水槽の水の3分の1程度を、カルキ抜きした新しい水に交換します。この際、ゆっくりと新しい水を注ぎ、急激な水質変化を防ぎます
* エアレーションの強化:エアレーションポンプの出力レベルを上げ、水面に十分な酸素を供給します。エアーストーンを追加するのも有効です。
* 水質検査:水槽の水質を検査し、pH、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の値を確認します。必要に応じて、水質調整剤を使用します。
* 安静:金魚にストレスを与えないように、水槽の周囲を静かに保ちます。
* 観察:金魚の行動や状態を注意深く観察し、変化があればすぐに対応します。

白雲病と針穴状の穴の治療

白雲病は、早期発見と適切な治療が重要です。残念ながら、既に一匹は亡くなってしまいましたが、残った一匹は、グリーンFリキッドによる薬浴を継続しつつ、上記の水質改善策を同時に行うことで、回復の可能性があります。

針穴状の穴は、細菌感染や寄生虫の可能性があります。グリーンFリキッドは、一部の細菌や寄生虫に効果がありますが、症状が改善しない場合は、獣医さんに相談することをお勧めします。

ピンポンパール飼育のポイント:水槽環境を整える

ピンポンパールはデリケートな魚です。飼育には、適切な水槽環境の維持が不可欠です。

水槽の選び方と立ち上げ

* 水槽サイズ:ピンポンパールは成長すると大きくなります。1匹あたり10ℓ以上の水槽が必要です。
* ろ過装置:適切なろ過装置を選び、水質を安定させます。外掛け式フィルターや底面式フィルターなど、水槽のサイズに合ったものを選びましょう。
* バクテリアの定着:水槽立ち上げ時には、バクテリアの定着を促すために、数週間空回しすることが重要です。
* 水質管理:定期的な水換えを行い、水質を清潔に保ちます。

水質管理と餌やり

* 水換え:週に1回、水槽の水の3分の1程度を交換します。
* カルキ抜き:水道水には塩素が含まれているため、カルキ抜き剤を使用します。
* 餌やり:与える餌の量は、金魚が数分で食べきれる量にしましょう。食べ残しは水質悪化の原因となります。
* 観察:金魚の行動や排泄物を観察し、健康状態をチェックします。

専門家の意見

金魚飼育に詳しい専門家によると、「水槽の立ち上げが不十分な状態で金魚を投入すると、水質悪化による病気のリスクが高まります。また、店員のアドバイスに安易に従うのではなく、自分で正しい情報を収集し、適切な対応をすることが重要です。」とのことです。

まとめ:ピンポンパール飼育の成功に向けて

ピンポンパールの飼育は、決して簡単ではありませんが、適切な知識とケアがあれば、健康に育てることができます。今回の経験を教訓に、正しい飼育方法を学び、残ったピンポンパールを大切に育てていきましょう。 もし、改善が見られない場合は、専門の獣医さんに相談することをお勧めします。

  • 適切な塩浴・薬浴の方法を学ぶ
  • 水槽環境を適切に維持する
  • 金魚の状態を注意深く観察する
  • 必要に応じて専門家に相談する

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