ピクシーシュリンプ飼育における水換え頻度と酸素供給について

ピクシーシュリンプについてです。一週間ほど前に小瓶に入ったピクシーシュリンプのセットを飼いました。内容は、白い砂、貝殻、ピクシーシュリンプ3匹でした。しかし、本日の夕方、一匹死んでいました。残る二匹もゆらゆら揺れていて今にも息絶えそうでした。慌てて新しいマイクロウォーターを継ぎ足し、様子を見ると、二匹はたちまち元気になり、なにごともなかったかのようです。そこでお聞きしたいのですが、マイクロウォーターは一週間に一度変えなければならないのでしょうか?また、小瓶の中には光合成をする生物がいないのですが、やはり、市販の水草や藻などを入れなければ酸欠になってしまうのでしょうか?その場合、おススメの水草や藻がありましたら教えてください。

ピクシーシュリンプの飼育環境と水換え

ピクシーシュリンプは小さなエビですが、繊細な生き物です。水槽環境の維持は、彼らの健康と寿命に直結します。ご質問にあるように、一匹の死亡と残りの個体の衰弱は、水質悪化を示唆しています。マイクロウォーターの継ぎ足しで回復したことから、水質の悪化が原因と考えられます。

マイクロウォーターの交換頻度

マイクロウォーターの交換頻度は、水槽のサイズ、ピクシーシュリンプの数、そして水質の状態によって異なります。一週間に一度という頻度は、必ずしも絶対的なものではありません。小瓶という閉鎖的な環境では、水質の悪化が早く進むため、より頻繁な水換えが必要です。

具体的な頻度としては、毎日、もしくは隔日に1/3~1/2程度の水換えを行うことをお勧めします。 新しいマイクロウォーターを継ぎ足すだけでなく、古い水をある程度抜き、新鮮な水に交換することで、アンモニアや硝酸塩などの有害物質の蓄積を防ぎます。水換えの際には、必ず新しいマイクロウォーターを使用し、水道水は使用しないでください。水道水には塩素が含まれており、ピクシーシュリンプに有害です。

水質悪化のサインを見つける

水質悪化のサインを見逃さないことが大切です。以下のような症状が見られたら、すぐに水換えを行うべきです。

  • ピクシーシュリンプが元気がなく、底にじっとしている
  • 水槽の水が濁っている
  • 嫌な臭いがする
  • 水槽の壁に白い膜が付着している

酸素供給と水草・藻類の導入

小瓶という閉鎖的な環境では、酸素不足になりやすいです。光合成を行う水草や藻類を入れることで、酸素供給を促進し、水質の安定にも繋がります。

酸素供給の重要性

ピクシーシュリンプは、水中の溶存酸素を呼吸しています。酸素不足になると、上記のような症状が現れ、最悪の場合、死に至ります。特に、夜間は光合成が行われないため、酸素濃度が低下しやすいため注意が必要です。

おすすめの水草・藻類

小瓶での飼育には、小型で成長が遅い水草が適しています。以下のような種類がおすすめです。

  • ウィローモス:非常に小型で、育成が容易なため初心者にもおすすめです。活着させれば、メンテナンスも容易です。
  • アヌビアスナナ:小型で丈夫な種類です。活着させれば、長期にわたって維持できます。
  • ミクロソリウム:丈夫で育てやすく、様々な環境に適応します。

これらの水草は、ホームセンターやペットショップで容易に入手できます。ただし、農薬などが付着していないものを選ぶように注意してください。購入前に、店員に確認することをお勧めします。

水草の導入方法

水草を導入する際には、水槽の水に水草を数分間浸けてから入れるようにしましょう。これにより、水草の急激な環境変化によるストレスを軽減できます。また、水草の量が多すぎると、逆に光合成による酸素供給量を超えてしまい、夜間の酸素不足を招く可能性があるため、水槽のサイズに合った量を導入することが重要です。

専門家のアドバイス

熱帯魚飼育に詳しい専門家によると、「ピクシーシュリンプの飼育においては、水質管理が最も重要です。小さな水槽では水質の悪化が非常に早く進むため、こまめな水換えと、酸素供給のための工夫が不可欠です。水草の導入は有効な手段ですが、種類や量を適切に選ぶことが重要です。また、水槽内の清掃も定期的に行うことで、水質の悪化を防ぐことができます。」とのことです。

まとめ

ピクシーシュリンプの飼育は、水質管理と酸素供給が鍵となります。こまめな水換え、適切な水草の導入、そして水槽の清掃を心がけることで、健康で長生きするピクシーシュリンプを飼育することができます。もし、飼育に不安を感じたら、専門家やペットショップの店員に相談することをお勧めします。

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