ビーシュリンプ水槽のコケ対策:緑色に覆われた水槽からの脱出方法

ビーシュリンプ×水草水槽のコケ対策に困っています。先日同様の質問をしたのですが、必要な情報が欠けていたため新たに質問を立てました。水草水槽を立ち上げ、そこでビーシュリンプを飼っています。セッティングから3週程度たち、コケが少々気になりだしてきました。水槽サイズは60×45×45 フィルターは2217+給水にP2。生物ろ材のみです。底 アマゾニア 照明は20W×4 CO2は1滴/3秒 照明とCO2は8時間です。消灯時はエアレーション 水替えは毎日1/5程度。所持水槽はこれ一台のみです。生体はネオンテトラ×10 ビーシュリンプ×20 コケ対策生物はオトシンクルスネグロ×4、石巻×5です。えさはテトラにフレークを一つまみ。5分で完食する量。エビ用のえさをほんの少し沈めてます。こちらは1晩で消えています 水変え前の水質は アンモニア0、亜硝酸は1mg/L以下、硝酸塩は20mg/L程度です。ここでコケを退治するには、通常ならコケ取り生物を入れるのでしょうが、ビーシュリンプがいるのでヤマトやペンシル、ブラックモーリー等は入れないようにしていました。草は、ミクロソリウム、アヌビアス各種、ラージマヤカ、グリーンロタラ、ロタラインディカ、ネシャマンドラアルターニフォリア、ポゴステモンデカネンシス、ウォーターマッシュルーム、ホシクサ、キューバパールグラス、モス各種です。草の量は写真のとおりです。コケが多いのは、特に前のほうで、キューバパールとポゴステモン、マヤカの葉の周りに、茶色のとろろ昆布みたいなやつ ホシクサの周りに緑の膜状こけ?細菌? が毎日取ってもでできます。コケの原因として、照明が強いことも考えましたが キューバパールなど光強めが良いとなっているので、照明を弱めても良いものか不明でそのままにしています。前回の質問で、アマゾニアは3週程度じゃ安定しないとのご意見もいただいていたので、安定するまでこのまま我慢して、そのときまでにだめになってしまった草は 新たに購入して植えなおそうかとも考えているのですが、できることならエビもいますし、安定した後にソイルを触りたくはないです。そこで、質問1 ビーシュリンプの水槽で、この状況の対処としてコケ対策生物を入れる場合、どの種なら可能でしょうか。ビーは繁殖させたいです。質問2 今ある水草を育てるうえで、コケ予防として照明のコントロールはしないほうが良いでしょうか。その他、ビーシュリンプ×水草水槽のコケ対策として何かいい案がありましたら。教えていただけませんでしょうか。よろしくお願いします。補足エビは来てからまだ1週間ということもあり★になっていませんが 緑苔の辺りにはいません 放水パイプの位置を高くして、前にも水が行くようにしましたが 止水域があるのかと不安です 実際水流があるかはどうやって調べれば良いですか? 緑苔は、土臭い気がするのですが、ホシクサの表面にぺったりついて ピンセットでつまむと膜のように剥れます 臭いは違うけど形は藍藻の様です 藍藻というのははっきりわかるほどの臭いでしょうか?

ビーシュリンプ水槽のコケ対策:状況分析と解決策

まず、ご質問いただいた状況を整理し、それぞれの質問にお答えしていきます。現状は、立ち上げ3週間の水槽で、茶色のとろろ昆布状のコケと緑色の膜状のコケ(藍藻の可能性あり)が発生している状態です。ビーシュリンプの繁殖も目指しており、既存の水草(ミクロソリウム、アヌビアス、キューバパールグラスなど)の育成も重要です。

質問1:ビーシュリンプ水槽で安全なコケ対策生物は?

ビーシュリンプの繁殖を考慮すると、ヤマトヌマエビやオトシンネグロ以外の選択肢も検討する必要があります。ヤマトヌマエビはコケ取り能力が高く、ビーシュリンプへの影響も少ないとされていますが、繁殖期にはビーシュリンプの卵を食べてしまう可能性があります。オトシンネグロは比較的温和ですが、水槽環境によってはうまくコケを食べない場合もあります。

ビーシュリンプの繁殖を優先するなら、ミナミヌマエビがおすすめです。コケ取り能力はヤマトヌマエビほど高くありませんが、ビーシュリンプと共存しやすく、繁殖にも影響を与えにくいでしょう。また、石巻貝は既に導入済みですが、種類によっては繁殖力が強く、数を管理する必要があります。

質問2:コケ予防のための照明コントロールは必要か?

キューバパールグラスなど、高光量を好む水草を育成しているため、照明を弱めることに抵抗があるのは理解できます。しかし、コケの発生は光量過多が原因の一つである可能性が高いです。光合成による栄養過多がコケの繁殖を促進していると考えられます。

照明のコントロールは、光量を減らすだけでなく、照射時間を短縮することも有効です。現状8時間ですが、6時間程度に短縮し、様子を見て調整することをお勧めします。また、光の強さを調整できるLEDライトへの変更も検討してみましょう。

その他のビーシュリンプ水槽のコケ対策

コケ対策は、生物導入だけでなく、水槽環境の改善も重要です。

  • 水質管理の徹底:毎日1/5の水換えは良いですが、底床の掃除も定期的に行いましょう。底床に溜まった有機物がコケの栄養源となります。底床掃除は、底床全体を掃除するのではなく、コケの発生が多い部分を中心に、優しく吸い上げるように行いましょう。
  • CO2添加量の調整:CO2添加は水草の成長を促進しますが、過剰な添加はコケの発生を招く可能性があります。1滴/3秒は現状維持で良いですが、コケの発生状況を見ながら調整が必要かもしれません。CO2の添加量と照明時間を調整することで、水草の成長を促進し、コケの発生を抑えることができます。
  • 水流の改善:止水域があるとコケが発生しやすくなります。現状、放水パイプの位置を高くしたとのことですが、水流の強さや方向を調整し、水槽全体に水が行き渡るように工夫しましょう。水流の確認には、小さな葉っぱや軽い物を水面に浮かべて、流れを確認する方法があります。
  • 濾過能力の向上:フィルターは2217を使用とのことですが、水槽サイズに対して十分な濾過能力があるか確認しましょう。必要であれば、フィルターの清掃や交換、もしくは追加フィルターの導入を検討してください。
  • 餌の量:餌は5分で完食する量とのことですが、残餌はコケの栄養源になります。少量を数回に分けて与えるようにしましょう。また、エビ用の餌は、沈むタイプのものを選んで、底床に届くように工夫しましょう。
  • 定期的なメンテナンス:コケ取りはこまめに行うことが大切です。ピンセットなどで丁寧に除去しましょう。コケの発生状況を記録し、対策の効果を確認しながら、継続的なメンテナンスを行うことが重要です。

緑色の膜状のコケ(藍藻の可能性)について

土臭い匂いと膜状の形状から、藍藻の可能性が高いです。藍藻は、強い光や栄養過多によって発生しやすいため、上記で述べた照明時間や餌の量のコントロールが重要です。藍藻は独特の臭いを持ちますが、必ずしも強い臭いとは限りません。臭いの有無よりも、膜状に広がる様子や土臭い匂いを重視して判断しましょう。藍藻が発生している場合は、徹底的な水換えと底床掃除が必要です。

専門家の視点

アクアリストの経験豊富な専門家によると、水槽立ち上げ直後は、水質の安定化に時間がかかるため、コケの発生は避けられないことが多いです。しかし、適切な対策を行うことで、コケの発生を抑えることができます。焦らず、一つずつ対策を行い、水槽環境を改善していくことが重要です。

まとめ

ビーシュリンプ水槽におけるコケ対策は、生物導入と環境改善の両面からのアプローチが必要です。ビーシュリンプの繁殖を考慮し、ミナミヌマエビなどの導入、照明時間や餌の量の調整、水流の改善、濾過能力の確認、定期的なメンテナンスなど、具体的な対策を実行することで、美しい水草水槽を維持できるでしょう。コケの発生は水槽環境のバロメーターです。原因を特定し、適切な対策を行うことで、より健全な水槽環境を築き、ビーシュリンプの繁殖にも成功できるはずです。

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