ビカクシダの葉が茶色く、穴が開いている!復活させる方法と適切な肥料について

ビカクシダを購入してきたのですが、全体的に葉が茶色くなっていたり、穴が空いていたりとあまり見た目が綺麗ではありません。部屋に飾るのでとても気になるのですが、新しい葉ができるまで我慢するしか無いのでしょうか?あと、店の人に肥料をやればやるだけ育つと聞いたのですが、肥料はハイポネックスでもいいのですか?

ビカクシダの葉の茶色や穴の原因と対処法

ビカクシダの美しい姿を楽しむためには、葉の茶色や穴といった問題を解決することが大切です。これらの症状は、様々な原因が考えられます。購入直後の状態から判断すると、輸送中のストレスや、適切な管理がなされていなかった可能性が高いです。

考えられる原因

* 乾燥: ビカクシダは湿度を好む植物です。乾燥した環境では葉が茶色く枯れ、ひどい場合は穴が開くこともあります。特に、輸送中の乾燥は大きなダメージを与えます。
* 日焼け: 直射日光に長時間当たると、葉が日焼けを起こし、茶色く変色したり、穴が開いたりします。特に、葉が薄い若い葉は日焼けしやすいです。
* 水やり不足・過剰: 水やりが不足すると葉が乾燥し、茶色くなります。逆に、水やりが多すぎると根腐れを起こし、葉にダメージを与えます。
* 病気や害虫: 病気や害虫の被害も考えられます。葉に異常が見られる場合は、よく観察し、適切な対処が必要です。
* 輸送時のダメージ: 購入前にすでにダメージを受けていた可能性があります。葉の損傷は、輸送中の振動や衝撃によって生じる場合があります。

具体的な対処法

まずは、現在の環境を見直してみましょう。

  • 適切な場所に置く: 直射日光を避け、明るい日陰に置きましょう。レースカーテン越しの光が理想的です。
  • 湿度を上げる: ビカクシダは湿度を好むため、加湿器を使用したり、霧吹きで葉に水を吹きかけたりしましょう。周囲に水を張ったトレーを置くのも効果的です。特に乾燥しやすい冬場は注意が必要です。
  • 適切な水やり:用土が乾いてから、たっぷりと水やりをします。鉢底から水が流れ出るまでしっかり水をあげ、その後は水はけの良い鉢を使用することが大切です。水やり後、受け皿に溜まった水は捨てましょう。根腐れを防ぐために、水やりは土の表面が乾いてから行いましょう。
  • 通風を確保する: 常に風通しの良い場所に置きましょう。風通しが悪いと病気や害虫が発生しやすくなります。
  • 観察と記録: ビカクシダの状態を毎日観察し、変化を記録しましょう。写真に撮っておくと、変化を比較しやすくなります。問題が発生した場合は、原因を特定しやすくなります。
  • 新しい葉の育成: 茶色くなった葉は、残念ながら元に戻ることはありません。しかし、適切な環境を整えることで、新しい健康な葉が成長してきます。焦らず、じっくりと育てましょう。

ビカクシダの肥料について

肥料は生育を促進しますが、与えすぎると根を傷める可能性があります。特に、購入直後の弱っている状態では、肥料を与えすぎるとかえって悪影響を及ぼす可能性があります。

ハイポネックスの使用について

ハイポネックスは、一般的な植物用肥料として広く利用されていますが、ビカクシダには必ずしも最適とは限りません。ハイポネックスは比較的成分が濃いので、薄めて使用する必要があります。ビカクシダはデリケートな植物なので、肥料を与える際は、薄めた液肥を少量ずつ与えることが重要です。

適切な肥料の選び方と与え方

ビカクシダに適した肥料は、緩効性肥料や、観葉植物用の薄めた液肥です。

  • 緩効性肥料: 粒状の肥料で、ゆっくりと効き目が持続します。土に混ぜ込んで与えます。与えすぎると根を傷める可能性があるので、パッケージの指示をよく読んで使用しましょう。
  • 観葉植物用液肥: 水で薄めて与える液肥です。生育期(春~秋)に、月に1~2回程度与えましょう。使用量は、パッケージの指示に従ってください。薄めすぎても効果がないので、適切な濃度を守ることが大切です。

肥料を与える際には、以下の点に注意しましょう。

  • 生育期に与える: 生育期(春~秋)は成長が活発なため、肥料を必要とします。休眠期(冬)は肥料を与えないか、ごく少量にしましょう。
  • 薄めて与える: パッケージの指示に従って、必ず薄めて与えましょう。濃度が高すぎると、根を傷めてしまいます。
  • 様子を見ながら調整する: 植物の状態を見ながら、肥料の量や頻度を調整しましょう。葉の色や生育状況をよく観察し、必要に応じて調整することが大切です。

専門家のアドバイス

ビカクシダの栽培に詳しい園芸のプロは、「ビカクシダはデリケートな植物なので、環境の変化に弱いです。購入直後は、特に注意深く管理する必要があります。新しい環境に慣れるまで、しばらく様子を見て、徐々に肥料を与えていくことが重要です。」とアドバイスしています。

まとめ

ビカクシダの葉の茶色や穴は、乾燥、日焼け、水やり、病気など様々な原因が考えられます。まずは、環境を見直し、適切な管理を行うことが大切です。肥料を与える際は、薄めた液肥を少量ずつ与え、植物の状態をよく観察しながら調整しましょう。焦らず、じっくりと育てて、美しいビカクシダの姿を楽しみましょう。

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