ビオラの復活と美しい株姿の作り方|冬の寒さで伸びた茎の対処法

ビオラの育て方について教えてください。寒さのせいか茎が、だよ~ん伸びて広がっておじぎしてきました。以前よりしゃっきりしません。お水は4、5日に一度くらいあげています。(屋外では)ここ4,5日温かい部屋の中で様子をみていますが、顕著な復活は見えません。また、枯れた花は摘み取っていますが、摘み取ったあとに長い茎が残りますがこれはどうすればいいのでしょうか?以前のようにわんさか花がこんもりとなるようにしたいです。茎を?どんどん切っていくというような事も聞きますがどのくらい切ればいいのでしょうか?よろしくお願いいたします。

冬のビオラ、茎が伸びてしまった原因と対策

寒さで茎が伸び、株が乱れてしまったビオラ。原因はいくつか考えられます。

1. 光の不足

冬は日照時間が短く、日当たりが悪い場所に置いてあると、光を求めて茎が徒長(茎が間延びすること)します。特に室内に取り込んだ場合、窓辺でも光の量が屋外に比べて少ないため、茎が伸びやすくなります。

2. 水やりの問題

水やりは、土の表面が乾いてから行うのが基本です。4~5日に一度という頻度は、気温や土の状態によって適切でない場合があります。土の乾き具合を確認し、乾燥している部分にしっかり水を与えるようにしましょう。過湿は根腐れの原因にもなりますので注意が必要です。

3. 温度変化

屋外と室内の温度差が大きいと、植物にストレスがかかり、茎が伸びやすくなります。急激な温度変化を避けるために、徐々に温度を調整してあげましょう。

4. 栄養不足

生育期に十分な肥料を与えていない場合、植物の生育が弱まり、茎が細く伸びてしまいます。特に冬場は、生育が緩慢になるため、肥料の吸収も悪くなります。

伸びた茎の対処法と剪定方法

伸びてしまった茎を元に戻すことはできませんが、適切な剪定で株のバランスを整え、美しい姿を取り戻すことができます。

1. 枯れた花の摘み取り(摘芯)

枯れた花を摘み取ることは、次の花を咲かせるための重要な作業です。花柄だけでなく、花の下にある葉っぱの付け根まで切り取る「摘芯」を行うと、株がコンパクトにまとまり、新しい芽の出を促します。

2. 茎の切り戻し

伸びすぎた茎は、全体の1/3~1/2程度を切るのが目安です。切り戻すことで、株の生育が促進され、新しい芽が出てきます。切る位置は、葉の付け根の上で、斜めに切るようにしましょう。

3. 徒長した茎の処理

特にひどく伸びてしまった茎は、株元から切り取っても構いません。株がスカスカになるのを防ぐために、バランスを見ながら剪定しましょう。

ビオラの復活と美しい株姿のための具体的なステップ

1. **日当たりの良い場所に移動:** ビオラを、日当たりの良い場所に移動させましょう。南向きの窓辺が理想的です。
2. **水やりを見直す:** 土の表面が乾いてから、たっぷりと水やりをします。鉢底から水が流れ出るまで与え、受け皿に溜まった水は捨てましょう。
3. **肥料を与える:** 冬でも生育は続くため、緩効性肥料を少量与えましょう。
4. **適切な剪定を行う:** 伸びすぎた茎を1/3~1/2程度切り戻し、枯れた花は摘芯します。
5. **温度管理:** 急激な温度変化を避け、安定した環境を保ちましょう。

専門家の視点:ビオラの生育と剪定

園芸アドバイザーの山田先生に、ビオラの剪定について伺いました。

「ビオラの剪定は、株の生育を促し、花付きをよくする重要な作業です。伸びすぎた茎をそのままにしておくと、株が弱り、花付きが悪くなります。適切な剪定を行うことで、コンパクトで花いっぱいの美しい株に育てることができます。ただし、切りすぎると株が弱ってしまうため、バランスを見ながら剪定することが大切です。」

ビオラを元気に育てるためのポイント

* 適切な日当たり:できるだけ日当たりの良い場所に置きましょう。
* 水はけの良い土:水はけの良い土を使用しましょう。
* 適度な水やり:土の表面が乾いてから水やりを行いましょう。
* 肥料の与え方:生育期には緩効性肥料を定期的に与えましょう。
* 病気や害虫への対策:病気や害虫を見つけたら、適切な対策を行いましょう。

まとめ

冬の寒さで茎が伸びてしまったビオラも、適切なケアと剪定で復活させることができます。日当たり、水やり、肥料、剪定に注意し、美しい花を咲かせましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)