ヒョウモンリクガメの飼育環境と健康管理:改善点とアドバイス

ヒョウモンリクガメ飼育5年目です。 ペットショップで教えてもらったとおりに普通に飼育していて実は特に気をつけたこともありません。 買ってきたときは5センチほどだったでしょうか。 今は15センチくらい、600グラムくらいになります。 普通でしょうか? なんだか最近急に重くなったような気がしています。 最近やっと飼育方法をきちんと調べてみようと思い調べると、みなさん試行錯誤されているようなので、このままじゃいけない!と餌などを改めました。 今まではほとんどがペレットのみでした。ペレットを二日おきくらいのペースであげていました。 今はペレットと野菜を半分ずつくらいを朝に一回一日おきです。 カルシウムに、ボレー粉・卵の殻を粉にしたものを週一回ふりかけています。 散歩に行くと石や土を食べてしまうので、塩土を毎回少しかけて与えています。 塩土は毎日与えてもいいと獣医さんがおっしゃっていたので。 気温が25度以上、晴れの場合はコンクリートのベランダ。 秋から暖かくなるまでは八畳ほどのフローリングで放し飼いです。 どちらもシェルターを三つ、部屋には餌場にライトなどを照らしています。 冬場でも夜は保温ライトもすべて消していたので気温がどの程度下がっていたのかはわかりません。 また、湿度は今まで一度も気にしたことがなかったのでまったくわかりません。 雪が降ったりするくらい寒いときのみ、水槽に入れていました。床材はウォールナッツサンドを使用しています。 一月ほど前に初めて駆虫というものを知り、病院に通ったところ、ジアルジアだけだったのですが数がものすごくいるということで薬を飲ませましたが効果はほとんどなく、これ以上薬は飲ませられないということで終わってしまいました。 これからは冬前には病院で駆虫したほうがいいのかな、と考えています。 見た感じ甲羅のゆがみなどはなく、うちの子が一番な感じで綺麗です。 よく食べ、よく寝て、よく動いて、排便は週に1~2回大量です。 温浴は真夏の天気がよい日に2・3回、汚れている時にしかしません。 なにか改善したほうがよいところはありますか? フローリングにはウサギのケージ、ハムスターのケージがあり、一匹ずついます。 天気がよい日はセキセイインコのつがい、桜文鳥一匹の入った鳥かごを上にぶらさげています。 それぞれの動物を触った後は石鹸で手洗いをして次の動物の世話をしています。

ヒョウモンリクガメの成長と現在の飼育環境

5年で15cm、600gというのは、成長のペースとしてはやや早いかもしれません。個体差はありますが、通常はもう少しゆっくりと成長します。最近急に体重が増えたとのことですが、これは餌の変更や、もしかしたら少し太り気味になっている可能性も考えられます。 現在の飼育環境にはいくつか改善すべき点があります。

餌と給餌方法

ペレットのみの給餌は栄養バランスが偏っている可能性があります。野菜を半分ずつにするのは良い改善点ですが、種類を豊富にすることが重要です。ヒョウモンリクガメは雑食性で、様々な野菜や果物、野草などを必要とします。

  • 野菜:レタス、小松菜、チンゲンサイ、カボチャ、ニンジンなど。ただし、レタスは水分が多いので与えすぎに注意。
  • 果物:リンゴ、バナナ、イチゴなど。少量を時々与える程度に。
  • 野草:タンポポ、クローバー、オオバコなど。安全な野草を選んで与えましょう。
  • カルシウムサプリメント:ボレー粉や卵殻カルシウムは週1回ではなく、毎日少量をふりかける方が効果的です。

ペレットは主食ではなく、あくまで補助的なものとして考えましょう。野菜中心の食事に切り替えることが重要です。

飼育環境

コンクリートのベランダは、夏場は高温になりやすく、冬場は低温になりやすいので、温度管理が難しいです。特に冬場の保温は必須です。

  • 温度管理:夏場は直射日光を避け、日陰を作るなど工夫が必要です。冬場は保温器具(バスキングランプ、セラミックヒーターなど)を使用して、25~30℃を保つようにしましょう。夜間も最低気温15℃以上を維持することが理想です。
  • 湿度管理:ウォールナッツサンドは乾燥しやすいので、霧吹きなどで湿度を上げる必要があります。湿度計で湿度を測り、40~60%を目安に管理しましょう。床材をココナッツファイバーなどに変更するのも良い方法です。
  • シェルター:シェルターは複数用意することで、カメが安心して休息できる場所を提供できます。隠れ家としてだけでなく、温度差のある場所を用意することも重要です。
  • 床材:ウォールナッツサンドは、埃っぽく、カメが誤って食べてしまう可能性があります。より安全な床材(ココナッツファイバー、爬虫類用の土など)への変更を検討しましょう。

塩土の与え方

塩土は毎日与える必要はありません。必要以上に塩分を摂取すると、カメの健康に悪影響を及ぼす可能性があります。獣医さんの指示に従うことは大切ですが、適切な量と頻度を確認しましょう。

駆虫

ジアルジアの駆虫がうまくいかなかったとのことですが、再検査と別の治療法の検討が必要かもしれません。信頼できる爬虫類専門の獣医さんに相談することをお勧めします。

その他の注意点

* 多頭飼育:ウサギ、ハムスター、鳥類と同一空間で飼育するのは、衛生面やストレスの面から好ましくありません。それぞれの動物を完全に隔離して飼育する必要があります。
* 石や土の摂取:散歩中に石や土を食べてしまうのは、ミネラル不足や消化不良の可能性があります。餌の栄養バランスを見直し、必要であればサプリメントを検討しましょう。
* 温浴:温浴は週に1回程度行うのが理想です。汚れや脱皮の際に役立ちます。

専門家の視点

爬虫類専門の獣医さんは、カメの健康状態を適切に判断し、必要な治療やアドバイスを提供してくれます。飼育に不安を感じたら、すぐに相談しましょう。

まとめ

ヒョウモンリクガメの健康な飼育には、適切な餌、温度・湿度管理、衛生管理が不可欠です。今回のケースでは、餌の偏り、不適切な飼育環境、駆虫の失敗などが問題となっています。これらの点を改善することで、カメの健康状態は大きく改善するでしょう。専門家のアドバイスを受けながら、より良い飼育環境を整えてあげましょう。

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