Contents
ヒョウモントカゲモドキの飼育に関するご質問への回答
まず、ヒョウモントカゲモドキの飼育を始めて一週間、おめでとうございます! これからレオパとの楽しい日々が待っていることでしょう。ご質問にお答えしていきます。
① レオパの適切なコオロギのサイズ
9月下旬生まれのレオパはまだ幼体です。幼体期は成長が早く、食欲旺盛です。Lサイズのコオロギを食べていたことから、現状ではSサイズは小さすぎる可能性が高いです。 Mサイズか、やや大きめのSサイズを試してみてください。 レオパの体長や体重を考慮し、コオロギの大きさはレオパの頭の幅の1.5倍程度が目安です。 食べ残しがないように、数匹ずつ与え、様子を見ながら調整しましょう。 食べ残しが多い場合は、数を減らします。
② 湿度が80%を超える原因
朝は40%、その後80%を超えるとのこと。これは水槽内の温度変化と、人工芝の吸湿性が原因として考えられます。 パネルヒーターの熱で、水槽内の空気が暖められ、人工芝がその湿気を吸収し、夜間に放出している可能性があります。 また、水槽の通気性も重要です。 蓋を完全に閉め切らず、わずかな隙間を作るか、通気口を設けることで、湿度のコントロールに役立ちます。 霧吹きは朝だけにするのではなく、湿度をみて調整しましょう。デジタル湿度計の使用もおすすめです。
③ 猫からのストレス
猫が水槽をじっと見ていることは、レオパにとってストレスになる可能性があります。 猫は好奇心旺盛で、レオパを捕食対象と認識する可能性も否定できません。 水槽を高い場所に置く、猫が近づけないように工夫するなど、レオパが安全に過ごせる環境を作る必要があります。 例えば、猫が登れない棚に水槽を置く、水槽の前に猫よけグッズを設置するなどが考えられます。
ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)
④ 水槽の移動によるストレス
世話のたびに水槽を移動させることは、レオパにとってストレスになります。 水槽の移動は最低限に抑え、落ち着ける環境を維持することが大切です。 可能であれば、水槽を固定できる場所を探したり、より大きな水槽に移して、隠れ家などを充実させることで、レオパが落ち着いて過ごせるように工夫しましょう。
⑤ レオパの体重と痩せ具合
画像がないため、痩せているかどうかは判断できません。しかし、14gから17gに増加しているのは良い兆候です。 体重増加のペース、食欲、排泄の状態などを総合的に判断する必要があります。 心配な場合は、爬虫類に詳しい獣医に相談することをお勧めします。
⑥ 糞の中にコオロギの頭
糞の中にLサイズのコオロギの頭があったとのこと。これは消化不良の可能性が高いです。 コオロギが大きすぎる、またはレオパの消化能力を超えている可能性があります。 コオロギのサイズを小さくする、消化を助けるサプリメントを与える(獣医に相談の上)などの対策が必要です。 また、コオロギを十分に温めてから与えることも重要です。 コオロギは冷えていると、レオパの消化器官で動き回ってしまい、消化不良を起こしやすくなります。
レオパ飼育環境の改善策
より快適な環境を作るために、以下の点を改善することをお勧めします。
- 水槽のサイズ:30x17cmの水槽は、成体にはやや小さいです。将来的に、より広い水槽への移行を検討しましょう。
- 床材:人工芝は、レオパが引っ掛かりやすい可能性があります。爬虫類用の床材に交換することを検討しましょう。ペーパータオルやキッチンペーパーなども良い選択肢です。
- シェルター:ウェットシェルターは、脱皮の際に特に重要です。レオパが入りやすいように、サイズや形状を見直しましょう。 隠れ家となるシェルターは複数用意する方が安心です。
- 温度管理:パネルヒーターだけでは温度管理が難しい場合があります。温度計・湿度計を複数設置し、適切な温度と湿度を保てるように調整しましょう。スポットヒーターなど、他の保温器具を検討するのも良いでしょう。
- 給餌:コオロギのサイズはレオパのサイズに合わせて調整し、ピンセットで直接与えることも検討しましょう。これにより、レオパが食べている様子を確認しやすくなります。
- 定期的な健康チェック:レオパの体重、食欲、排泄の状態などを定期的にチェックし、異常があればすぐに獣医に相談しましょう。
専門家への相談
爬虫類の飼育は、専門知識が必要です。 飼育に不安がある場合、またはレオパに異常が見られる場合は、爬虫類専門の獣医に相談することを強くお勧めします。 早期発見・早期治療が、レオパの健康を維持するために非常に重要です。