パキラの室内栽培:日照不足の部屋でも大丈夫?育て方のコツとポイント

観葉植物の栽培について パキラの木を部屋で育てたいと思っています。育て方を見ると、夏以外は太陽の光を浴びた方がいいと書かれています。部屋の入口に置きたく、太陽の光に浴びない場所での栽培は難しいですか?大きく成長する事を望んではおらず、ただ枯れてしまうようでしたら諦めたいと思っています。間接的な光で日光の光が入り、真っ暗な場所ではありませんが、光を直接浴びるといえる場所でもありません。室内の電気(部屋の電気)は1日7、8時間は付けている状態です。

パキラの生育と光の関係

パキラは熱帯アメリカ原産で、日光を好む植物です。生育期である春から秋にかけては、十分な日光に当てて育てるのが理想的です。しかし、冬場は直射日光を避け、明るい日陰で管理するのが一般的です。 質問にあるように、夏以外の太陽光を必要とする記述は、生育を促進し、より健康な状態を保つためのものです。しかし、必ずしも直射日光が必要というわけではありません。

部屋の入口での栽培:可能性と課題

部屋の入口という場所では、太陽光の直接照射は期待できません。しかし、間接光が差し込む程度であれば、パキラの栽培は不可能ではありません。重要なのは、光の量光の質です。

光の量:十分な間接光を確保する

パキラは、直射日光がなくても、ある程度の光量が必要です。部屋の入口に置いた場合、窓からの間接光がどの程度届くかを確認しましょう。もし、薄暗い状態が続くようであれば、生育に悪影響が出ることが予想されます。

* 対策:

  • 窓からできるだけ近い場所に置く
  • 窓際に観葉植物用のスタンドライトを設置する(LEDライトがおすすめ)
  • 定期的に、明るい場所に移動させる(数時間程度)

光の質:葉への光の当たり方を工夫する

パキラは、葉全体に光が当たるように配置することが大切です。一方通行の光しか当たらないと、葉の成長に偏りが生じ、見た目が悪くなる可能性があります。

* 対策:

  • 定期的に鉢を回転させる
  • 葉の向きを調整する

室内の電気(照明)の効果

1日7~8時間、室内照明をつけていることは、パキラの生育に多少はプラスに働きます。しかし、植物育成用のLEDライトと比べると、光量や光の質が劣るため、生育を十分に促進するには不十分です。あくまで補助的な役割と考えてください。

パキラの生育を維持するためのポイント

大きく成長させたくないというご希望であれば、以下の点に注意しましょう。

鉢のサイズと土

小さな鉢に植えて、根詰まりを防ぐようにします。根詰まりすると生育が抑制されます。また、水はけの良い土を使用しましょう。

水やり

土の表面が乾いてから水やりを行いましょう。やりすぎると根腐れの原因となります。冬場は控えめにします。

肥料

生育期(春~秋)に、観葉植物用の液体肥料を薄めて与えます。肥料のやりすぎは、根を傷める原因となりますので注意が必要です。

専門家のアドバイス:植物医の視点

植物医の立場から見ると、パキラは比較的室内栽培に適応しやすい植物ですが、光が不足すると葉が落ちたり、生育が遅くなったりする可能性があります。 間接光のみの環境では、生育は緩慢になることを覚悟する必要があります。成長を促進したい場合は、追加照明の導入が効果的です。ただし、照明の当てすぎは葉焼けを起こす可能性があるため、注意が必要です。

まとめ:光環境の改善でパキラの室内栽培を実現

部屋の入口という場所でも、適切な対策を講じることでパキラを育てることは可能です。 光の量と質を改善し、水やりや肥料管理に気を配ることで、枯れることなく、健康な状態を維持できるでしょう。 まずは、窓からの間接光を最大限に利用し、必要に応じて補助照明を導入することを検討してみてください。 大きく育てる必要がないのであれば、生育が緩慢になることを受け入れ、こまめな観察と適切なケアを継続することで、パキラとの共存を楽しめるはずです。

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