バルコニーの種類と選び方:雨漏り対策や延床面積への影響

バルコニーについて質問なんですが、バルコニーでもいろいろタイプがあるみたいで、バルコニーの下が1階の部屋になっている場合と、建物からせり出して作られている場合(この場合はバルコニーの下屋はないですね)せり出して作られている場合は、延べ床面積に含まれるのでしょうか?また下に部屋がないと雨漏りの心配もないと思うのです。せり出したバルコニーと下屋があるバルコニーの違い等について教えてください

バルコニーの種類と特徴

バルコニーは、マンションや戸建て住宅に設置される屋外空間で、その構造や位置によって大きく異なる特徴を持ちます。大きく分けて、以下の2種類があります。

1. 下屋付きバルコニー(庇付きバルコニー)

これは、バルコニーの真下に1階部分の部屋や通路があるタイプです。バルコニーは建物の構造の一部として、屋根(下屋)で覆われています。

  • メリット:雨や直射日光から比較的保護され、洗濯物を干したり、くつろいだりするのに適しています。プライバシーも比較的確保しやすいです。
  • デメリット:1階部分の部屋からの視線が気になる場合もあります。下屋の構造によっては、圧迫感を感じる可能性があります。また、下屋部分のメンテナンスが必要になる場合があります。
  • 雨漏りリスク:下屋があるため、雨漏りのリスクはありますが、適切な施工と定期的なメンテナンスによって軽減できます。防水処理の確認が重要です。

2. せり出しバルコニー(独立型バルコニー)

建物からせり出すように作られたバルコニーで、真下に部屋や通路がなく、空中に張り出した構造になっています。

  • メリット:開放感があり、眺望が楽しめます。プライバシーも比較的確保しやすいです。下屋がない分、圧迫感を感じにくい傾向があります。
  • デメリット:雨や直射日光にさらされるため、家具や洗濯物への影響を受けやすいです。強風にも弱く、安全対策が必要です。また、設置費用が高くなる傾向があります。
  • 雨漏りリスク:下屋がないため、雨漏りのリスクは高くなります。防水処理が非常に重要で、定期的な点検が必要です。排水溝の詰まりにも注意が必要です。

延べ床面積への影響

せり出しバルコニーは、一般的に延べ床面積に含まれません。一方、下屋付きバルコニーは、その構造によっては延べ床面積に含まれる場合もあります。これは、バルコニーの面積や高さ、建築基準法などの規定によって異なります。具体的な判断は、建築確認申請の際に建築士に確認する必要があります。

雨漏り対策

どちらのタイプのバルコニーも、雨漏り対策は非常に重要です。

下屋付きバルコニーの雨漏り対策

  • 定期的な点検:下屋の防水層の劣化や亀裂がないか定期的に点検しましょう。ひび割れを発見したら、速やかに補修が必要です。
  • 排水溝の清掃:排水溝にゴミや枯葉が詰まると、水が滞留し、雨漏りの原因になります。定期的に清掃しましょう。
  • 防水コーティング:防水コーティングを施すことで、防水層の寿命を延ばし、雨漏りを予防できます。

せり出しバルコニーの雨漏り対策

  • 高品質な防水材の使用:防水材の選定は非常に重要です。耐候性や耐久性に優れた高品質な防水材を選びましょう。専門業者に相談することをお勧めします。
  • 適切な勾配:バルコニーの床に適切な勾配をつけることで、雨水がスムーズに排水されます。設計段階で十分に検討する必要があります。
  • 防水層の保護:防水層の上に保護層を設けることで、紫外線や物理的な損傷から防水層を守ります。
  • 定期的な点検とメンテナンス:定期的な点検を行い、劣化や損傷を発見したら速やかに修繕しましょう。

専門家の視点

建築士や不動産会社に相談することで、それぞれのバルコニーのメリット・デメリットを詳しく教えてもらえます。また、建物の構造や地域特性を考慮した適切なバルコニー選びのアドバイスを受けることができます。特に、雨漏り対策については、専門家の意見を参考に、適切な対策を講じるべきです。

まとめ:理想のバルコニーを実現するために

バルコニーの種類は、生活スタイルや建物の構造によって最適なものが異なります。延べ床面積への影響や雨漏りリスクなども考慮し、専門家のアドバイスを受けながら、ご自身のニーズに合ったバルコニーを選びましょう。 快適で安全なバルコニーライフを送るために、適切なメンテナンスも忘れずに行いましょう。

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