バルコニーの壁と通気:FRP立ち上がりとサイディングの隙間問題

わかりやすい答えありがとうございます。安心しました。もうひとつ質問なんですが、バルコニーの部屋側の壁ですが、FRPの立ち上がりが13cmあり、その上に水切りがついています。その上のサイディングが、隙間がなく通気できていません。FRPの立ち上がりの基礎の板と密着しているのですが、雨などは立ち上がり13cmあれば防げるとおもうので空間をあけるべきだとおもうのですが、どうでしょうか?宜しくお願いします。補足 回答ありがとうございます。ただ、うちは金物工法で銅縁がないので、縦横に空気が流れる気はしますが、ハットジョイナーがある為移動できないきもするのですが?大丈夫なのでしょうか?いろいろ聞いてすいません。

バルコニー壁の通気性:問題点と解決策

ご質問ありがとうございます。バルコニーの部屋側壁、FRP立ち上がり13cm、水切り、そしてサイディングが隙間なく密着している状態…これは、外壁の通気性が確保されていない、非常に危険な状態です。雨水の浸入や結露による腐食、カビの発生など、深刻な住宅問題につながる可能性があります。13cmのFRP立ち上がりは雨水の直接的な侵入を防ぐ効果はありますが、それだけでは不十分です。

通気層の重要性

外壁の通気層は、建物の寿命を大きく左右する重要な要素です。外壁材の裏側に空気の通り道を作ることで、以下の効果が期待できます。

  • 結露の抑制:外壁内部の湿気を外に逃がし、結露の発生を防ぎます。
  • カビ・腐食の防止:湿気によるカビや木材の腐食を防ぎ、建物の耐久性を高めます。
  • 断熱性能の向上:通気層が断熱材としての役割も果たし、省エネルギーにも貢献します。
  • 雨水の排水:壁内部に浸入した雨水をスムーズに排出します。

現状の問題点分析

現状、FRP立ち上がりとサイディングの間に隙間がなく、通気層が確保されていないことが問題です。金物工法で銅縁がなく、ハットジョイナーがあるため、移動が難しいとのことですが、この状態では、壁内部に湿気がこもりやすく、深刻な劣化につながる可能性が高いです。縦横に空気が流れるとしても、十分な通気量を確保できているとは言い切れません。

具体的な解決策

残念ながら、現状では部分的な改修は難しい可能性が高いです。ハットジョイナーの移動が困難な場合、サイディング全体を剥がして、通気層を確保する大規模な改修が必要になるかもしれません。

しかし、まずは専門家の診断を受けることを強くお勧めします。建築士や住宅診断士に現状を詳しく説明し、適切な解決策を検討してもらいましょう。彼らは、建物の構造や状況を正確に判断し、安全で効果的な改修方法を提案してくれます。

専門家への相談:具体的なステップ

1. 複数の専門家に相談する:複数の専門家に見積もりや提案を依頼することで、より客観的な判断ができます。
2. 診断内容を比較検討する:それぞれの専門家の診断内容や提案内容を比較検討し、最適なプランを選びましょう。
3. 契約前に十分に確認する:契約前に、改修内容、費用、工期などをしっかりと確認し、不明な点は解消しておきましょう。
4. 保証内容を確認する:改修工事には必ず保証が付帯されるようにしましょう。保証期間や保証内容をしっかり確認することが重要です。

DIYでの対応は危険

ご自身で改修を試みることは、建物の構造に悪影響を及ぼす可能性があるため、非常に危険です。専門家の指導なしにDIYで対応することは避けてください。

予防策と今後の注意点

今回の問題を教訓に、今後の住宅管理においても、定期的な点検とメンテナンスを心がけましょう。特に、外壁の通気性については、常に注意深く観察することが重要です。

  • 定期的な点検:少なくとも年に一度は、外壁の状況をチェックしましょう。ひび割れや隙間、汚れなどがあれば、早急に専門家に相談しましょう。
  • 専門家によるメンテナンス:定期的に専門家による点検・メンテナンスを実施することで、早期発見・早期対応が可能になります。
  • 適切な換気:バルコニーだけでなく、室内全体の換気を適切に行い、湿気を溜めないようにしましょう。

まとめ:専門家への相談が最善策

バルコニーの壁の通気不良は、放置すると深刻な問題につながります。 ご自身で対応しようとせず、まずは建築士や住宅診断士などの専門家に相談し、適切な診断と解決策を得ることが重要です。 早めの対応が、建物の寿命と安全性を守ることにつながります。

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