バラの切り花、長持ちさせるコツ|つるバラ「羽衣」や「アンジェラ」の扱い方

20種類程のバラを育てています。バラの季節になりましたね。庭に咲いたバラをたくさん摘んで切り花にして、他の宿根草などとブーケを作って部屋に飾り楽しんでいます。 大抵のバラは開花した物を切り花にしても、部屋でも充分楽しめますが、去年初めて咲いた「つる 羽衣」は切り花にしてもすぐに花びらが散ってしまい切り花向きではないのかな?と思いました。去年いくつか咲いただけの花を切り花にしただけなのでよくわからないのですが、羽衣は切り花には向いてないですか? 経験のある方、ご教授お願いします。 ちなみにアンジェラも切り花としては向いてないように思います。

バラの切り花がすぐにしおれる原因と対策

バラの切り花がすぐにしおれてしまう原因はいくつか考えられます。まず、水の吸い上げが悪くなっていることが挙げられます。これは、茎の切り口が傷んでいたり、空気に触れて乾燥したりすることで起こります。また、花びらが傷んでいる場合も、すぐに散ってしまう原因となります。さらに、品種によっては切り花に向かないものもあります。

「つる 羽衣」や「アンジェラ」は、花びらが薄く繊細な品種であることが多く、切り花に向かないと感じる方もいるようです。しかし、適切な処理をすれば、これらの品種でも比較的長く楽しむことができます。

つるバラ「羽衣」と「アンジェラ」の切り花としての特性

「つる 羽衣」と「アンジェラ」は、どちらも美しい花を咲かせる人気品種ですが、花びらが薄く、比較的早くしおれる傾向があります。これは、これらの品種が本来、長く鑑賞するための品種ではなく、花付きの良さや生育の旺盛さを重視して作られた品種であるためです。

しかし、だからといって切り花として全く楽しめないわけではありません。適切な処理を行うことで、より長く楽しむことができます。

バラの切り花を長持ちさせるための具体的な方法

バラの切り花を長持ちさせるためには、以下の点に注意しましょう。

1. 茎の処理

* 茎を斜めに切る:茎を斜めに切ることで、吸水面積を増やし、水の吸い上げを促進します。鋭利な刃物を使うことが大切です。ハサミではなく、カッターナイフを使うとより綺麗に切れます。
* 茎の下葉を取り除く:水に浸かっている葉は腐敗しやすく、雑菌の繁殖を招きます。そのため、水に浸かる部分の葉は全て取り除きましょう。
* 茎の切り口を焼く:切り口を火で軽く炙る(バーナー等を使用)ことで、雑菌の繁殖を防ぎ、水の吸い上げを促進します。これは、プロのフラワーアレンジメントでも用いられるテクニックです。
* 茎を割る:茎を数センチメートル割ることで、吸水面積を増やすことができます。特に太い茎のバラに効果的です。

2. 水の管理

* 清潔な水を毎日交換する:雑菌の繁殖を防ぐために、毎日水を交換することが重要です。
* 切り花延命剤を使用する:切り花延命剤は、水の腐敗を防ぎ、花の寿命を延ばす効果があります。ホームセンターや園芸店で手軽に購入できます。
* 適切な花瓶を選ぶ:花瓶の大きさは、バラの本数や茎の長さに合わせて選びましょう。また、口の広い花瓶は、水の蒸発が早く、雑菌が繁殖しやすいので避けた方が良いでしょう。

3. 環境

* 直射日光を避ける:直射日光は、バラの水分を奪い、花を傷めます。直射日光の当たらない場所に飾りましょう。
* 風通しの良い場所に置く:風通しの悪い場所に置くと、雑菌が繁殖しやすくなります。風通しの良い場所に飾りましょう。
* 温度変化を避ける:温度変化は、バラの寿命を縮めます。温度変化の少ない場所に飾りましょう。

4. 品種ごとの特性を理解する

「つる 羽衣」や「アンジェラ」のような、花びらが薄く繊細な品種は、他の品種よりも早くしおれる傾向があります。これらの品種は、開花直前に切り、すぐに水に浸けることが重要です。また、花びらが傷まないように優しく扱うことも大切です。

専門家のアドバイス

フラワーアレンジメントの専門家によると、「バラの切り花を長持ちさせるためには、新鮮なうちに切り、適切な処理を行うことが最も重要です。また、品種ごとの特性を理解し、それに合わせたケアを行うことも大切です。」とのことです。

まとめ

「つる 羽衣」や「アンジェラ」は、花びらが薄く繊細なため、切り花としてすぐにしおれてしまう印象があるかもしれませんが、適切な処理と管理を行うことで、比較的長く楽しむことができます。上記のポイントを参考に、美しいバラの切り花を長く楽しんでください。

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