バラのドライフラワー作成ガイド:綺麗に仕上げるためのコツと時間

バラをドライフラワーにしたいのですが、なかなか乾きません。何日ほど部屋の中に干しておけば良いのですか?また、葉っぱはとるべきですか?

バラのドライフラワー作成:乾燥時間と葉っぱの処理

バラをドライフラワーにするのは、その美しい姿を長く楽しむための素敵な方法です。しかし、乾燥には時間がかかり、適切な方法を知らないと失敗することもあります。この記事では、バラのドライフラワー作成における乾燥時間、葉っぱの処理、そしてより綺麗に仕上げるためのコツを詳しく解説します。

乾燥にかかる時間

部屋干しでの乾燥時間は、バラの種類、花の大きさ、湿度、気温などによって大きく異なります。一般的な目安としては、2週間~1ヶ月ほどかかります。しかし、これはあくまで目安であり、乾燥状態を常にチェックすることが重要です。

花びらが完全に乾燥し、触ってもパリパリとした状態になれば乾燥完了です。早急に乾燥させようとすると、花びらが変色したり、カビが生えたりする可能性があります。じっくりと時間をかけて乾燥させることが、美しいドライフラワーを作るためのポイントです。

葉っぱの処理:取るべき?残すべき?

葉っぱの処理は、ドライフラワーの仕上がりを大きく左右します。葉っぱを残したまま乾燥させると、葉っぱが腐敗し、カビが発生したり、他の花びらに悪影響を及ぼしたりする可能性があります。そのため、葉っぱは基本的に取り除くことをおすすめします

ただし、葉っぱを残したい場合は、乾燥剤を使用するなど、乾燥を促進させる工夫が必要です。葉っぱを残すことで、より自然な雰囲気のドライフラワーに仕上がる場合もありますが、失敗のリスクも高まります。初心者の方は、葉っぱを取り除いて乾燥させる方が安全です。

より美しいドライフラワーを作るための3つのコツ

部屋干しでの乾燥は、湿度や温度に左右されやすく、カビが生えやすいというデメリットがあります。より綺麗に、そして確実にバラのドライフラワーを作るためには、以下の3つのコツを意識しましょう。

1. 適切な乾燥方法を選択する

部屋干し以外にも、より早く確実に乾燥させる方法があります。

  • 吊るして乾燥させる方法:風通しの良い場所で、茎をひもなどで結び、逆さに吊るして乾燥させます。この方法は、花の形を保ちやすい反面、乾燥に時間がかかります。
  • 乾燥剤を使う方法:シリカゲルなどの乾燥剤を使用すると、短時間で乾燥させることができます。花全体を乾燥剤に埋めるか、乾燥剤を入れた密閉容器にバラを入れて乾燥させます。この方法は、花の色や形を綺麗に保つのに効果的です。
  • 押し花にする方法:花を重しで挟んで乾燥させる方法です。平らな状態になるので、アレンジメントなどに使いやすいです。ただし、花の形は崩れてしまいます。

それぞれの方法のメリット・デメリットを理解し、自分の状況や好みに合った方法を選びましょう。

2. 適切な環境を選ぶ

乾燥場所の環境も重要です。

  • 直射日光を避ける:直射日光に当てると、花びらが色あせたり、変色したりする可能性があります。風通しの良い日陰を選びましょう。
  • 湿気の少ない場所を選ぶ:湿気が多いとカビが生えやすくなります。乾燥した場所を選び、定期的に風通しを良くしましょう。
  • 温度変化の少ない場所を選ぶ:急激な温度変化も、花びらの変色やカビの原因となります。温度変化の少ない場所を選びましょう。

3. 定期的に状態をチェックする

乾燥中は、毎日状態をチェックすることが大切です。カビが生えていないか、変色していないかなどを確認し、必要に応じて乾燥方法や場所を変更しましょう。

専門家からのアドバイス:フラワーアレンジメント教室講師の意見

フラワーアレンジメント教室を運営する講師、山田花子氏にアドバイスをいただきました。

「バラのドライフラワー作りは、根気と繊細さが求められます。乾燥剤を使うと綺麗に仕上がりますが、花びらの繊細な色合いを損なう可能性も。部屋干しは時間がかかりますが、自然な風合いを残せるメリットがあります。大切なのは、乾燥の過程を丁寧に観察し、状態に合わせて対応することです。焦らず、じっくりと時間をかけて、あなただけの美しいドライフラワーを作り上げてください。」

まとめ:あなたのバラを美しくドライフラワーに

バラのドライフラワー作成は、時間と手間がかかりますが、その分、愛着のある作品に仕上がります。この記事で紹介したコツを参考に、あなただけの美しいドライフラワーを作成してください。

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