ハンドメイド雑貨に使うサンゴの扱い方:カビ対策とコーティングについて

ハンドメイド雑貨に使用するサンゴについて教えて下さい。グルーガンなどでインテリア雑貨にサンゴを接着したいと思っております。買ってきたのは、園芸用のサンゴなのですが、注意書きに「天然素材のためカビが発生する恐れがある」と書いてありました(画像参照)。袋の中には乾燥剤も入っています。質問①サンゴにカビが生えないようにする方法(殺菌)などはありますか?質問②レジンやマニキュアのコート剤などでコーティングしたら、カビは生えませんか?出来れば加工(コーティングなど)はせず、自然なままで使いたいのです。カテ違いでしたらすみません。回答宜しくお願いします。

天然サンゴを使ったインテリア雑貨制作:カビ対策と注意点

園芸用のサンゴを使って、グルーガンなどでインテリア雑貨を作成したいとのこと。天然素材であるサンゴは、湿気や温度によってカビが発生する可能性があります。せっかく作った作品がカビで台無しにならないよう、適切な対策が必要です。この記事では、サンゴのカビ対策と、レジンやマニキュアによるコーティングの効果について詳しく解説します。

質問① サンゴにカビが生えないようにする方法(殺菌)はありますか?

サンゴにカビが生えないようにするには、以下の方法が有効です。

  • 徹底的な乾燥: サンゴは購入後、直射日光を避け、風通しの良い場所で完全に乾燥させます。乾燥剤と一緒に密閉容器に入れておくのも効果的です。数日間、あるいは数週間かけてじっくり乾燥させることが重要です。
  • 紫外線殺菌: 天日干しは、サンゴの変色を引き起こす可能性がありますが、紫外線には殺菌効果があります。短時間、直射日光に当てて殺菌するのも一つの方法です。ただし、長時間当てるとサンゴの色が褪せる可能性があるので注意が必要です。UV殺菌灯を使用するのも効果的です。
  • アルコール消毒: 薬局などで手に入る消毒用アルコール(エタノール)を、スプレーボトルに入れてサンゴに吹きかけ、乾燥させることで殺菌効果が期待できます。ただし、サンゴの種類によってはアルコールで変色する可能性があるので、目立たない部分でテストしてから使用しましょう。
  • 定期的な清掃: 完成した作品は、定期的に乾いた布で優しく拭き、ホコリや汚れを取り除くことでカビの発生を防ぎます。湿気がこもらないように注意しましょう。
  • 保管環境: 完成した作品は、湿気の少ない、風通しの良い場所で保管することが重要です。直射日光や高温多湿を避け、防虫剤と一緒に保管するのも効果的です。

これらの方法を組み合わせることで、より効果的なカビ対策を行うことができます。ただし、天然素材であるサンゴはカビが発生しやすいことを理解し、定期的なチェックとメンテナンスが不可欠です。

質問② レジンやマニキュアのコート剤などでコーティングしたら、カビは生えませんか?

レジンやマニキュアなどのコーティング剤は、サンゴの表面を覆うことで、湿気や菌の侵入を防ぎ、カビの発生を抑制する効果が期待できます。

  • レジンコーティング: UVレジンは硬化後に透明で美しい仕上がりになり、サンゴの自然な美しさを損なわずに保護できます。ただし、レジンは紫外線に弱いため、直射日光の当たる場所に飾る場合は注意が必要です。
  • マニキュアコーティング: マニキュアは手軽にコーティングできますが、レジンに比べて耐久性が低く、剥がれやすい可能性があります。また、マニキュアの成分によってはサンゴの変色を引き起こす可能性もありますので、テストしてから使用することをお勧めします。

コーティングをする場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 薄く複数回塗布する: 一度に厚く塗ると、ムラになったり、気泡が入ったりする可能性があります。薄く複数回塗布することで、より均一で美しい仕上がりになります。
  • 乾燥を十分に行う: コーティング剤は完全に乾燥させてから次の作業に移りましょう。乾燥が不十分だと、表面がベタついたり、カビが発生しやすくなります。
  • 通気性を確保する: 完全に密閉してしまうと、逆にカビが発生しやすくなる可能性があります。特にレジンを使用する場合は、サンゴ全体を覆わず、部分的にコーティングするなど、通気性を確保する工夫をしましょう。

専門家の視点:サンゴの取り扱いとインテリアへの活用

インテリアコーディネーターである山田先生に、サンゴを使ったインテリア雑貨制作についてアドバイスをいただきました。

「サンゴは自然の造形美が魅力的な素材ですが、カビ対策は非常に重要です。乾燥と通気性を確保し、定期的なメンテナンスを怠らないことが、作品を長持ちさせる秘訣です。レジンやマニキュアなどのコーティングは有効な手段ですが、素材の特性や仕上がりの美しさなどを考慮し、適切な方法を選択することが大切です。」

山田先生は、サンゴの持つ独特の風合いを生かすためには、コーティングは最小限にとどめることを推奨しています。サンゴ本来の質感や色合いを活かした、自然な風合いのインテリア雑貨を目指しましょう。

具体的な事例:サンゴを使ったインテリア雑貨

サンゴを使ったインテリア雑貨の例として、以下のものがあります。

  • コースター: サンゴを薄くスライスし、コースターとして使用します。レジンでコーティングすることで、耐久性と防水性を高めることができます。
  • キャンドルホルダー: サンゴの形状を生かし、キャンドルホルダーとして使用します。キャンドルの熱でサンゴが乾燥しすぎるのを防ぐため、定期的なメンテナンスが必要です。
  • オーナメント: 小さなサンゴを組み合わせて、クリスマスツリーなどのオーナメントを作ることができます。レジンやワイヤーで固定することで、より安定した作品になります。
  • 壁飾り: サンゴを組み合わせて、壁飾りを制作することができます。ドライフラワーなどと組み合わせることで、より個性的な作品になります。

まとめ:サンゴの特性を理解し、美しいインテリア雑貨を制作しよう

サンゴを使ったインテリア雑貨制作は、自然の素材を生かした魅力的な作品を生み出せる反面、カビ対策など、注意すべき点もいくつかあります。この記事で紹介した方法を参考に、サンゴの特性を理解し、美しいそして長持ちする作品を作り上げてください。

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