ハムスターの飼育環境改善ガイド:散らかし問題解決への道

ハムスターがゲージ内を引っ散らかして困っています。1週間ほど前、ペットショップで既に6ヶ月になってたカラー短毛の女の子を連れて帰ってきました。既にジャンガリアン♂とゴールデン♂が居たので、ある程度の生態はわかっていましたから幅70cmの衣装ケースに入れてやりました。中に吸盤式の水飲み、21cmの回し車、エサ入れ、陶器のトイレ(鳥の水飲み用)、巣箱(木製)を入れてやったのですが、初日からプラケースの壁をよじ登ろうとし、回し車や給水器の上によじ登り蓋に取り付けていた金網をガジガジするので、蓋は通常のプラ蓋にたくさん穴をあけたものに変えました。金網をかじることはこれで防げますが、相変わらず給水器や回し車によじ登ります。先日頑張り過ぎたのか足の裏に血豆ができていました。。巣箱は使わず、隅っこにこんもりと床材を積んでその中で寝ています。トイレは決まったところでしてくれますが、今朝はトイレごとひっくり返り、床材(紙製のもの)の下に敷いてあった新聞紙がめくられ・・・悲惨な状態になっていました。ペットショップでは、ロボロフスキーが数匹暮らしても手狭なのではと思うくらいのガラスケースの中に居ました。現在体重は約120g。やってきて2日目から、1日に30分程度飼育部屋の中を散歩させています。特にいまのところ別荘も作ってないようです。この子が望む環境ではないんだろうなと思いますが、いい知恵が浮かびません。どのように対処していったらいいものでしょうか。今は給水器は取り外しその代わりに1日2回野菜を入れ(給水器では水を飲んでいないようなので)、回し車の周りにはクッションになるように多めに床材を敷いています。よろしくお願いいたします。

ハムスターの行動から読み解く、環境問題点

6ヶ月のジャンガリアンハムスターの女の子を新しい環境に迎え入れ、飼育ケースの広さや設備に問題を感じているとのこと。 壁をよじ登ろうとしたり、回し車や給水器によじ登る行動、そしてトイレをひっくり返す行動は、現在の環境がハムスターにとってストレスになっている可能性を示唆しています。 ペットショップでの飼育環境と比較すると、現在のケースは狭く感じているかもしれません。 また、巣箱を使わず床材で巣を作っている点も、提供された巣箱が気に入らなかったり、隠れ家として十分な安心感を与えられていない可能性があります。 血豆ができたことは、活動量が多く、ストレスを抱えていることを示す深刻なサインです。

改善策:より快適な環境づくり

ハムスターが快適に暮らせる環境を作るために、以下の点を改善してみましょう。

1.より広い飼育ケースへの変更

幅70cmの衣装ケースは、ジャンガリアンハムスター一匹にはやや狭いかもしれません。 特に、複数匹飼育経験のある方であれば、より広い空間が必要であると実感されているのではないでしょうか。 少なくとも幅90cm以上の飼育ケースへの変更を検討しましょう。 高さも十分に確保し、ハムスターが自由に動き回れる空間を提供することが重要です。 材質は、ハムスターが噛み砕かない丈夫なものを選びましょう。

2.隠れ家の充実

巣箱を使わず床材で巣を作っていることから、現在の巣箱が気に入っていない可能性があります。 様々なタイプの巣箱(木製、陶器製など)、シェルターハウスなどを用意し、ハムスターが気に入るものを選んであげましょう。 また、床材を十分な量入れ、ハムスターが自由に巣を作れるスペースを確保することも重要です。 隠れ家を増やすことで、安全で安心できる場所を提供し、ストレスを軽減できます。

3.回し車と給水器の配置変更

回し車は、ハムスターにとって重要な運動の場です。 回し車の周りに床材を敷くのは良いアイデアですが、回し車の安定性を確保し、ハムスターが登りにくいように工夫しましょう。 給水器も、ハムスターが登りにくい場所に設置するか、ボトル式給水器など、よじ登りにくいタイプの給水器に変更することを検討しましょう。

4.トイレの工夫

トイレがひっくり返ってしまうのは、トイレの位置や安定性に問題がある可能性があります。 重みのあるトイレを使用するか、トイレを固定する工夫をしましょう。 また、トイレの素材や形状も、ハムスターが気に入るものかどうかを確認しましょう。 床材の下に新聞紙を敷くのは、ハムスターが噛み砕いてしまう可能性があるので、床材のみにするか、ハムスターが安全な素材を使用しましょう。

5.床材の種類と量

床材は、ハムスターが巣作りや排泄に使う重要なものです。 吸収性の良い紙製の床材を使用し、十分な量を敷き詰めることが重要です。 また、定期的に交換することで、清潔な環境を保ちましょう。

6.散歩時間の調整

1日30分の散歩は、ハムスターにとって良い刺激になります。 しかし、ハムスターの様子を見ながら、散歩時間を調整しましょう。 疲れている様子が見られたり、ストレスを感じているようであれば、散歩時間を短くしたり、休ませる日を作ることも重要です。

7.専門家への相談

それでも改善が見られない場合は、獣医師やペットショップの店員に相談してみましょう。 ハムスターの行動や健康状態について専門家の意見を聞くことで、適切な解決策を見つけることができるでしょう。

まとめ:ハムスターの幸せを第一に

ハムスターの飼育は、愛情と責任が必要です。 飼育環境を整えることで、ハムスターはより健康で幸せに暮らすことができます。 今回のケースでは、飼育ケースの広さ、隠れ家の充実、回し車と給水器の配置、トイレの安定性、床材の種類と量、散歩時間の調整などを改善することで、ハムスターのストレスを軽減し、散らかし行動を改善できる可能性があります。 ハムスターの行動をよく観察し、適切な対応をすることが大切です。

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