ハムスターの繁殖と肥満対策:幸せな多頭飼育のための具体的なアドバイス

ドワーフ(ジャンガリアン)ハムスターについてです。うちでは♀、♂と2匹を別のケージで飼育しています。先々週、繁殖の為に1日だけ同じケージにしたのですが、♀は巣作りに励み、最初より も巣箱から出てこなくなったなぁという印象で、まだ成功だったのかわかりません。問題は♂です。元々人懐っこい性格なようで、餌や水、ケージやトイレの掃除などで手を入れる事があっても平気です。むしろ近付いてきて、なめたり甘噛み?をする事もあります。ですが、食事量が増えてしまって…。二匹を離すと凶暴化する、早死にする、というのは聞いていたのですが、太る事はありますか?元からぽっちゃりだったのが、今や大福餅のようにぽよよんで、餌をやってもあっという間に食べきって、次を寄越しなさいと要求する始末。(しばらく放置すると拗ねて?巣箱へ戻ります)♀は妊娠の可能性があるので、普段生活の中心となる部屋とは別室で、なるべく近づかないようにしていて、♂も同じ部屋にケージを移しています。アスレチックは元々ケージ内に設置しているのですが、他に何を気遣えばいいでしょうか?ちなみに、今の餌は週何度か生のキャベツ、ハムスター用のミックスフード1つまみ、おやつは小さいひまわりの種の煮干しにしています。

ハムスターの繁殖とオスの肥満問題:原因と対策

まず、メスハムスターの繁殖状況ですが、巣作りに励んでいる様子から、交配は成功している可能性が高いです。しかし、妊娠の確認は、出産を待つしかありません。出産後も、メスハムスターはデリケートな状態が続きますので、安静を保てる環境を維持することが大切です。

オスハムスターの肥満については、繁殖期のホルモン変化と、それに伴う活動量の減少が原因の一つと考えられます。交配後、オスはメスと離れても、交配による興奮やストレスが食欲増加に繋がることがあります。また、与えている餌の量や種類も肥満に大きく影響しています。

オスハムスターの肥満の原因と対策

  • 活動量の減少:繁殖期はオスハムスターの活動量が減少することがあります。ケージ内のアスレチックだけでは運動不足になる可能性があります。回し車を設置し、十分な運動の機会を与えることが重要です。
  • 餌の量と種類:キャベツは水分が多く、与えすぎると下痢の原因になります。ハムスター用ミックスフードも、量を調整し、栄養バランスを考慮する必要があります。ひまわりの種や煮干しは高カロリーなおやつなので、頻度と量を制限しましょう。理想は、ハムスター用ペレットを主食とし、少量の野菜や果物を与えることです。
  • ストレス:メスとの交配後、オスがストレスを感じている可能性もあります。ケージ環境の見直しを行い、隠れ家を増やすなどして、安全で落ち着ける空間を提供しましょう。ケージの場所も、人通りの少ない静かな場所に移動することを検討してみましょう。
  • 健康状態の確認:肥満以外にも、甲状腺機能低下症などの病気によって食欲増加が起こる場合があります。異変を感じたら、獣医に相談しましょう。

具体的な餌の量と与え方

ハムスターの餌の量は、体重や活動量によって異なります。目安として、ハムスター用ペレットは、体重の5~10%程度です。例えば、体重が30gのハムスターであれば、1.5~3gのペレットを与えます。

  • ペレット:主食として、高品質なハムスター用ペレットを選びましょう。市販のペレットには、必要な栄養素がバランスよく含まれています。
  • 野菜:キャベツの他に、ニンジン、ブロッコリー、レタスなどを少量与えることができます。ただし、水分が多い野菜は与えすぎに注意しましょう。
  • 果物:リンゴ、バナナなどを少量与えることができます。ただし、糖分が多いので、与えすぎは肥満の原因となります。
  • おやつ:ひまわりの種や煮干しは、週に1~2回、ごく少量だけ与えましょう。

専門家からのアドバイス

小動物専門の獣医によると、「ハムスターの肥満は、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。早期発見と適切な対策が重要です。食事療法に加え、運動不足の解消、ストレス軽減も効果的です。異変を感じたら、すぐに獣医に相談しましょう。」とのことです。

ケージ環境の改善

オスハムスターのストレス軽減のため、ケージ環境の改善も重要です。

  • 隠れ家:巣箱以外にも、シェルターやトンネルなどを設置し、隠れ場所を増やすことで、安心感を高めることができます。
  • 床材:清潔で安全な床材を選びましょう。紙製の床材や、天然の木材チップなどがおすすめです。
  • 温度と湿度:ハムスターは温度変化に弱いので、室温を一定に保つように心がけましょう。また、適度な湿度も重要です。
  • 清潔さ:ケージは定期的に清掃し、清潔な状態を保ちましょう。糞尿や食べ残しを放置すると、病気の原因となる可能性があります。

まとめ:幸せなハムスターライフのために

オスハムスターの肥満対策は、食事制限と運動の促進、そしてストレス軽減が重要です。適切な餌の量と種類、ケージ環境の改善、そして定期的な健康チェックを行うことで、健康で幸せなハムスターライフを送らせることができます。何か気になることがあれば、迷わず獣医に相談しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)