ハムスターの疑似冬眠対策と巣箱への誘導方法

みなさん、前回の質問には丁寧な回答ありがとうございました。 さきほど無事に目を覚ましました。 今は暖かい部屋にケージを持ってきてきました。 一応、巣箱の半分が温まるように巣箱の下にパネルヒーターを敷いて、覗かないようにしていたのですが、先ほど発見した時にはトイレの上にいました。 多分、トイレが1番自分のにおいがするからトイレの上で寝ていたと思うんですが・・・ それで、質問はというと・・・ ①また疑似冬眠をしないようにしたいので皆さんが使われているヒーターを教えてください。 24時間、暖房付けっぱなしは金銭的に厳しいです><; ②どうすれば巣箱を使ってくれるようになりますか?

ハムスターの疑似冬眠を防ぐためのヒーター選びと設置方法

ハムスターは気温が低くなると、体温を下げて活動を抑える「疑似冬眠」という状態に入ることがあります。これは命に関わる危険な状態なので、適切な保温対策が不可欠です。24時間暖房を付けっぱなしにするのは経済的に負担が大きいとのことですので、効率的な暖房方法についてご提案します。

おすすめヒーターの種類と選び方

ハムスター飼育に適したヒーターは、以下の3種類が挙げられます。

  • パネルヒーター:ケージの下に設置し、床面全体を優しく暖めます。温度調節機能付きのものがおすすめです。低ワット数で長時間使用しても電気代を抑えられます。ただし、ハムスターが直接触れないように、ケージとヒーターの間に隙間を作るなど工夫が必要です。
  • 保温電球:ケージの上部に設置し、ケージ内全体を暖めます。ただし、火傷の危険性があるので、ケージから十分な距離を保ち、ワット数を適切に選び、温度をこまめにチェックすることが重要です。ケージ内の温度が均一に保てない可能性もあります。
  • ペット用ヒーター:ハムスター専用のヒーターも販売されています。安全性が高く、温度調節機能が付いているものも多いので安心です。サイズやケージの種類に合ったものを選びましょう。

ポイント:どのヒーターを選ぶにしても、温度計でケージ内の温度を常に確認し、20~28℃を目安に保つことが重要です。温度が高すぎると熱中症、低すぎると疑似冬眠のリスクがあります。

ヒーターの設置と安全対策

ヒーターを設置する際は、以下の点に注意しましょう。

  • ケージとの距離:ヒーターとケージの間に十分な隙間を作り、ハムスターが直接触れないようにします。火傷を防ぐために、ケージの素材にも注意が必要です。
  • 温度調節:温度調節機能付きのヒーターを使用し、温度をこまめにチェックします。温度計はケージ内に設置し、ハムスターが触れない位置にしましょう。
  • 通電状態の確認:使用後は必ず電源を切ります。コードが噛み切られないように、コードカバーを使用するのも良いでしょう。
  • 火災予防:ヒーターの周囲に可燃物がないことを確認します。定期的にヒーターの状態をチェックし、故障がないか確認しましょう。

ハムスターが巣箱を使ってくれるようにするための工夫

ハムスターがトイレの上で寝ているのは、安心できる自分の匂いがする場所だからかもしれません。巣箱を使ってくれるようにするには、いくつかの工夫が必要です。

巣箱の魅力を高める

  • 清潔な状態を保つ:巣箱は定期的に清掃し、清潔な状態を保ちましょう。ハムスターは清潔な環境を好みます。
  • 快適な素材を選ぶ:ハムスターが落ち着ける素材の巣箱を選びましょう。木製の巣箱や、柔らかい素材のベッドなどを用意するのも効果的です。綿やティッシュペーパーなどのふかふかの寝床を用意しましょう。
  • 隠れ家を作る:巣箱の他に、隠れ家となる小物をケージ内に設置するのも効果的です。ハムスターは隠れ家が好きなので、安心感を与えられます。ハウスやシェルターなどを追加しましょう。
  • お気に入りの匂いを付ける:ハムスターが好む匂いのものを巣箱の中に入れてみましょう。例えば、無香料のティッシュペーパーや、ハムスターが安全だと感じる自分の匂いのついたものなどを少し入れてみましょう。

ケージ環境の見直し

  • ケージの広さ:ケージが狭すぎると、ハムスターは落ち着いて過ごせません。十分な広さのケージを選び、ストレスを軽減しましょう。ケージの広さや高さは、ハムスターの種類によって適切なサイズが異なります。
  • ケージの位置:ケージは、直射日光や風通しの悪い場所を避け、静かで安全な場所に設置しましょう。振動や騒音の少ない場所に置きましょう。
  • ストレス軽減:ハムスターは臆病な動物です。急に近づいたり、大きな音を出したりしないように注意しましょう。優しく接することで、ハムスターは安心感を覚えます。

専門家の意見

動物病院の獣医師によると、「ハムスターが巣箱を使わない場合、ケージ環境や巣箱自体に問題がある可能性があります。まずはケージの広さや清潔さ、巣箱の素材や安全性などを確認し、改善を試みましょう。それでも改善が見られない場合は、獣医師に相談することをお勧めします。」とのことです。

まとめ

ハムスターの疑似冬眠を防ぎ、巣箱を使ってくれるようにするには、適切な保温と快適な環境作りが重要です。ヒーターの種類や設置方法、巣箱の選び方、ケージ環境の見直しなどを工夫することで、ハムスターが安全で快適に過ごせる環境を作ることができます。それでも改善が見られない場合は、獣医師に相談することをお勧めします。

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