ハムスターの大掃除と噛みつき問題:仲直りの方法とケージ環境の改善

今回もハムスターについてです。先日の質問に回答してくださった方々本当にありがとうございます。今回も皆様のお力を貸してください。一週間前に2匹のハムちゃんを我が家に迎えました。ケージの大掃除は週に1回くらいが良いと聞いたので、昨日ケージを2つとも綺麗に掃除しました。(毎日の餌、水変えの他に、床材と砂も新しくし、ハウス等の小物類も綺麗に水洗いしよく拭いて元に戻しましたが、大掃除ってこんなもので良いのでしょうか?)掃除のためケージにいるハムちゃんを別の段ボールに10〜15分ほど移し、掃除が完了したら戻す。これ×2匹の作業を行いました。1匹目の↑の一連の流れはとてもスムーズで、ケージに戻した後もすぐにハウスに戻り爆睡。(お昼過ぎの眠たい時間でしたので…)ん?と思ったのはもう一匹の方です。まず最初に段ボールにハムちゃんを移すとき、手のひらに乗せている数秒間の間に指を噛まれました。初めての事でした。チクっとした程度でしたので私がビクッとして手に乗っていた子を逆にビックリさせるようなことなはく静かに段ボールに移しました。ウトウトしていたのに両手ですくおうとしたため怒ってしまったのかな?程度にしか考えておらず…。掃除が終わって段ボールからケージに戻すとき、掃除のため手にはめていた薄手の手袋のままハムちゃんをすくったのですが、その手袋をまた数秒間の間にがぶがぶ噛んで、ケージの中に手を入れても降りずに噛んでいるため仕方なく手の傾斜を少しキツめに傾けてやっと離れてくれました。掃除後も、せっかく綺麗にした中身も全てぐっちゃぐちゃになるまで暴れて隣同士に置いているケージで比較するとほんとうに一目瞭然なほど荒れていました。たった数分で。前まではこん感じじゃなかったのにと不思議に思っていました。その日の晩、2匹とも活発な時間に旦那が一匹ずつ戯れていました。昼間の1匹目を先に15分くらい部屋で遊ばせた後ケージに戻し、もう一匹も、と旦那が手をケージに入れたとき、指をガブっと。旦那もかなりビックリしてケージから勢いよく手を出したため、その際ぶつかったケージがガシャンと音を立ててしまい、その子もかなり怯えているように思いました。噛み具合はすぐに流血するほどです。本当に驚いています。2匹ともうちに来たばかりの頃から手に乗ってエサを食べてくれたりするほど人馴れしていたのに、初の大掃除の時に嫌われてしまったのでしょうか…。補足今さっきこのハムちゃんの名前を呼びながら指をケージにつけてみると、ケージの間から指を噛まれそうになったのでひっこめました。癖になっているのか何かに怯えているのか…。こういった場合また仲良くなれるのでしょうか?もう一匹はかなりマイペースなおっとりさんで、手を差し出しても乗るか無視で決して噛んだりしません。

ハムスターの噛みつきと大掃除:原因と対策

ハムスターが突然噛みつくようになった原因は様々です。今回のケースでは、大掃除による環境変化と、その際のハムスターへの対応が大きな要因と考えられます。

大掃除のやり方とハムスターへのストレス

週に一度の大掃除は、ハムスターにとって大きなストレスになります。ハムスターは縄張り意識が強く、自分の匂いが残る環境を好みます。大掃除によって、その匂いが完全に消え、居場所が不安定になったことで、警戒心が強まり、噛みつき行動につながった可能性があります。

改善策:

  • 部分清掃を徹底する:ケージ全体を一度に掃除するのではなく、ケージの一部を毎日または数日おきに掃除する「部分清掃」を心がけましょう。例えば、餌入れや水入れの清掃、汚れた床材の交換などを毎日行い、全体清掃は月に1~2回に減らすのが理想です。
  • いつもの匂いを残す:掃除の際に、完全に床材を交換するのではなく、一部は古い床材を残しておきましょう。ハムスターの匂いが残ることで、安心感を高めることができます。また、ハウスや回し車などの小物は、完全に乾燥させた後、元の場所に設置しましょう。
  • 移動時間を短縮する:段ボールへの移動時間を短縮しましょう。ハムスターは狭い空間や急な移動を嫌います。5分以内を目安に、素早くスムーズに移動させましょう。移動の際は、優しく、ハムスターを驚かせないように注意が必要です。
  • ケージの素材とレイアウト:プラスチック製のケージは匂いが残りづらく、掃除がしやすい反面、ハムスターが不安を感じやすい場合があります。木製やガラス製のケージを使用するのも良いでしょう。また、隠れ家となるハウスや、トンネルなどを複数設置し、ハムスターが安全に過ごせる空間を作ることも重要です。

ハムスターの行動と噛みつきへの対応

ハムスターが噛み付いた際に、人間が驚いて動くと、ハムスターはさらに警戒心を強めます。今回のケースでは、手袋をしたままハムスターを触ったこと、ケージを落としたことなどが、ハムスターをさらに不安にさせ、噛みつきを繰り返す原因になった可能性があります。

改善策:

  • 落ち着いて対応する:ハムスターが噛み付いたとしても、驚いたり、大声を出したりせず、落ち着いて対応することが重要です。急に手を引っ込めるのではなく、ゆっくりと手を離しましょう。
  • 手袋は避ける:手袋はハムスターにとって異質なものであり、警戒心を高める可能性があります。素手で触れ合うことで、ハムスターは人間の匂いを覚え、安心感を高めることができます。ただし、素手で触れる際は、清潔な手を心がけましょう。
  • コミュニケーション:ハムスターの名前を呼びながら、ケージに指を近づけて様子を見るのは良い試みです。ただし、いきなり指を入れるのではなく、ケージの隙間からゆっくりと指を近づけ、ハムスターが警戒していない様子を確認してから触れ合うようにしましょう。
  • 時間をかけて信頼関係を築く:ハムスターとの信頼関係を築くには、時間と忍耐が必要です。毎日、同じ時間に優しく声をかけたり、エサをあげたりすることで、ハムスターは人間を認識し、安心感を抱くようになります。

専門家のアドバイス:獣医さんの視点

ハムスターの行動には、病気やストレスが隠れている可能性もあります。噛みつきが続く場合、または他の異常行動が見られる場合は、動物病院を受診することをお勧めします。獣医さんは、ハムスターの健康状態をチェックし、適切なアドバイスをしてくれます。特に、流血するほどの噛みつきは、注意が必要です。

仲直りのための具体的なステップ

  • ケージ環境の改善:上記で述べた改善策を参考に、ケージ環境を整えましょう。ハムスターが安全で快適に過ごせる空間を作ることで、ストレスを軽減し、警戒心を和らげることができます。
  • コミュニケーションの強化:毎日、ハムスターに優しく声をかけ、エサをあげたり、少しだけ触れ合ったりすることで、信頼関係を築きましょう。無理強いせず、ハムスターのペースに合わせて接することが大切です。
  • 時間をかける:ハムスターとの信頼関係は、一朝一夕に築けるものではありません。根気強く接することで、徐々にハムスターは安心し、噛みつきが減っていくはずです。
  • 観察を続ける:ハムスターの行動をよく観察し、何か異常がないか注意深く見守りましょう。もし、噛みつきが改善しない、または他の異常行動が見られる場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。

まとめ

ハムスターの噛みつきは、環境の変化やストレス、コミュニケーション不足などが原因で起こることがあります。大掃除は必要ですが、やり方次第ではハムスターに大きなストレスを与えてしまう可能性があります。部分清掃や、ハムスターの匂いを残す工夫、そして、ハムスターとのコミュニケーションを大切に、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。それでも改善が見られない場合は、獣医さんに相談することをお勧めします。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)