ハムスターの「タンスの裏別荘」問題!その行動の意味と解決策

ハムスターがタンスの裏に別荘を作ってます… 数ヶ月前、部屋を散歩させていると、ハムスターがタンスの裏に入ってしまいました。あわててエサで誘き寄せようとしたのですが、出てこず、うなだれていたら1時間ほどして普通に出てきました。それからも、たまに入ってしまうことがあったのですがすぐでてくるので放っておいたんです。でも最近、タンスの裏への滞在時間が長く、なにやらがさがさいってます。ゴミ箱にいれそこねたティッシュをタンスの裏にもっていこうとするし…これは別荘できてるな、と思ったので、タンスの裏にいこうとしたら止め、早めにケージに返すようにしたら、じーっとこっちを見て、回し車をがむしゃらにまわり、小屋の中に入ってすぐでてきて、砂浴びのなかで微動だにせずうずくまってます…。なんなのでしょう?別荘には行かせないほうがいいですよね?あと、ハムスターのこの行動はなにを表しているのでしょう…詳しい方、教えてください!

ハムスターのタンス裏別荘化:その原因と解決策

ハムスターがタンスの裏を「別荘」として利用しているというご相談ですね。これは決して珍しいことではありません。ハムスターは本来、自然界では巣穴を掘って生活する動物です。タンスの裏は、彼らにとって安全で隠れられる、まさに理想的な「巣穴」と言える環境なのです。

ハムスターの行動分析:なぜタンスの裏を選ぶのか?

ハムスターがタンスの裏に潜む行動には、以下の理由が考えられます。

  • 安全な隠れ家を求めている:タンスの裏は暗く、外敵から身を守れる安全な場所です。特に、ハムスターが不安を感じている時(新しい環境、大きな音など)は、より安全な場所を求める傾向があります。
  • 探索本能:ハムスターは好奇心旺盛で、新しい場所を探検するのが大好きです。タンスの裏という未知の空間は、彼らにとって魅力的な探検場所となるでしょう。
  • 巣作り本能:ハムスターは巣作りをする習性があります。タンスの裏にティッシュを持ち込んでいることから、彼らがその場所を自分の巣として認識し、快適な空間を作ろうとしていることが分かります。
  • 温度や湿度:タンスの裏は、ケージ内とは異なる温度や湿度になっている可能性があります。ハムスターにとってより快適な環境であれば、そちらを好んで利用するでしょう。

ハムスターのストレスサイン:微動だにせずうずくまる行動

回し車をがむしゃらに回し、小屋に入り、砂浴びの中で微動だにせずうずくまる…これらの行動は、ハムスターがストレスを感じているサインの可能性があります。タンスの裏への侵入を阻止されたこと、そして飼い主さんの行動によって、ハムスターは不安や恐怖を感じているのかもしれません。

別荘対策とハムスターのストレス軽減

ハムスターの安全と健康を守るため、タンスの裏への侵入を防ぎ、ストレスを軽減する対策が必要です。

1. ケージ環境の改善:ハムスターの満足度を高める

ハムスターがタンスの裏に逃げ込むのは、ケージ内の環境が彼らにとって不十分である可能性があります。以下の点をチェックし、改善しましょう。

  • 隠れ家:ケージ内に十分な隠れ家(ハウス、シェルターなど)を用意しましょう。材質や形状のバリエーションを用意することで、ハムスターが自由に選択できる環境を作ることができます。木のハウスや陶器のハウスなど、様々な素材のものを用意することで、ハムスターの好みに合わせた隠れ家選びを可能にします。
  • 床材:ハムスターが快適に過ごせる床材を選びましょう。紙製の床材や、天然素材の床材などがおすすめです。床材の厚さも重要で、薄すぎると底冷えを起こす可能性があります。
  • 遊び場:回し車、トンネル、ハンモックなど、ハムスターが遊べるおもちゃを豊富に用意しましょう。これにより、ハムスターの運動不足や退屈感を解消し、ストレスを軽減できます。おもちゃは定期的に交換したり、新しいものを追加したりすることで、ハムスターの好奇心を刺激し続けることが重要です。
  • 清潔さ:ケージ内は常に清潔に保ちましょう。食べ残しや排泄物をこまめに掃除し、定期的にケージ全体を清掃することで、病気の予防にも繋がります。
  • 適切な広さ:ハムスターの種類や数に応じて、適切な広さのケージを選びましょう。狭すぎるケージはストレスの原因となります。

2. タンスの裏へのアクセスを遮断する

タンスの裏へのアクセスを物理的に遮断することで、ハムスターが潜り込むのを防ぎます。例えば、タンスと壁の間に隙間があれば、それを塞ぐ工夫が必要です。

3. ハムスターとのコミュニケーション:信頼関係を築く

ハムスターがストレスを感じている場合、飼い主さんとの信頼関係を築くことが重要です。優しく声をかけてあげたり、手のひらの上で少しの時間だけ遊ばせてあげたりすることで、ハムスターは安心感を得ることができます。ただし、無理強いはせず、ハムスターのペースに合わせて接することが大切です。

4. 専門家への相談:獣医への相談も検討

改善策を試みても状況が改善しない場合、獣医に相談することをおすすめします。病気やその他の健康問題が原因で、このような行動をとっている可能性もあります。

インテリアとの調和:ハムスターと暮らす空間づくり

ハムスターと快適に暮らすためには、インテリアとの調和も大切です。ケージの設置場所や、ハムスターのおもちゃなどをインテリアに合わせ、部屋全体を統一感のある空間にしましょう。

ケージの設置場所:通気性と安全性に配慮

ケージは直射日光が当たらない、風通しの良い場所に設置しましょう。また、ハムスターがケージから脱走しないよう、安全な場所に設置することが重要です。

インテリアとのコーディネート:統一感のある空間づくり

ケージの色や素材を、部屋全体のインテリアに合わせると、より自然な空間を作ることができます。例えば、木製家具が多い部屋であれば、木製ケージを選ぶのも良いでしょう。

収納スペースの活用:ハムスター用品の収納

ハムスター用品は、収納スペースを活用して整理整頓しましょう。これにより、部屋が散らからず、清潔な環境を保つことができます。

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