ハウスメーカーがエアコン穴開けを嫌がる理由と、24時間換気給気口の最適配置

ハウスメーカーがエアコン穴を開けるのを嫌がる理由。なぜ、嫌がって、工事を避けたがりますか? * 宅地を買おうとしてたら交渉中に開発業者がつぶれて転売になって最終的にその土地を購入したハウスメーカーが、「ウチは建て売りだから本来は土地だけは売らないんだけど、以前から購入予定だったようだから、その経緯で、ウチで建てるなら売ってやる」ということで、いま購入交渉中なのですが、とりあえずで、どういう家を建てるかまだタタキ台となる仮図面の段階なのですが、* まずエアコンの設置する位置を決めろ、と言ってきます。照明やコンセントなどなど、ほかの位置はあとでいい、ということです。それで、下地板を入れるため、とか、また、エアコンが設置される場所によって柱や筋交い、サッシの枠などで、取り合いとか構造で必要な箇所を切らないように、といった、設計図を引くにおいての何か、必要な配慮なのかな、と思ったのですが、* 下地板は入れない。エアコンは、引き渡し後に、買主が設置なのでハウスメーカーのほうでは関知しないということでした。ではエアコンの位置は設計ではどうでもいいはずなのに、しかもエアコンのコンセント位置も決まってないわけで、なぜ、エアコンの、四角にACの、記号を図面に入れたがるのか、まず判らないのですが、* で、引き渡し後に買主が電気工事業者たのんで設置するにしても、あとで外壁に穴を開けることになるので外壁の傷み、筋交い切断、断熱材の裂け、を考えて、じゃあ先行スリーブで、丸穴蓋付きで開けてくださいと追加工事をお願いしたところ拒否されました。あくまで引き渡し後に買主がおこなう工事だから追加工事として受けることはできない、ということで、* 外壁材について尋ねると、未定ということで容易く穿孔しやすい材質であるかも、よくわかりません。じゃあ筋交いの位置などわかる図面をあとでもらえるなら、こちらの工事でも安心かとも思ったのですが、そういった図面は作らない。契約の書類に添付する平面図と立面図と配置図しか図面はないし、ほかの図面は作ることがあったとしても見せないし、渡さない、* エアコンを設置する段階ではすでに買主の持ち物なのだから、筋交いや柱を傷つけてもそれは、こちらの責任でないから関知しないということなので、では給気口なら設置できるかと交渉しようと思っております。* 質問は2つ。1 なぜ、そこまで穴を開けるのを嫌がるんでしょう。建て売りメーカーが、施主の注文で作る住宅という場合に、何か、そこまで頑となる理由は、何か考えられますでしょうか。あるいは単なるプライドなどでしょうか。こういったことをお聞きするのはあくまで、こちらはケンカするつもりではなくて、できるだけハウスメーカーさんに気持ちよくお仕事していただいて穏便にすませたいと思うからで、もし施主にいえない都合のようなものがあるなら、できるだけあちらの気持ちを察してあげて、立場も考えて、面子が立つようにお仕事していただいて、その上で、こちらの要望も通るようにしたいからです。2 24時間換気のための、給気口が各居室に設置されますが、これは、各部屋に1つでなければいけないのか。ちなみに第三種の自然給気ですが、2つ以上の設置は、何か問題点はないか。法規の面また、給気口が過多であるときの換気への影響は? また給気口の位置は、通常はH1600ということですが、これはフィルターや故障の修理しやすさですか? 高くてよいのであればサッシ上にエアコンを設置したいのでH2100で2個ならべる(片方はホントの給気口として)、で、あとで完成検査のあとで片方を取り外すといったこともできるかな、と考えてるのですが、あくまで素人考えなので何かマズい点があればご指摘ください。

ハウスメーカーがエアコン穴開けを嫌がる理由

建て売り住宅のハウスメーカーが、エアコン設置のための穴開けを嫌がるのには、いくつかの理由が考えられます。単なる「プライド」だけでなく、以下のような事情が複雑に絡み合っている可能性が高いです。

1. 建て売り住宅の生産性とコスト管理

建て売り住宅は、大量生産・短納期が前提です。追加工事は、工程の遅延やコスト増加に直結します。エアコン設置穴の開け忘れは、引き渡し後の対応となり、ハウスメーカーにとって大きな負担となります。顧客ごとに異なる位置に穴を開ける作業は、効率が悪く、コスト増加につながります。そのため、あらかじめ位置を確定し、工場生産で効率的に対応したいと考えているのです。

2. 施工品質と瑕疵担保責任

外壁に穴を開ける作業は、専門的な知識と技術が必要です。不適切な施工は、外壁の防水性や断熱性を損ない、雨漏りや結露などの瑕疵(かし)につながる可能性があります。ハウスメーカーは、引き渡し後10年間の瑕疵担保責任を負うため、自社で施工しないことで責任の所在を明確にしたいと考えている可能性があります。

3. 設計図面と構造材への配慮

エアコン設置位置によっては、構造材(柱や筋交い)を切断する必要が生じる場合があります。これは、建物の強度や耐震性を低下させる可能性があり、ハウスメーカーとしては避けたいところです。また、事前にエアコン位置が確定していないと、設計段階での適切な配慮が難しくなります。

4. 外壁材の選定と施工時期

外壁材の種類によっては、穴開けが容易なものとそうでないものがあります。外壁材が未定の場合、適切な穴開け方法が分からず、施工にリスクが伴うため、後々の対応を避けたいと考えている可能性があります。

5. 顧客対応の負担軽減

引き渡し後の対応は、ハウスメーカーにとって大きな負担となります。エアコン設置に関するトラブルは、顧客対応の負担増加につながり、顧客満足度の低下にも繋がる可能性があります。

エアコン設置に関する具体的なアドバイス

ハウスメーカーとの円滑なコミュニケーションを図り、要望を叶えるためには、以下の点を意識しましょう。

  • 早期の意思表示: 仮図面段階で、エアコン設置位置を明確に伝えることが重要です。ハウスメーカー側も、設計段階で適切な配慮を行うことができます。
  • 代替案の提示: 先行スリーブ工事を拒否された場合は、給気口を利用した設置方法など、代替案を提示してみましょう。ハウスメーカー側も、より容易な対応が可能になるかもしれません。
  • 専門家への相談: エアコン設置に関する専門的な知識がない場合は、電気工事士などに相談し、適切な方法を検討しましょう。専門家の意見をハウスメーカーに伝えることで、説得力が増す可能性があります。
  • 書面での確認: エアコン設置位置や方法について、ハウスメーカーと合意した内容を、書面で確認しておきましょう。トラブル発生時の証拠となります。
  • 柔軟な姿勢: ハウスメーカーの事情を理解し、可能な限り柔軟な対応を心がけましょう。お互いに歩み寄ることで、円滑な交渉を進めることができます。

24時間換気システムと給気口の最適配置

24時間換気システムは、室内の空気を常に換気することで、健康的な住環境を維持するのに重要な役割を果たします。給気口の数は、建物の規模や構造、換気量によって異なります。

各部屋への給気口設置について

第三種換気システムの場合、各居室に最低1つの給気口を設置することが推奨されています。ただし、部屋の広さや用途によっては、複数設置することも可能です。

給気口の過多による問題点

給気口が多すぎると、換気効率が低下したり、冷暖房効率が悪くなったりする可能性があります。また、給気口の位置によっては、騒音や風の流れに影響を与える可能性もあります。

給気口の標準的な設置高さ(H1600)

給気口の標準的な設置高さであるH1600は、フィルター交換や故障時の修理を容易にするためです。高い位置に設置することで、床面からの埃の吸い込みを減らし、空気の清浄度を維持する効果もあります。

サッシ上への給気口設置の可能性

サッシ上に給気口を設置することは可能です。ただし、設置高さや個数、換気効率など、専門家と相談して検討する必要があります。完成検査後に給気口を取り外すことは、換気システムの機能を損なう可能性があるため、お勧めできません。

まとめ

ハウスメーカーがエアコン穴開けを嫌がる理由には、生産性、コスト、品質、責任など様々な要因が複雑に絡み合っています。一方、24時間換気システムの給気口についても、適切な設置場所と数を検討することが重要です。ハウスメーカーとの良好な関係を築き、快適な住まいを実現するためには、早期のコミュニケーション、代替案の提示、専門家への相談、書面での確認、そして柔軟な姿勢が大切です。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)