ハイビスカス苗木のしおれ対策:室内育成における注意点と解決策

百均でハイビスカスの苗木を購入しました。ビニールのポッドに入っていたので小さな鉢に植え替えました。2~3日後、葉が全部しなっとなってしまいしおれてしまいました。水をあげて日向に置いたら翌日にはまたシャキっとしていました。枯れているワケではありません。けれどまた今日も葉っぱがしんなり下向きです・・・幼い苗木ですし、時期も時期ですので心配です。大きく育って立派な花を咲かせて欲しいと願っています。一体なぜこんな現象になってしまうのでしょうか?水はけの悪さ?寒さ?日照?心当たりのある方ご指導お願いいたします。⇒小さな鉢に、底にはココヤシの実の皮の底材を入れています。土は「花と野菜の土」で、固形肥料を若干丈夫に散布してあります。室内で育成しています。ここ数日窓際でした。日照もいいですが夜は寒かったかも。現在はエアコンのある暖かい部屋に移動中。散水後、経過観察中。

ハイビスカス苗木のしおれ:原因と対策

ハイビスカス苗木のしおれ、心配ですね。百均で購入した苗木を植え替えた後、しおれる現象は、いくつかの原因が考えられます。ご質問にあるように、水はけ、寒さ、日照、そして植え替えショックなどが考えられます。一つずつ詳しく見ていきましょう。

1. 水はけの悪さ

ココヤシの繊維は保水性が高い反面、水はけが悪い場合があります。特に小さな鉢を使用している場合、根腐れの原因になりやすいです。根腐れを起こすと、根が酸素不足になり、水分や養分を吸収できなくなり、葉がしおれてしまいます。

  • 対策:鉢底に軽石や鉢底ネットなどを敷き、水はけを良くしましょう。鉢の大きさも重要です。根鉢の2倍程度の大きさの鉢を選び、根が十分に広がるスペースを確保しましょう。土も、水はけの良い培養土を使用することをおすすめします。

2. 寒さ

ハイビスカスは比較的暖かい環境を好む植物です。特に冬場は、室温が低すぎると葉がしおれてしまいます。窓際は日当たりが良い反面、夜間の温度が低くなる可能性があります。

  • 対策:夜間の温度が下がる場合は、暖かい部屋に移動させましょう。最低気温が10℃を下回らないように注意が必要です。エアコンの風が直接当たらないように注意しましょう。

3. 日照不足

ハイビスカスは日光を好む植物です。日照不足になると、光合成がうまくいかず、葉がしおれてしまいます。窓際でも、日照時間が短かったり、曇りがちの日が続くと、光合成が不足する可能性があります。

  • 対策:できるだけ日当たりの良い場所に置きましょう。冬場は、日当たりの良い窓際に置くのが良いでしょう。ただし、真夏の直射日光は葉焼けを起こす可能性があるので、注意が必要です。

4. 植え替えショック

植え替えは植物にとってストレスです。特に、小さな苗木の場合は、植え替えショックで葉がしおれることがあります。

  • 対策:植え替え後は、直射日光を避け、半日陰で管理しましょう。しばらくは、水やりを控えめにし、根が落ち着くのを待ちましょう。活力剤などを与えるのも効果的です。

5. 肥料の与えすぎ

固形肥料を「若干丈夫に」散布したとのことですが、幼苗には肥料が多すぎる可能性があります。肥料焼けを起こすと、根が傷み、葉がしおれる原因となります。

  • 対策:幼苗には、薄めた液肥を少量与えるのが適切です。パッケージの指示に従い、規定量を守りましょう。固形肥料は、根がしっかり張ってから与えるのがおすすめです。

6. 水やりのタイミング

水やりは、土の表面が乾いてから行いましょう。常に湿った状態だと根腐れの原因になります。逆に、乾燥しすぎると葉がしおれます。

  • 対策:指で土の表面を触って、乾いていることを確認してから水やりを行いましょう。鉢底から水が流れ出るまでしっかり水やりし、その後は余分な水を捨てましょう。

専門家の視点:植物医のアドバイス

植物医の視点から見ると、今回のケースでは、水はけの悪さと植え替えショックが最も可能性が高いと考えられます。小さな鉢に植え替えたことで、根が十分に広がらず、水分や養分を吸収できない状態になっている可能性があります。また、ココヤシの繊維は保水性が高いため、水はけが悪く、根腐れを起こしやすいです。

さらに、肥料の与えすぎも懸念材料です。幼苗に過剰な肥料を与えると、根を傷めてしまい、生育を阻害する可能性があります。

具体的な改善策と今後のケア

1. 鉢の交換:現在の鉢よりも一回り大きな鉢に植え替えましょう。鉢底には、軽石や鉢底ネットを敷いて水はけを改善します。
2. 土壌改良:水はけの良い培養土を使用しましょう。市販の「ハイビスカス用培養土」などがおすすめです。
3. 水やり:土の表面が乾いてから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。
4. 肥料:しばらくは肥料を与えず、根が落ち着くのを待ちましょう。その後は、薄めた液肥を少量与えます。
5. 日照管理:日当たりの良い場所に置き、日光浴をさせましょう。ただし、真夏の直射日光は避けてください。
6. 温度管理:最低気温が10℃を下回らないように注意しましょう。

これらの対策を講じることで、ハイビスカス苗木のしおれを改善できる可能性が高まります。

まとめ

ハイビスカス苗木のしおれは、様々な要因が考えられますが、適切な対策を行うことで回復させることができます。今回ご紹介したポイントを参考に、愛情を込めて育てていきましょう。立派な花を咲かせることを願っています!

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