ハイビスカスを雪国で育てる!花芽がついた後の育て方と液肥の与え方

昨年春に知人からハイビスカスを戴きました。根詰まりしていたので、バッサリと根と茎を切って植え替えたところ、年末には葉も繁り、花芽を付け始めました。こちらは雪国です。現在は日の射さない暖かい室内の明かりの下に置いていて、天気の良い日だけ、日の当たる部屋(暖房なし)の窓際へ移動しています。水を土が乾いたら(5~7日に一度くらい)底から流れ出るくらいあげて、部屋が乾燥するので毎日葉に霧を吹いています。そこで、質問なのですが花芽を付けている現在、液肥は与えても良いものでしょうか?ハイビスカスを育てるのは初めてなので気を付けなければいけないことなどを御教授ください。

ハイビスカスと液肥:花芽がついた後の適切な施肥

ハイビスカスは、花を咲かせるために多くの栄養を必要とします。花芽がついた現在、液肥を与えることは非常に効果的です。ただし、与えすぎると根を傷める可能性があるので、薄めた液肥を控えめに与えることが大切です。

  • 液肥の種類:開花促進効果のある、リン酸とカリウムを多く含む液肥を選びましょう。窒素分が多いと葉ばかりが茂り、花付きが悪くなる可能性があります。
  • 希釈濃度:パッケージに記載されている希釈倍率よりも、さらに薄めて与えるのがおすすめです。例えば、規定の倍率が1000倍なら、1500倍程度に薄めて使用してみましょう。
  • 与える頻度:週に1回程度、または2週間に1回程度を目安に与えましょう。土の状態を確認し、乾燥している場合に与えるのがベストです。
  • 与え方:液肥は、鉢の淵からゆっくりと注ぎ込み、鉢底から流れ出るまで与えます。こうすることで、根全体に均一に栄養が行き渡ります。

雪国でのハイビスカスの越冬:ポイント解説

雪国でのハイビスカスの越冬は、温度管理と日照管理が特に重要です。

温度管理

ハイビスカスは寒さに弱いため、5℃以下にならないように注意が必要です。室内で育てる場合、暖房の風が直接当たらない場所に置きましょう。窓際の場合は、夜間はカーテンなどで冷気を遮断する工夫も必要です。

日照管理

ハイビスカスは日光を好みますが、真冬の直射日光は葉焼けの原因となる可能性があります。レースカーテン越しの柔らかい光を当てるのが理想的です。日当たりの良い場所に置く場合は、時間帯や日差しを調整しましょう。

湿度管理

乾燥した室内では、葉が枯れてしまう可能性があります。加湿器を使用する、または毎日葉水を与えることで湿度を保ちましょう。ただし、葉水は夕方以降に行い、葉に水滴がついたまま夜を迎えないように注意が必要です。

ハイビスカスの基本的な育て方

ハイビスカスを元気に育てるためには、以下の点にも注意しましょう。

水やり

水やりは、土の表面が乾いてから、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。ただし、常に土が湿っている状態は避け、根腐れを防ぎましょう。水の量は、季節や気温、鉢の大きさによって調整が必要です。

土壌

水はけの良い、通気性の良い土を使用しましょう。市販の観葉植物用の培養土を使用するのが簡単です。

植え替え

根詰まりを起こすと生育が悪くなるため、2~3年に一度は植え替えを行いましょう。植え替えの適期は春です。

剪定

花後や伸びすぎた枝を剪定することで、樹形を整え、次の開花を促すことができます。剪定は、春または秋に行いましょう。

専門家の視点:ハイビスカスの栽培における注意点

植物医の山田先生に、雪国でのハイビスカス栽培についてアドバイスをいただきました。

「雪国でのハイビスカス栽培は、温度管理が最も重要です。寒さで弱ってしまうと、花芽が落ちたり、葉が枯れてしまう可能性があります。また、日照不足にも注意が必要です。室内で育てる場合は、LEDライトなどの補光を行うのも効果的です。」

まとめ:雪国でも美しいハイビスカスを咲かせよう!

雪国でのハイビスカス栽培は、温度管理や日照管理に注意が必要ですが、適切なケアを行うことで、美しい花を咲かせることができます。今回ご紹介したポイントを参考に、あなたのハイビスカスを元気に育ててください。 液肥を与える際には、薄めて控えめに与えることを心がけましょう。

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