ハイビスカスの挿し木:北海道での越冬と鉢上げ時期

ハイビスカスの挿し木について質問です。1月初めごろから、おみやげで買ってきたハイビスカスの挿し木を二本育てているのですが、鉢あげする時期がわかりません。育て方が載っているサイトや知恵袋では「根が生えてきたら」「根が視認できるようになったら」とかいてありますが、素人にはどの状態で植え替えたらいいのかわからず、水攻めしたままになっています。今の状態は、水に浸けている部分とその上少しの範囲に根らしき白いぶつぶつがたくさん生えています。大きいものは長さ太さ共に一ミリ~二ミリ程度あります。片一方の木肌は全体的に緑色なのですが、もう一方はまっしろ(買ってきた当初のまま)で、葉はどちらも生えていません。土は鹿沼土の細かいものを用意していて、ハイビスカス用とは別に種蒔き、挿し木用の土があります。植え替えの時期と植え替え時のアドバイスよろしくお願い致します。ちなみに北海道在住で、部屋の温度は昼夜問わず低くて10℃切るかどうかくらいです。時期が悪いのは承知ですが、ナマモノということなのでダメもとで急ぎ栽培を始めましたが、なんとか成功させたく思っていますのでよろしくお願い致します。

北海道でのハイビスカス挿し木の越冬と鉢上げ

北海道での1月という時期は、ハイビスカスにとって非常に厳しい環境です。通常、挿し木は気温が安定して暖かくなってから行うのが理想的です。しかし、すでに挿し木を始めていらっしゃるので、成功させるためのポイントを解説します。

現在の状態の確認と問題点

挿し木の状態から判断すると、根らしき白いぶつぶつが確認できるということは、発根が始まっている可能性が高いです。しかし、一本が緑色で、もう一本が白いというのは、状態に差があることを示しています。白いままの挿し木は、発根が遅れているか、あるいは枯れ始めている可能性があります。

鉢上げの適切な時期と方法

北海道の1月の低温では、鉢上げはリスクが伴います。最低気温が10℃を下回る状況では、鉢上げは避けるべきです。 まずは、室温を安定させ、15℃以上に保てる環境を作ることを優先しましょう。

理想的な鉢上げ時期は、4月~5月、霜の危険がなくなった後です。それまでは、水挿しの状態を維持しつつ、根の生育状況を注意深く観察しましょう。

鉢上げのステップバイステップガイド

1. 準備:挿し木用の土(鹿沼土の細かいもの)を事前に用意します。鉢は、根鉢よりも一回り大きいものを選びましょう。鉢底には、軽石や鉢底ネットを敷いて排水性を確保します。
2. 挿し木のチェック:水挿しから取り出す前に、根の状態を改めて確認します。枯れている部分や傷んでいる部分があれば、切り取ります。
3. 植え付け:鉢に土を入れ、挿し木を優しく植えます。根元が土にしっかり埋まるように注意しましょう。植え付け後は、たっぷりと水を与えます。
4. 環境調整:直射日光を避け、明るい日陰に置きます。温度変化が激しい場所を避け、なるべく安定した温度を保ちましょう。
5. 湿度管理:乾燥を防ぐために、霧吹きで葉に水を吹きかけたり、鉢の周りに水を置いて湿度を保つ工夫をしましょう。
6. 追肥:新しい芽が出て成長が始まったら、ハイビスカス用の液肥を薄めて与えます。

土壌選びと注意点

鹿沼土は水はけが良いので、挿し木には適していますが、保水性も考慮する必要があります。鹿沼土にピートモスやパーライトを混ぜて、水はけと保水性のバランスを取ると良いでしょう。 ハイビスカス用の土は、すでにこれらのバランスが考慮されていることが多いので、そちらを使用するのも良い選択肢です。

専門家の視点:ハイビスカスの生育に適した環境

ハイビスカスは、高温多湿を好む植物です。北海道の気候では、夏場でも生育が難しい場合がありますが、適切な管理で越冬させることは可能です。

* 温度:15℃~25℃が最適です。冬場は室内で管理し、霜に当てないように注意しましょう。
* 日照:日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光は葉焼けの原因となるため、注意が必要です。
* 湿度:乾燥を嫌うため、湿度を保つように心がけましょう。
* 通風:風通しの良い場所で育てましょう。

成功事例と失敗例

成功事例:春先に鉢上げし、適切な環境で管理することで、夏までに開花に成功したケース。

失敗事例:冬場に鉢上げしたため、根腐れを起こし枯れてしまったケース。

まとめ

北海道でのハイビスカス挿し木の栽培は、挑戦的な取り組みです。しかし、適切な時期と方法で鉢上げを行い、温度や湿度を管理することで、成功の可能性を高めることができます。焦らず、植物の生育状況を観察しながら、丁寧なケアを心がけましょう。

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