ネット通販で購入した不良品のウッドカーペット返品トラブル:解決策と注意点

ネット通販で、自由にカット出来るウッドカーペットを購入しました。部屋のサイズに合わせて繋げて使用する目的で同じ商品を2枚購入しました。2梱包で商品が届き、1箱目を開けて設置しました。その後、もう2箱目を開けるとカーペットの端が剥離しており不良品でした。まさかと思い、1箱目の端を確認すると同じように剥離が多数あり2つとも不良品であることが判明しました。すぐ販売先に連絡し、販売先の指示通り剥離部分の画像をメールする等して2つとも不良品であると認めてくれました。お店側としては交換を希望していましたが聞くと発送時の検品は行っていないため、交換商品に同じような剥離した商品が届かないとも言えない等と言われたので、取引が不安になり返品を希望しました。話し合いを何度か行い、無事に返品手続きになりお店に言われるがまま、返品商品の返送(送料着払い)を行いクレジットカード払いも引き落とされる前にストップしてくださり無事に返品処理が行われました。しかし、不良品の発送から1週間経過した時お店の取締役と名乗る方からメールが入り商品2枚のうち、1枚にお客様の方で加工箇所があるので返品として受付出来ないので早急に商品代金と、往復運賃を振り込みそして、商品の引取りをしてください。振込まない場合は、保管料として1日8円の追加されます。払うつもりがない場合は法的手段を取ります。というメールが来ました。返品の手続きをする際にトラブルを防ぐために、お店とのやり取りはメールにしわたくし自身が返品が初めてで無知なので注意点など教えてほしい(商品の状態など答えるので質問してほしい)と伝え、無事に返品処理に至ったので驚きました。確かに、1箱目を開けてカーペットを設置した際に柱に当たる部分を5㎜ほどカッターでカットしたので加工箇所があるのは間違いありません。しかし返品理由は、加工した部分と反対側の一辺の剥離と2箱目の1辺の剥離なので、不良品写真として送ったのは剥離部分のアップです。また、1箱目に関しては「使用し(敷き)ましたか?」と質問を受けたので一度、床に敷いたとも話してある上で、お店側はご納得された上で返品処理となっております。補足返品処理から1週間経過し既に商品もお店に届きクレジットカード払いのキャンセルも済んでいるにも関わらず当方の加工を理由に返品不可を申し出てくるのであればなぜ3日かけて話し合ったやり取りの際に注意点として説明してくださらないのかまた返品した商品を確認する前にクレジットカードのキャンセル処理をしたのか不思議です。この案件は、返品を諦めて代金を支払うべきなのでしょうか…

ネット通販における不良品返品:トラブル発生時の対処法

ウッドカーペットの返品トラブル、大変でしたね。 販売店側の対応は誠実とは言えず、困惑されるのも無理はありません。このケースでは、返品を諦めて代金を支払う必要はありません。以下、具体的な対処法と、今後のネット通販における注意点をご説明します。

問題点の整理と法的根拠

販売店は、お客様が5mmカットした部分を理由に返品を拒否していますが、これは不当な主張です。

* 返品理由の根本は「剥離」:返品理由はウッドカーペットの端部の剥離であり、5mmのカットは二次的なものです。主要な瑕疵(欠陥)は剥離であり、それが返品理由です。
* 瑕疵担保責任:民法上の瑕疵担保責任に基づき、販売店は不良品に対して責任を負います。5mmのカットは、不良品であることの返品理由とは直接関係ありません。
* 販売店側の対応の矛盾:返品を受け入れた後に、一方的に返品不可とするのは、契約違反の可能性があります。返品前に加工箇所について指摘すべきでした。クレジットカードのキャンセル処理も済んでいるにも関わらず、返品不可を主張するのは、誠意ある対応とは言えません。

具体的な対処法

1. **証拠の整理:** メールのやり取り、商品の画像(剥離部分、カット部分)、クレジットカードのキャンセル明細など、全ての証拠を保管してください。
2. **内容証明郵便の送付:** 販売店とのやり取りを記録に残すために、内容証明郵便で、以下の点を明確に伝えましょう。
* 返品理由が商品の剥離であること
* 5mmのカットは返品理由ではないこと
* 返品手続きが完了しており、代金支払い義務はないこと
* 今後の対応(例えば、法的措置も辞さない旨)を明確に示すこと
3. **消費生活センターへの相談:** お住まいの地域の消費生活センターに相談しましょう。専門家のアドバイスを受け、適切な対応を検討できます。
4. **弁護士への相談:** 内容証明郵便を送付しても改善が見られない場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士費用はかかりますが、法的措置を取ることで、より確実に権利を守ることができます。

ネット通販における返品トラブルを防ぐための注意点

今回のケースから学ぶべき点は多くあります。

購入前

* **商品の詳細な情報を確認する:** 商品説明、レビュー、サイズ、素材などを十分に確認しましょう。特に、返品に関する規定を必ず確認してください。
* **複数店舗で比較する:** 同じ商品を複数の店舗で比較し、価格や返品条件などを検討しましょう。

購入後

* **商品到着時の状態を確認する:** 商品到着後、すぐに商品の状態を確認し、不良品や破損がないかチェックしましょう。写真や動画で記録を残しておくのが重要です。
* **返品に関する規定を理解する:** 返品に関する規定をしっかり理解し、返品手続きに必要な書類や手順を把握しておきましょう。
* **証拠をしっかり残す:** 商品不良の証拠となる写真や動画、メールのやり取りなどを記録として残しておきましょう。
* **初期不良は速やかに連絡する:** 初期不良を発見したら、速やかに販売店に連絡し、状況を説明しましょう。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士の視点から見ると、今回のケースは販売店側に法的責任がある可能性が高いです。返品手続きが完了し、代金支払いもキャンセルされているにもかかわらず、後から返品不可を主張するのは、契約違反に当たる可能性があります。 内容証明郵便で明確に主張し、それでも解決しない場合は、法的措置を検討するべきです。

まとめ

今回のウッドカーペットの返品トラブルは、販売店側の不誠実な対応が原因です。 しかし、適切な対応を取ることで、損失を最小限に抑え、権利を守ることができます。 証拠をしっかり保管し、消費生活センターや弁護士に相談することで、解決への糸口が見つかるでしょう。 今後のネット通販では、今回学んだ教訓を活かし、トラブルを未然に防ぐように心がけましょう。

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