ニホンイシガメベビーの冬越し方法|冬眠させずに飼育するコツと注意点

ニホンイシガメベビーの冬のこしかたをおしえてください 冬眠をさせずに飼いたいです

ニホンイシガメベビーの冬越し:冬眠 vs. 加温飼育

ニホンイシガメは本来、冬眠する生き物です。しかし、ベビー期のニホンイシガメは、まだ体が小さく、冬眠の経験も少ないため、冬眠による死亡リスクが高いと言われています。そのため、冬眠させずに加温飼育する方が安全とされるケースが多いです。ただし、加温飼育には適切な環境設定と細心の注意が必要です。この記事では、冬眠させずにニホンイシガメベビーを飼育する方法について、具体的な手順や注意点、そしてインテリアとの調和についても解説します。

加温飼育に必要なものと環境設定

ニホンイシガメベビーを冬眠させずに飼育するには、適切な温度と湿度を保つことが重要です。必要なものと環境設定について詳しく見ていきましょう。

1. 飼育ケース

ベビー用の小さな水槽や、爬虫類専用の飼育ケースを用意しましょう。大きさはカメのサイズに合わせて選び、脱走防止のため、蓋はしっかりと閉まるものを選んでください。通気性も重要なので、蓋に空気穴が開いているか、または通気性を確保できる工夫が必要です。

2. 加温器具

カメの飼育温度を維持するために、ヒーターが必要です。サーモスタット付きのヒーターがおすすめです。サーモスタットは温度を一定に保つための重要なアイテムで、温度の上がりすぎを防ぎ、カメにとって安全な環境を維持します。バスキングライト(紫外線ライト)も必要です。これはカメの甲羅の形成やカルシウム吸収に不可欠です。

3. 温度計・湿度計

飼育ケース内の温度と湿度を常に確認するために、温度計と湿度計は必須です。デジタル式のものを使うと、数値が読み取りやすく便利です。

4. 隠れ家

カメは隠れ家が好きです。シェルターや流木、人工の隠れ家などを設置して、落ち着ける空間を作ってあげましょう。これはカメのストレス軽減にも繋がります。

5. 底材

底材には、爬虫類用の砂ペーパータオルなどが使われます。砂を使う場合は、カメが誤って食べてしまうことがないよう、粒子が細かいものを選びましょう。ペーパータオルは清掃が容易で衛生的です。

6. 水槽

カメは水浴びをする必要があるため、浅い水入れを必ず設置しましょう。水は毎日交換し、清潔に保つことが大切です。

7. フィルター(必要に応じて)

飼育ケースのサイズやカメの数によっては、フィルターが必要になる場合があります。フィルターは水質の悪化を防ぎ、飼育環境を清潔に保つのに役立ちます。

インテリアとの調和:ブラウン系の落ち着いた空間

ニホンイシガメの飼育ケースは、リビングなど生活空間の一部に置かれることが多いでしょう。そのため、インテリアとの調和も大切です。ブラウン系の飼育ケースや、木の温もりを感じさせる流木などを用いることで、自然で落ち着いた雰囲気を演出できます。

例えば、ブラウン系の木製家具が多い部屋であれば、ブラウンの飼育ケースは自然に溶け込みます。また、グリーンの植物を近くに置くことで、より自然な雰囲気を演出できます。ただし、植物を選ぶ際には、カメが食べてしまう可能性のあるものや、毒性のあるものは避ける必要があります。

ポイント:飼育ケースの設置場所を選ぶ際には、直射日光が当たらない場所、温度変化が少ない場所を選びましょう。

具体的な温度管理と注意点

ニホンイシガメベビーの最適な飼育温度は、25~28℃です。夜間は数度下がっても問題ありませんが、15℃を下回らないように注意が必要です。温度管理には、サーモスタット付きヒーターを使用し、温度計で常に確認しましょう。

注意点

* 急激な温度変化は避けましょう。温度変化はカメにストレスを与え、病気の原因となる可能性があります。
* 水質の悪化に注意。毎日水換えを行い、フィルターを使用する場合は定期的に清掃しましょう。
* カルシウムの補給。カメの甲羅の形成にはカルシウムが不可欠です。カルシウム剤を餌に混ぜて与えるなど、適切な補給を行いましょう。
* 適切な餌を与えましょう。ベビーカメには、専用の餌や、刻んだ野菜などを与えます。
* 定期的な健康チェック。カメの様子を注意深く観察し、異変を感じたらすぐに獣医に相談しましょう。

専門家の意見:爬虫類専門医からのアドバイス

爬虫類専門医によると、「冬眠させずに飼育する場合は、温度管理が最も重要です。サーモスタット付きヒーターを使用し、温度を常に監視することが不可欠です。また、適切な紫外線照射も、カメの健康維持に不可欠です。」とのことです。

まとめ

ニホンイシガメベビーの冬越しは、冬眠させるか加温飼育するかの選択が重要です。冬眠にはリスクが伴うため、ベビー期は加温飼育が安全です。しかし、適切な環境設定と継続的なケアが必要です。この記事で紹介したポイントを参考に、健康で元気に育つよう、愛情を込めて飼育しましょう。

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