ニトリルゴム系ボンドの臭い、いつまで続く?2畳のクッションフロア施工後の臭気対策

ボンドの臭いについて。9月に2畳ほどのクッションフロアーをニトリルゴム系のボンドではりました。貼った直後、臭いがものすごく強烈でしたが、換気をしていればそのうちおさまるだろうと思っていました。ところが、12月の今になっても、臭いがとれず、その部屋では一呼吸もできないほどまだ強烈で、2つ隣の部屋までもにおってくるほどです。この臭いはボンドの有機溶剤のものと思いますが、こんなに長い間、におい続けるものでしょうか。あとどれくらいでとれるのか詳しい方教えてください。もしくは、ボンドと石膏ボードなど他の材質が化学反応を起こしてガスが発生してるのではないかということも疑っているのですが、この点に関しても教えてほしいと思っております。

ニトリルゴム系ボンドの臭いの原因と持続期間

9月に施工された2畳のクッションフロア、ニトリルゴム系ボンドの臭いが3ヶ月経っても消えず、隣の部屋まで臭いが漂っているとのこと、大変お困りですね。まず、ご心配されている通り、ニトリルゴム系ボンドの臭いの原因は、ボンドに含まれる有機溶剤です。 これらの有機溶剤は揮発性が高く、施工直後は強い臭いを放ちますが、通常は数週間から数ヶ月で徐々に臭いは弱まります。しかし、換気状況やボンドの種類、施工量、室温などによって、臭いの持続期間は大きく異なります。 3ヶ月経っても臭いが強いということは、以下の可能性が考えられます。

臭いが残る原因の可能性

  • 換気不足: 24時間換気システムが作動していない、もしくは換気扇の能力が不足しているなど、十分な換気が行われていない可能性があります。
  • ボンドの量: 必要以上に多くのボンドを使用した場合、揮発する有機溶剤の量も増え、臭いの持続期間が長くなります。
  • 室温と湿度: 低温・高湿度の環境では、有機溶剤の揮発が遅くなり、臭いが残りやすくなります。特に冬場は要注意です。
  • ボンドの種類と品質: ボンドの種類によっては、揮発性の高い有機溶剤を使用しているものがあり、臭いが長引く可能性があります。また、品質の低いボンドは、臭いの持続期間が長くなる傾向があります。
  • 下地の状態: 下地となる床面に汚れや水分が残っていると、ボンドの接着力が弱まり、臭いが残る可能性があります。

残念ながら、「あとどれくらいで臭いが消えるか」を正確に予測することは困難です。 しかし、適切な対策を行うことで、臭いの軽減を期待できます。

臭い対策:実践的なアドバイス

まずは、以下の対策を徹底的に試してみてください。

1.徹底的な換気

  • 窓を開け放つ: 天候が許す限り、窓を常に開けて、空気の入れ替えを頻繁に行いましょう。特に、日中や風が強い日は効果的です。
  • 換気扇の活用: 24時間換気システムがあれば、常に作動させてください。換気扇も、可能な限り長時間稼働させましょう。浴室乾燥機など、他の換気設備も併用すると効果的です。
  • 空気清浄機: 活性炭フィルター付きの空気清浄機を使用すると、臭いを吸着し、軽減効果が期待できます。できれば、HEPAフィルターと活性炭フィルターの両方が搭載されているものがおすすめです。

2.臭い吸着剤の活用

  • 活性炭: 活性炭は、優れた吸着能力を持つため、臭いの軽減に効果的です。市販の活性炭パックや、活性炭入りの消臭剤などを活用しましょう。大きめの容器に活性炭を大量に入れて置くのも有効です。
  • 重曹: 重曹も、臭い吸着効果があります。浅い容器に重曹を入れ、部屋に置いておきましょう。

3.その他の対策

  • 室内を乾燥させる: 除湿機を使用したり、窓を開けて風通しをよくすることで、湿度を下げ、臭いの揮発を促進します。
  • 臭いの原因となるものを特定: ボンド以外にも、他の家具や建材から臭いが発生している可能性があります。臭いの発生源を特定し、対策を検討しましょう。
  • 専門業者への相談: 上記の方法を試しても臭いが改善しない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。原因を特定し、適切な対策を提案してもらえます。

石膏ボードとの化学反応の可能性

ご質問にある「ボンドと石膏ボードの化学反応」の可能性ですが、ニトリルゴム系ボンドと石膏ボードが直接反応して有毒ガスが発生するケースは極めて稀です。 ただし、ボンドの成分によっては、石膏ボードの成分と反応してわずかなガスが発生する可能性は否定できません。しかし、それが3ヶ月も強烈な臭いを発生させる原因となる可能性は低いと考えられます。

専門家の視点

建築関係の専門家によると、ニトリルゴム系ボンドの臭いが3ヶ月も続くケースは、換気不足が最も大きな原因であることが多いとのことです。また、ボンドの種類や施工方法、室温・湿度などの環境要因も大きく影響します。

まとめ

ニトリルゴム系ボンドの臭いは、適切な換気と消臭対策を行うことで、徐々に軽減されます。しかし、3ヶ月経っても強い臭いが残る場合は、換気状況やボンドの種類、施工方法などを改めて見直す必要があります。それでも改善しない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。 安全で快適な住環境を保つために、諦めずに様々な対策を試みてください。

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