部屋中をドライフラワーで埋め尽くす、ロマンティックで癒やされる空間…想像するだけで心が躍りますね!しかし、お店でドライフラワーを購入すると、確かに高額になる可能性があります。数十万円という費用は、決して大げさな話ではありません。そこで今回は、生花から自分でドライフラワーを作り、コストを抑えながら理想のインテリアを実現する方法について詳しく解説します。
Contents
自分でドライフラワーを作るメリット・デメリット
まず、自作ドライフラワーのメリットとデメリットを把握しておきましょう。費用を抑えられるのはもちろん、自分だけのオリジナル作品が作れるという大きな魅力があります。しかし、時間と手間がかかること、仕上がりのクオリティにばらつきが出やすいことなども考慮する必要があります。
メリット
- コスト削減:お店で購入するよりも圧倒的に費用を抑えることができます。大量に使用する場合は特に効果的です。
- オリジナル作品:好きな花、好きな色、好きなアレンジで、自分だけのオリジナルドライフラワーを作ることができます。
- 達成感:自分で作ったドライフラワーで部屋を飾ると、大きな達成感を得られます。
- 新鮮な花材:好みの状態の新鮮な花材を選んで作成できるため、品質にこだわれます。
デメリット
- 時間と手間:乾燥方法によっては、数週間から数ヶ月かかる場合があります。
- 技術の習得:美しいドライフラワーを作るには、ある程度の技術と知識が必要です。失敗する可能性も考慮しましょう。
- 保存方法:完成したドライフラワーは、適切な保存方法をしないと、変色やカビが生える可能性があります。
- 材料費:生花を購入する費用はかかります。ただし、お店で購入するドライフラワーと比較すれば、大幅なコスト削減が可能です。
様々なドライフラワー作成方法
ドライフラワーの作り方には、いくつかの方法があります。それぞれの特徴を理解し、自分の状況や好みに合った方法を選びましょう。
1. 自然乾燥法
最も手軽な方法です。花束を逆さに吊るして風通しの良い場所で乾燥させます。時間はかかりますが、特別な道具は必要ありません。ただし、変色しやすい花には向きません。
- メリット:簡単、低コスト
- デメリット:時間がかかる、変色しやすい、形崩れしやすい
2. 乾燥剤を使う方法
シリカゲルなどの乾燥剤を使う方法です。短時間で乾燥させることができ、花の色や形を綺麗に保つことができます。比較的コストも抑えられます。
- メリット:短時間で乾燥できる、色や形を綺麗に保てる
- デメリット:乾燥剤の費用がかかる、大量の乾燥には多くの乾燥剤が必要
3. 電子レンジ乾燥法
電子レンジを使って短時間で乾燥させる方法です。手軽で短時間ですが、火加減に注意が必要です。花の種類によっては、変色や焦げ付きに注意が必要です。
- メリット:短時間で乾燥できる
- デメリット:火加減に注意が必要、花の種類によっては変色や焦げ付きの可能性あり
4. 押し花
花を平らに圧して乾燥させる方法です。押し花は、作品に立体感を出すのが難しいですが、カードや額縁に入れて飾るのに適しています。
- メリット:平らでコンパクトに仕上がる
- デメリット:立体感が出しにくい
プロの視点:失敗しないためのポイント
フラワーアレンジメント教室講師である山田先生に、ドライフラワー作成のポイントを伺いました。
「綺麗にドライフラワーを作るには、新鮮な花を選ぶことが大切です。しおれた花や傷んでいる花は、乾燥しても綺麗に仕上がりません。また、乾燥方法に合った花を選ぶことも重要です。例えば、バラなどは自然乾燥に向いていますが、繊細な花はシリカゲル乾燥がおすすめです。そして、乾燥後は、直射日光や湿気を避けて保管することが大切です。適切な保存方法で、長く美しいドライフラワーを楽しみましょう。」
具体的な実践ステップとアレンジ例
ここでは、シリカゲルを使った乾燥方法と、部屋中をドライフラワーで飾るアレンジ例を紹介します。
シリカゲルを使ったドライフラワー作成
1. **新鮮な花材を選ぶ:** しおれていない、状態の良い花を選びましょう。 2. **シリカゲルを用意:** 花を完全に覆える量のシリカゲルを用意します。再利用可能なシリカゲルも販売されています。 3. **花を埋める:** 密閉できる容器にシリカゲルを入れ、花を優しく埋めます。花が重なり合わないように注意しましょう。 4. **乾燥させる:** 1週間~2週間程度、乾燥させます。花の種類によって乾燥時間は異なります。 5. **取り出す:** 乾燥が完了したら、優しく花を取り出します。ブラシなどでシリカゲルを落とします。
部屋中をドライフラワーで飾るアレンジ例
- 花瓶アレンジ:様々な種類のドライフラワーを組み合わせ、高さや色合いに変化をつけてアレンジします。大きめの花瓶を使うと、より存在感のあるディスプレイになります。
- リース作り:ドライフラワーをワイヤーや麻紐でつなぎ合わせてリースを作ります。玄関ドアや壁に飾ると、おしゃれな空間を演出できます。
- ガーランド:ドライフラワーを糸や麻紐に通してガーランドを作ります。窓辺や壁に飾ると、柔らかな雰囲気になります。
- フォトフレームアレンジ:押し花を使って、オリジナルのフォトフレームを作ります。思い出の写真と組み合わせると、素敵なインテリアになります。
- ボトルアレンジ:小さなガラス瓶にドライフラワーを入れて、棚などに飾ります。色々な種類の瓶を使うと、よりおしゃれな雰囲気になります。
まとめ
部屋中をドライフラワーで埋め尽くすインテリアは、自作することでコストを抑え、自分らしい空間を実現できます。様々な乾燥方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分の状況や好みに合わせて最適な方法を選びましょう。今回ご紹介した方法やアレンジ例を参考に、あなただけの素敵なドライフラワー空間を創造してください。