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トウキョウサンショウウオの飼育環境と餌について
トウキョウサンショウウオの飼育は、初めての方にとって難しい面があります。餌を食べない、岩に隠れている、といった状態は、飼育環境に問題がある可能性が高いです。冷蔵庫での飼育は、特に避けるべきです。
冷蔵庫飼育の問題点
冷蔵庫は、トウキョウサンショウウオにとって適切な環境ではありません。冷蔵庫内の温度は低すぎるため、代謝が低下し、餌を食べなくなる、免疫力が低下し病気にかかりやすくなる、といったリスクがあります。また、急激な温度変化も、サンショウウオに大きなストレスを与えます。
適切な飼育温度
トウキョウサンショウウオの飼育に適した温度は、15~20℃です。夏場は、エアコンや扇風機などで室温を調整しましょう。水槽に冷却ファンを設置するのも有効です。ただし、急激な温度変化は避けてください。
餌について
小粒の亀のエサや乾燥赤虫は、トウキョウサンショウウオにとって必ずしも適切な餌ではありません。生きた餌を与えることが重要です。
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- ミミズ:最も好んで食べる餌です。入手しやすいのでおすすめです。
- イトメ:活き餌として手軽に購入できます。
- アカムシ:冷凍アカムシも利用できますが、生きた方が食いつきが良いです。
餌の与えすぎにも注意が必要です。食べ残しはすぐに取り除き、水槽を清潔に保ちましょう。
水槽環境の改善
トウキョウサンショウウオが岩に隠れているのは、隠れ家が少ない、ストレスを感じている、環境に慣れていないなどの理由が考えられます。
隠れ家の設置
水槽内にシェルター(隠れ家)を複数設置しましょう。流木、石、人工のシェルターなど、様々な素材を使用できます。サンショウウオが安心して過ごせる空間を作ることで、ストレスを軽減し、餌を食べるようになる可能性があります。
水質管理
水質の悪化も、サンショウウオの健康に悪影響を与えます。定期的な水換えを行い、フィルターを使用することをおすすめします。水換えの頻度は、水槽の大きさやサンショウウオの数によって異なりますが、週に1回程度を目安にしましょう。
底床
底床には、砂利や小石を使用するのが一般的です。ただし、サンショウウオが誤って砂利を食べてしまう可能性があるので、粒の大きさには注意が必要です。大きめの砂利を使用するか、底床を使用しない方法もあります。
行動について
水温計に巻きついているのは、水温計の温度がサンショウウオにとって快適な温度である可能性があります。また、水温計が隠れ家として機能している可能性もあります。
サンショウウオは、夜行性の生き物です。日中は岩などに隠れてじっとしていることが多く、活動している姿を見る機会は少ないです。水換えのために水槽から出すまで動かないのは、ストレスを感じている、環境に慣れていないなどが考えられます。
専門家のアドバイス
両生類の飼育に不安がある場合は、専門家に相談することをおすすめします。ペットショップの店員や、爬虫類・両生類専門の獣医に相談することで、適切なアドバイスを受けることができます。
まとめ
トウキョウサンショウウオの飼育は、適切な環境と餌、そして丁寧な観察が必要です。冷蔵庫での飼育は避けて、適切な温度、隠れ家、餌、水質管理を心がけましょう。それでも改善が見られない場合は、専門家に相談することをおすすめします。 サンショウウオは繊細な生き物です。焦らず、じっくりと観察し、適切なケアをしてあげましょう。