デグーのピーピー鳴き声の原因を探る
10ヶ月飼育されているデグーが急にピーピー鳴き出したとのこと、ご心配ですね。デグーは普段あまり鳴かない動物ですが、状況によっては様々な理由で鳴き声を上げます。まずは、鳴き声の原因をいくつか考えてみましょう。
1. 体調不良の可能性
確かに、元気に遊んだり食べたりしているからといって、体調が良いとは限りません。ピーピー鳴き声以外にも、以下の症状がないか確認してみましょう。
- 食欲不振
- 体重減少
- 毛並みの乱れ
- 目や鼻の分泌物
- 下痢や便秘
- 呼吸が荒い
- 動きが鈍い
これらの症状が一つでも見られる場合は、すぐに獣医さんに診てもらうことをお勧めします。早期発見・早期治療が大切です。
2. 環境の変化
新しい家具やペット用品を導入したり、お部屋のレイアウトを変更したりしていませんか? デグーは環境の変化に敏感な動物です。新しい匂いや音、空間の変化にストレスを感じて、ピーピー鳴いている可能性があります。
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3. 寂しさや不安
デグーは群れで生活する動物です。十分なコミュニケーションが取れていないと、寂しさや不安を感じて鳴くことがあります。ケージの中に十分な遊び道具や隠れ家があるか、また、飼い主さんとの触れ合いは十分ですか?
4. 発情期
デグーは発情期になると、鳴き声を上げる場合があります。特にメスは、発情期にピーピーと鳴いたり、オスに対してアピールする行動をとることがあります。
5. ケージ内の問題
ケージが狭すぎたり、清潔でなかったり、適切な温度・湿度が保たれていない場合も、ストレスとなり鳴き声につながります。ケージの広さ、清潔さ、温度・湿度などを確認してみましょう。
安心できるデグーの生活空間づくり:インテリアの工夫
デグーの鳴き声が、環境やストレスに起因する可能性が高い場合、インテリアの工夫で改善できるかもしれません。
1. 広々としたケージと充実した遊具
デグーは活動的な動物なので、広々としたケージが必要です。ケージ内には、以下のアイテムを配置して、快適な空間を演出しましょう。
- 隠れ家:デグーは安全な場所を好みます。ハウスやトンネルなどを複数設置しましょう。
- 遊び道具:水車、ボール、木製の遊具など、様々な遊び道具を用意して、飽きさせないように工夫しましょう。
- 給水器:清潔な水を常に供給できる給水器を設置しましょう。
- 餌入れ:清潔で安定した餌入れを選びましょう。
- 砂浴び場:デグーは砂浴びをする習性があります。清潔な砂を十分な量用意しましょう。
ケージの素材は、齧りやすい木製ではなく、安全な金属製やプラスチック製を選ぶことをおすすめします。
2. ケージの設置場所
ケージは、直射日光や冷暖房の風が直接当たらない、静かで安全な場所に設置しましょう。振動や騒音もストレスの原因となるため、なるべく静かな場所に置くことが大切です。
3. インテリアの色と素材
デグーは、明るい色よりも落ち着いた色を好みます。ベージュやブラウンなどの自然な色合いのインテリアは、デグーにとってリラックスできる環境を作ります。また、素材は自然素材を選び、安全性を確認することが重要です。例えば、無垢材の棚や、自然な色の布製のマットなどを活用するのも良いでしょう。
4. 適切な温度と湿度
デグーは温度変化に弱いため、室温を20~26℃に保つことが重要です。湿度も50~60%程度に調整しましょう。加湿器や除湿器などを活用して、快適な環境を保ちましょう。
5. 飼い主とのコミュニケーション
毎日、デグーを優しく撫でてあげたり、声をかけたりすることで、安心感を与えられます。コミュニケーションは、デグーのストレス軽減に繋がります。
専門家の意見:獣医さんへの相談
もし、上記の対策を行ってもピーピー鳴き声が改善しない場合、または他の症状が見られる場合は、すぐに獣医さんに相談しましょう。獣医さんは、デグーの健康状態を詳しく診察し、適切なアドバイスをしてくれます。
まとめ
デグーのピーピー鳴き声の原因は様々です。まずは、体調不良の可能性を考慮し、獣医さんに相談することも検討しましょう。そして、ケージ環境の見直し、適切な温度・湿度管理、飼い主さんとのコミュニケーションを心がけることで、デグーが安心して暮らせる空間を作ることが大切です。インテリアの工夫を通じて、デグーとのより良い関係を築いていきましょう。