デグーとの安全な暮らし方:人獣共通感染症予防と快適な飼育環境

デグーを飼っています。飼ってまだ日が浅く、勉強をしはじめました。デグーのさまざまな行動により日々癒されます。しかし人獣共通感染症について触れたところ、少し不安があります。デグーを飼うにあたって定期的にケージや砂、牧草、餌を掃除するのですが、その際便に触れてしまう可能性は少なからずあります。噛まれない・便に触れないなど自分でできる限りの予防はできますが、それでも少し不安があります。デグーから病気をもらった経験のある方はおりますでしょうか?また、みなさまの体験談、初心者の私が注意するべき点などについて詳しくお聞かせ下さい。また、私個人でデグーを飼っており、私の部屋にケージを設置しています。その際人獣共通感染症にたずさわる菌が浮遊・家具に付着することなどはありますか?来客が多いため空気感染も心配です・・・。(空気感染などあるのでしょうか?)余談となりますがデグーでも動物病院で健康診断はできますでしょうか?長文により質問がおおくなってしまい申し訳ありません、返信お待ちしております。

デグー飼育における人獣共通感染症の予防

デグーは可愛らしい小動物ですが、人獣共通感染症のリスクを完全に排除することはできません。しかし、適切な衛生管理と予防策を講じることで、リスクを大幅に軽減できます。ご質問にあるように、便に触れる可能性や空気感染への懸念は、十分に理解しておくべき点です。

デグーから感染する可能性のある病気

デグーから人間に感染する可能性のある病気として、サルモネラ菌やパスツレラ菌による感染症が挙げられます。これらは、主に糞便や尿、唾液などに含まれており、直接接触や間接接触(汚染された物に触れた後、口や目、鼻を触るなど)によって感染します。症状は、下痢、発熱、嘔吐など様々です。重症化することもありますので、早期発見と治療が重要です。

具体的な予防策

  • 徹底的な衛生管理:ケージの清掃は毎日行い、糞尿や食べ残しをこまめに除去しましょう。ケージ、給水器、餌入れなどは、熱湯消毒または市販のペット用消毒液で消毒するのが効果的です。砂や牧草も定期的に交換しましょう。清掃後は必ず手を洗いましょう。
  • 手洗い:デグーに触れた後、ケージの清掃後、餌やり後などは、必ず石鹸と流水で丁寧に手を洗いましょう。アルコール消毒液も併用するとより効果的です。
  • 直接の接触を避ける:デグーの顔や口を直接触ることを避けましょう。特に、デグーが体調不良の時は注意が必要です。
  • 咬傷への注意:デグーに噛まれた場合は、すぐに傷口を石鹸と流水で洗い流し、消毒しましょう。必要であれば、医療機関を受診してください。
  • 環境整備:ケージは、換気が良く、直射日光が当たらない場所に設置しましょう。湿気が多いと細菌の繁殖が促進されるため、定期的に換気することが重要です。
  • 定期的な健康診断:デグーを動物病院に連れて行き、定期的な健康診断を受けさせましょう。早期に病気を見つけ、治療することで、人獣共通感染症のリスクを軽減できます。

空気感染の可能性と対策

デグーから直接空気感染する病気はほとんどありません。しかし、糞便や尿から発生する菌が空気中に浮遊し、間接的に感染する可能性はゼロではありません。そのため、換気を良くし、ケージの清掃を徹底することが重要です。来客が多い場合は、ケージを一時的に別の部屋に移動する、または来客前後にケージ周辺の清掃を行うなどの対策を検討しましょう。

専門家のアドバイス:獣医師の視点

多くの獣医師は、デグーを飼育する上で、衛生管理の徹底が最も重要だと強調しています。特に、小さな子供や高齢者、免疫力の低い方がいる家庭では、より一層の注意が必要です。 定期的な健康診断は、デグー自身の健康管理だけでなく、人獣共通感染症予防にも繋がります。 何か異常を感じたら、すぐに動物病院に相談しましょう。

デグーの健康診断

はい、デグーも動物病院で健康診断を受けることができます。 エキゾチックアニマルを専門とする動物病院を探してみることをお勧めします。 健康診断では、体重測定、聴診、触診などを行い、健康状態をチェックします。 必要に応じて、血液検査やレントゲン検査なども行われる場合があります。

まとめ:安心安全なデグーとの生活のために

デグーとの生活は、喜びと癒やしを与えてくれます。しかし、人獣共通感染症のリスクを完全にゼロにすることはできません。 この記事で紹介した予防策をしっかりと実践し、デグーとの安全で快適な生活を送りましょう。 何か不安な点があれば、迷わず獣医師に相談してください。

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