デイサービス経営における課題と社長の運営方針:オレンジ色の温かさと活気を取り戻すには?

デイサービスに勤めています。社長の運営方針について疑問だらけなのですが、危うく見えても、経営者としてはありなのでしょうか??まだまだ新しいサービス付き高齢者住宅とデイサービスの併設です。外部からの通所は少なく、ほとんどが2階住宅からの1階デイサービス利用です。開設から退職者が後を絶たず、今ではほとんどデイサービスの勤務経験がない方ばかりです。当然、レクを含め満足のいく対応はできません。そういう状況でも、社長はデイのレクにも口を出しません。施設長にも口を出さないように言っているそうです。企画をよく見ていません。何をしているかくらいは知っているようですが。口を出すと、言われたとおりにするだけで、考えなくなるから成長しない。任せる。そうです。季節の行事ごとのレクでさえ様子も見ません。問題点を見ずに、指導もせず、素人が成長するのでしょうか??住宅の入居者様も他の施設にいかれたり、亡くなったりで部屋が空き、なかなか新しい入居者様が決まりません。そこで、社長が考えたのが、生活保護者の受け入れと軽犯罪者の受け入れです。軽犯罪者と言っても、生活保護の申請をしてあげて、受け入れ先があれば犯罪者にならずに済んだような方を対象です。何度も刑務所に行って、時間をかけて準備をしているようです。そういった方は、比較的若くて元気で、長期入居が見込めるので経営が安定すると言うのです。今は元気で、介護認定が要支援位しか取れないとしても、しだいに年を取れば、必ずデイサービスを利用してくれるようになるし、長期で考えると得だと。。。。。何しろ、空室損ほどの損はないと。確かに空室ほど損はないと思いますが、まだ新しい施設なのに、、、と思います。古くなって入居が難しくなった施設なら、それも仕方ないかと思うのですが、まだ新しく綺麗な施設なのに。ほんとうに勿体ないと思うのですが、経営者としては先を行く妥当な判断でしょうか??素人にはさっぱり理解できません。なにしろ私も入居は嫌だし、親も親戚も知り合いにも、絶対に勧められません!補足有難うございます。さすがに入居者様に介護のお手伝いは一切させていませんし、デイの利用時間は部屋には戻しません。必死にデイルームに閉じ込めています。どうしても説得出来なかった場合は、きちんと事務処理されていると思います。いつも管理者が気にしていますから。比較的若くて元気と言っても、介護施設ですので70歳は過ぎている方で雇用は難しいのではないでしょうか。あくまでも要支援以上は必要ですし。

現状分析:オレンジ色の光を失ったデイサービス

現在のデイサービスは、深刻な人材不足、入居者減少、そして社長の「任せる」経営方針という三重苦に直面しています。

* **人材不足と質の低下:** 経験不足のスタッフばかりでは、質の高いサービス提供は困難です。レクリエーションの企画・実施、利用者への適切な対応、そして何より、利用者の満足度向上に大きな支障をきたします。これは、施設の評判を著しく低下させる要因となります。
* **入居者減少と空室問題:** 新しい施設にも関わらず入居者が少ない現状は、施設の魅力やサービスの質に問題があることを示唆しています。競合施設との差別化が図れていない可能性も考えられます。
* **社長の「任せる」経営方針:** 一見、従業員の自主性を重んじるように見えますが、現状のスタッフの経験不足を考慮すると、適切な指導やサポートなしに「任せる」ことは、かえってリスクを増大させる可能性があります。特に、レクリエーション企画への関与の低さは、利用者のエンゲージメント低下を招きかねません。

社長の運営方針:リスクと可能性

社長の生活保護者や軽犯罪歴のある方の受け入れという方針は、短期的には空室問題の解決に繋がる可能性があります。しかし、長期的な視点で見ると、いくつかのリスクを伴います。

* **施設のイメージ悪化:** 生活保護者や軽犯罪歴のある方の受け入れは、周囲の住民や潜在的な入居者からネガティブに捉えられる可能性があります。施設のイメージ悪化は、新たな入居者獲得を困難にするでしょう。
* **スタッフへの負担増加:** 特定の属性の入居者を受け入れることで、スタッフへの心理的・肉体的な負担が増加する可能性があります。適切な研修やサポート体制がなければ、スタッフのモチベーション低下や離職に繋がるでしょう。
* **利用者の安全確保:** 軽犯罪歴のある方の受け入れは、他の利用者の安全確保という点で懸念材料となります。万が一、トラブルが発生した場合、施設の責任問題にも発展する可能性があります。

改善策:オレンジ色の温かさと活気を呼び戻すための具体的なステップ

現状を変えるためには、多角的なアプローチが必要です。

1. 人材育成と採用強化

* **経験豊富なスタッフの採用:** デイサービス経験者や介護福祉士資格保有者を積極的に採用する必要があります。採用活動においては、求人広告の内容を魅力的にし、待遇面も改善することで、優秀な人材の確保を目指しましょう。
* **新人研修の充実:** 経験の浅いスタッフに対しては、充実した研修プログラムを提供することで、スキルアップを支援します。OJT(On-the-Job Training)とOFF-JT(Off-the-Job Training)を効果的に組み合わせ、実践的なスキルと知識を習得させましょう。
* **キャリアパス制度の導入:** スタッフのモチベーション向上のため、キャリアパス制度を導入し、将来的なキャリアプランを示すことが重要です。

2. 魅力的なサービス提供

* **レクリエーションの充実:** 利用者の年齢や体力、興味関心に合わせた多様なレクリエーションを提供することで、デイサービスへの参加意欲を高めます。季節感を意識した企画や、外部講師を招いたワークショップなども効果的です。
* **地域との連携:** 地域住民との交流イベントやボランティア活動などを企画することで、地域社会との繋がりを強化し、施設の認知度向上を図ります。
* **質の高い介護サービス:** 利用者一人ひとりのニーズに合わせたきめ細やかな介護サービスを提供することで、信頼関係を構築し、満足度を高めます。

3. 入居者募集戦略の見直し

* **ターゲット層の明確化:** 生活保護者や軽犯罪歴のある方だけでなく、幅広い層をターゲットとした入居者募集戦略を立てる必要があります。
* **施設の魅力の訴求:** 施設の清潔さ、快適さ、そして質の高いサービスを効果的にアピールする必要があります。ホームページやパンフレット、地域イベントへの参加などを活用しましょう。
* **競合施設との差別化:** 他施設との違いを明確に示すことで、競争優位性を築きます。例えば、専門的な介護サービスや、充実したレクリエーションプログラムなどを強みとして打ち出しましょう。

4. 社長とスタッフ間のコミュニケーション改善

* **定期的なミーティングの実施:** 社長とスタッフ間のコミュニケーションを円滑にするために、定期的なミーティングを実施し、意見交換の場を設けましょう。
* **フィードバックシステムの構築:** スタッフからの意見や提案を積極的に取り入れることで、施設運営の改善に繋げます。
* **社長の積極的な関与:** 社長は、施設運営に積極的に関与し、スタッフを指導・サポートする役割を果たす必要があります。「任せる」だけでなく、適切な方向へ導くことが重要です。

専門家の視点:介護経営コンサルタントの意見

介護経営コンサルタントの視点から見ると、現状の運営方針は非常にリスクが高いと言えます。生活保護者や軽犯罪歴のある方の受け入れは、施設のイメージ悪化やトラブル発生のリスクを伴います。短期的な収益向上よりも、長期的な視点で施設の安定経営を目指すべきです。そのためには、人材育成、サービスの質向上、そして積極的な広報活動が不可欠です。

まとめ:オレンジ色の未来に向けて

現状の課題を克服し、オレンジ色の温かさと活気に満ちたデイサービスを実現するためには、社長、スタッフ、そして利用者全員の協力が必要です。上記で述べた改善策を着実に実行することで、施設の活性化、そして持続可能な経営を実現できるでしょう。

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