デイサービス利用への抵抗感を持つ高齢者の気持ちと、その打開策

私の母は現在81歳です。健康状態は、いろいろな持病はあるにしろそれなりの生活行動はできる状況にあると判断しています。つまり、近距離の屋外歩行(車を押して)、家庭内歩行、入浴、排便、食事等はそれなりに出来るということですが、もともと骨粗鬆症もあり、10年ほど前には膝の人口関節手術等も経験しており、親しい町の介護認定の仕事をされている知り合いの話では、介護1級は取れる状況だと聞いて言います。実は昨年秋に父が他界し、今は家族と同居ではありますが大半の時間は自分の部屋で独りで過ごしている状況です。もともと活発な社交性を有している人間ですので、今の独りきりの時間を結構持て余しているようなので、介護に認定を受けて月1でも2でもデイサービスにでも行って、楽しいひと時を過ごしてみたらと助言してみるのですが、「自分の健康状態はそんなそんなところに行かなくてはならない次元ではない。絶対に行かない。」と強く拒みます。我々にすると、もともとの社交性があるので行ってみれば会話の相手もでき、出かけるということでリフレッシュにもなり、いいことかなと考えていますが思いには大きなギャップがあります。母のこんな意識には布石があり、他界した父はいやいやながらデイサービスへの通所を受け入れていましたが、迎えの車へも自力歩行からそのうち車椅子へと変化し、受けるサービスも食事や入浴の介助へと進み、最後には介護施設で週1~2回のショートステイを経て、最後にはロングステイになることとなっていましたので、そのイメージがかなり強いのだと思います。まだ十分にあると思える母の時間を、あくまでも少しでも楽しいものにしてあげたいと思う気持ちなので無理強いはする気持ちは全くありませんが、母の持ち前の社交性を考えると楽しいひと時を過ごせる場として、デイサービズを経験させてみたいと思っていますので、同じような経験のある方、専門の方などの助言をお願いします。

高齢者のデイサービス利用抵抗感:その背景と解決策

81歳のお母様、ご自身の健康状態を維持しつつも、亡くなられたお父様のデイサービス体験のネガティブなイメージが、利用への抵抗感を強めているようですね。 介護認定1級の可能性があるとのことですが、ご本人のプライドや自立心を尊重しつつ、デイサービスのメリットを理解していただくためのアプローチが必要です。

1. お父様の経験からのトラウマへの対処

お父様のデイサービス体験が、お母様にとって「衰え」「依存」を象徴するネガティブな記憶になっている可能性が高いです。このトラウマを乗り越えるには、以下の点を考慮した対応が必要です。

* 共感と傾聴:まず、お母様の気持ちに寄り添い、お父様のデイサービス体験についてじっくり話を聞いてあげましょう。「お父さんの経験は辛かったね」「大変だったね」と共感することで、お母様の感情を受け止め、安心感を与えます。
* 誤解の解消:デイサービスは、必ずしも「衰え」や「依存」を意味するものではありません。リハビリや趣味活動、仲間との交流など、多様なサービスを提供する場所であることを丁寧に説明しましょう。写真やパンフレットなどを活用し、具体的なイメージを持ってもらうことが効果的です。
* ポジティブな事例紹介:お父様の経験とは異なる、明るく楽しいデイサービスの事例を紹介しましょう。近所のデイサービス施設の見学や、利用者の体験談などを参考に、お母様に合った施設を見つけることが重要です。

2. デイサービスに対する誤解の払拭

お母様は、「自分の健康状態はそんなところに行かなくてはならない次元ではない」と考えているようです。これは、デイサービスを「介護が必要な人のための場所」という誤解に基づいている可能性があります。

* 健康増進の側面を強調:デイサービスは、健康維持・増進にも役立ちます。運動療法、レクリエーション、仲間との交流などを通して、心身のリフレッシュや社会参加の機会を提供します。これらのメリットを具体的に説明することで、お母様の関心を高めましょう。
* 選択肢の提示:様々なタイプのデイサービスがあることを説明しましょう。例えば、健康な高齢者向けのデイサービスや、趣味活動に特化したデイサービスなど、お母様の興味や体力に合った施設を選ぶことが重要です。
* お試し利用の提案:「無理強いはしない」というスタンスを貫きつつ、まずは1回だけ体験してみることを提案してみましょう。短時間から始めて、徐々に利用時間を延ばしていくことで、お母様の抵抗感を和らげることができます。

3. お母様の社交性を活かす

お母様の社交性を活かすことが、デイサービスへの抵抗感を克服する鍵となる可能性があります。

* 趣味や興味を共有できる施設を探す:お母様の趣味や興味(例:絵画、書道、園芸など)に合わせたデイサービスを探しましょう。共通の趣味を持つ仲間と交流することで、デイサービスへの参加意欲を高めることができます。
* 施設見学の同行:お母様と一緒に、いくつかのデイサービス施設を見学してみましょう。施設の雰囲気やスタッフの対応、利用者の様子などを直接確認することで、不安を解消し、好印象を持ってもらうことができます。
* 友人や知人の紹介:既にデイサービスを利用している友人や知人がいれば、その方の体験談を聞いてもらうのも効果的です。他の人から良い話を聞くことで、お母様の心証を改善できる可能性があります。

4. 専門家のサポート

介護相談窓口やケアマネージャーに相談することも有効です。専門家のアドバイスを受けることで、お母様に最適なデイサービス選びや、利用への説得方法を見つけることができます。

具体的なステップ

1. お母様との対話:じっくりと時間を取り、お母様の気持ちに寄り添い、話を丁寧に聞きましょう。
2. 情報収集:地域のデイサービス施設について、パンフレットやウェブサイトなどを利用して情報を集めましょう。
3. 施設見学:数カ所のデイサービス施設を見学し、お母様に合った施設を選びましょう。
4. お試し利用:まずは短時間から始めて、徐々に利用時間を延ばしていくことを提案しましょう。
5. 継続的なサポート:デイサービス利用後も、お母様の状況を把握し、必要に応じてサポートを提供しましょう。

専門家の視点:認知行動療法の活用

心理療法の一種である認知行動療法(CBT)の考え方を応用することも有効です。お母様のネガティブな思考パターンを特定し、より現実的でポジティブな思考に修正していくことで、デイサービスへの抵抗感を軽減することができます。専門のカウンセラーに相談することも検討しましょう。

インテリアとの関連性:居心地の良い空間づくり

お母様の部屋を、居心地の良い空間にすることも重要です。落ち着いた色合いの壁紙やカーテン、快適な家具などを選び、リラックスできる環境を整えましょう。ベージュを基調としたインテリアは、温かみがあり、安心感を与えてくれます。

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