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テーブルヤシの「実」について
写真がないため断定はできませんが、テーブルヤシにできたものは実ではなく「花」の可能性が高いです。テーブルヤシは雌雄異株のため、雄株と雌株が近くにないと結実しません。もし実だとしたら、受粉に成功した雌株ということになります。しかし、室内で育てている場合、受粉の機会は少ないため、実をつけることは稀です。花は、小さなクリーム色の粒状で、目立たないことが多いです。もし、写真に写っているものが小さな粒状のものであれば、花である可能性が高いでしょう。
そのまま放置しても問題ありません。花が咲いた後、結実しない場合は、花茎は枯れて自然に落ちます。もし、実がなったとしても、特別な処理は必要ありません。ただし、実が熟して種子が散らばる可能性があるので、気になる場合は、花茎ごと切り取っても構いません。
テーブルヤシの株分けについて
テーブルヤシをより魅力的なシルエットにするために、株分けを考えているとのことですが、これは良いアイデアです。100円ショップなどで販売されている小さな苗を、すぐに大きな株と一緒に植えるのはおすすめしません。
株分けの最適な時期
テーブルヤシの株分けに最適な時期は春から初夏です。この季節は植物の生育が活発なため、根付きが良く、新しい環境への適応もスムーズです。また、秋にも株分けは可能ですが、冬に差し掛かる前に根がしっかり張るように、少し早めの時期に行うのが理想的です。
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株分けの手順
- 準備:新しい鉢、培養土、スコップ、園芸用手袋を用意します。培養土は、水はけの良いものを選びましょう。
- 根鉢を崩す:テーブルヤシを鉢から抜き、根鉢を優しくほぐします。根が傷まないように注意しましょう。根が絡まっている場合は、丁寧にほぐして株を分けます。小さい苗を植える場合は、根を傷つけないように優しく植え付けます。
- 植え付け:新しい鉢に培養土を入れ、テーブルヤシを植え付けます。根元がしっかり土に埋まるように、土をしっかりと詰めます。根詰まりを防ぐため、鉢の大きさは、根鉢よりも少し大きめのものを選びましょう。
- 水やり:植え付け後、たっぷりと水やりをします。その後は、土の表面が乾いたら水やりをするようにしましょう。
小さな苗の扱い
100円ショップなどで販売されている小さな苗は、まだ根が弱く、大きな株と一緒に植えると、生育に影響を与える可能性があります。そのため、小さな苗は、ある程度大きくなってから株分けするのが理想的です。目安としては、鉢の大きさが親株の鉢の半分程度になるまで育ててから株分けすることをおすすめします。これにより、小さな苗も十分に成長し、大きな株とのバランスが良くなります。
専門家のアドバイス
観葉植物の専門家によると、「テーブルヤシの株分けは、根がしっかりと張った状態で行うことが重要です。根が弱いと、株分け後の活着率が低くなり、枯れてしまう可能性があります。そのため、小さな苗は、ある程度大きくなってから株分けするのが良いでしょう。」とのことです。
具体的な例
例えば、親株の鉢が直径20cmの場合、小さな苗は直径10cm程度の鉢で育て、葉の数や茎の太さなどが親株の半分程度になったら株分けを行うのが良いでしょう。この方法であれば、小さな苗も十分に成長し、親株とのバランスが良くなります。
まとめ
テーブルヤシの「実」らしきものは、花である可能性が高く、そのまま放置しても問題ありません。株分けは春から初夏に行うのが最適で、小さな苗は、ある程度大きくなってから株分けするのがおすすめです。根付くまで丁寧な管理を心がけましょう。適切な時期と方法で株分けを行うことで、より美しく、見栄えの良いテーブルヤシを楽しむことができるでしょう。