ツバメの雛の保護と放鳥:睡眠時間と健康状態の確認

いま、ツバメの雛を放鳥する前提で保護しています(詳しくは前回の質問を見てください。 ) ずいぶん元気になって、飛ぶ練習をする段階で、14畳ほどの広さの部屋で放し飼いにしています。飛んだり休んだりを繰り返している状態です。(休んで鳴いていることのほうが多く、まだパタパタとぎこちなく飛んでいます) さきほどみたら、床でべちゃーっと羽根を広げて足も丸まった状態になっていました。 家族が見ていたので、特に落下もしておらず、ケガはないのですが、 これはなぜでしょうか?? 餌は充分にミルワーム、刻んだ葉野菜を混ぜたフォーミュラーを二時間ごとに欲しがるだけ与えていますので不足はないと思います。 母いわく、寝不足(23時に最後の餌を与え籠に入れて消灯、朝7時から8時に餌やり始めてます)らしいのですが 睡眠時間が足りていないため、疲れてフラフラしているのでしょうか? とりあえずすぐ、籠に入れて消灯しておきましたが、最後の餌やりもしておらず心配です…どうか知恵を貸してください。

ツバメの雛の睡眠と休息:正常な状態とは?

ツバメの雛は、成長段階によって睡眠時間や休息の仕方が異なります。 質問にあるように、飛ぶ練習を始めたばかりの雛は、想像以上に多くのエネルギーを消費します。そのため、疲れて床で羽を広げ、足を丸めた状態になるのは、単なる休息の可能性が高いです。 人間でいうところの「ぐっすり眠る」という状態とは異なり、鳥類は短い時間での仮眠を繰り返す習性があります。 床にへばりつくように休むのは、体温調節や安全確保のため、体力を温存するための自然な行動です。

ケガや病気の可能性も考慮する

しかし、安心できる状態とは言い切れません。 ケガや病気の可能性も考慮する必要があります。 落下していなくても、内出血や軽い骨折の可能性もゼロではありません。 雛が元気がない、食欲がない、呼吸が荒い、糞の状態が異常など、他の症状が見られる場合は、すぐに獣医に相談しましょう。 特に、羽根が乱れている、片方の羽根が垂れている、足を引きずっているなどの症状は注意が必要です。

ツバメの雛の適切な飼育環境とケア

14畳の部屋で放し飼いというのは、雛にとって十分な広さです。しかし、安全面にも配慮が必要です。

安全な環境づくり

* 窓やドアを閉める:雛は、外に出ようとして窓ガラスにぶつかったり、ドアに挟まれたりする可能性があります。
* 危険な物の撤去:コード類、小さな家具、尖った物など、雛が怪我をする可能性のあるものは全て撤去しましょう。
* 床の材質:コンクリートやタイルなどの硬い床は、雛が転倒した際に怪我をする可能性があります。 カーペットや柔らかい布などを敷くことをお勧めします。
* 隠れ家を作る:雛は、安全な場所を求めて隠れ家に入ります。段ボール箱や小さな布製の巣箱などを用意しましょう。

適切な給餌と休息

* 給餌頻度:二時間ごとの給餌は、成長段階によっては頻度が高すぎる可能性があります。 雛の状態をよく観察し、必要に応じて調整しましょう。 雛が餌をあまり欲しがらない場合は、無理に与える必要はありません。
* 睡眠時間:夜間は、静かで暗い場所に雛を落ち着かせましょう。 完全に暗くする必要はありませんが、明るすぎる環境は睡眠を妨げます。 10時間程度の睡眠は必要です。
* 水分補給:雛は、餌から水分を摂取しますが、特に暑い時期は、少量の水をスポイトなどで与えることも考慮しましょう。

専門家への相談

ツバメの雛の飼育は、専門知識が必要です。 不安な点があれば、野鳥保護団体や獣医に相談することをお勧めします。 彼らは、雛の健康状態を適切に判断し、適切なアドバイスをしてくれます。 インターネットの情報だけでは判断できない場合も多いので、信頼できる専門家の意見を聞くことが大切です。

放鳥の準備

雛が十分に成長し、自力で飛べるようになったら、放鳥の準備を始めましょう。

放鳥のタイミング

放鳥は、雛が自力で餌を探し、飛べるようになったと判断してから行いましょう。 早すぎると生存が危ぶまれます。 目安としては、自力で飛んで、数メートルは飛べるようになった状態です。 また、放鳥する場所は、雛が安全に生活できる環境であることを確認しましょう。 木々や茂みがあり、天敵から身を守れる場所が理想的です。

放鳥後の観察

放鳥後も、しばらくは雛の様子を観察しましょう。 無事に生活できているか確認し、必要であれば、餌やりなどのサポートを検討しましょう。

まとめ:愛情と適切なケアで放鳥へ

ツバメの雛の保護は、責任と愛情が必要です。 適切な環境とケアを提供することで、健康に成長し、自然に帰ることができます。 不安な点があれば、専門家への相談を忘れずに、安全な放鳥を目指しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)