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ツバメの巣箱設置に関するアドバイス
ツバメがご自宅に訪れてくれるのは、素晴らしいことですね!子育てを応援したい気持ち、大変よく分かります。しかし、現状の巣箱はツバメにとって居心地が良いとは言えないようです。ツバメは金属の光沢を嫌う傾向があり、また、カナリア用の皿巣は形状もツバメの巣作りには適していません。
適切な巣箱の選び方と設置場所
ツバメは、軒下や梁などに泥や枯れ草などを用いて巣を作ります。そのため、巣箱を設置する際は、以下の点を考慮しましょう。
- 素材:天然素材のものが好ましいです。木製の巣箱がおすすめです。塗装は避けるか、自然塗料を使用しましょう。
- 形状:ツバメの巣の形状を参考に、浅いお椀型や半円状のものが適しています。市販のツバメ用巣箱も販売されていますので、そちらを利用するのも良いでしょう。
- 設置場所:雨風が直接当たらない、安全な軒下を選びましょう。地面から1.5~2メートル程度の高さに設置するのが理想的です。玄関ポーチのように、人が頻繁に往来する場所ではなく、ある程度静かな場所を選びましょう。
- 固定方法:釘が打てない場合は、強力な両面テープや専用の接着剤を使用しましょう。ただし、外壁の素材によっては接着が難しい場合もありますので、事前に確認が必要です。専門業者に相談するのも良いでしょう。
- 周辺環境:近くに電線や障害物がないか確認しましょう。また、猫などの天敵から守れる場所を選びましょう。
ツバメのつがいについて
ご質問にあるように、一羽は赤い顔、もう一羽は肌色のツバメがいるとのことですが、これはつがいである可能性が高いです。ツバメの顔の色は個体差があり、必ずしも赤い顔だけが成鳥ではありません。尾羽の長さなども個体差があるので、それだけで判断することはできません。毎日同じ2羽が訪れることから、つがいである可能性が高いと言えるでしょう。
高気密住宅でのツバメ対策
築2年の高気密住宅では、従来の土間のように開け放しにすることは難しいでしょう。しかし、ツバメが安心して巣を作れる環境を作るために、以下の対策も検討してみましょう。
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- 窓を開ける時間:ツバメが訪れる時間帯に、窓を少し開けておくことで、巣材の運搬や休憩場所として利用できる可能性があります。ただし、安全面には十分注意し、人がいない時間帯に限定しましょう。
- 巣材の提供:ツバメは泥や枯れ草などを巣材として使用します。庭に小さな水たまりを作ったり、枯れ草を置いておくことで、巣作りの助けになるかもしれません。
- 天敵対策:猫などの天敵からツバメを守るために、猫よけ対策をしましょう。また、巣箱の近くに止まり木などを設置しないようにしましょう。
専門家の意見
野鳥の専門家によると、ツバメは人間が作った巣箱よりも、自然な場所に巣を作ることを好む傾向があります。そのため、完璧な巣箱を用意するよりも、ツバメが巣を作りやすい環境を整えることが重要です。
また、金属製の巣箱は光を反射し、ツバメにとって不快な環境となる可能性があります。自然素材の巣箱を使用し、落ち着いた色合いにすることで、ツバメが安心して巣を作れる可能性が高まります。
まとめ
ツバメがご自宅で子育てをすることは、自然と触れ合う貴重な機会です。適切な巣箱を設置し、安全で快適な環境を整えることで、ツバメたちが安心して子育てできるようサポートしましょう。もし、巣箱の設置やツバメの生態についてさらに詳しく知りたい場合は、地域の野鳥保護団体などに相談してみるのも良いでしょう。