チェリーシュリンプ飼育ケース:衣装ケースやコンテナボックスでの飼育は可能?

チェリーシュリンプの飼育ケースに関して 部屋が狭いので、水槽を増やすことに躊躇しています。そこで考えたのが、コンテナボックスや衣装ケースなどで取っ手がついているものならば部屋においても移動でき るので、代わりになるのではないかと思い質問させていただきました。水槽は300キューブが私の希望でしたので20~30リットルくらいのケースを考えています。そこに、底面フィルター、エアー、ヒーター、ソイルを敷こうかと思います。 ケースの色は、黒いものはシュリンプの色が濃くなるのではと思いますが、上からの光のみになります。ライトで調整しようと思います。 シュリンプ水槽の「景色」は気にしないので、上からのぞくだけでも満足です。 衣装ケースやコンテナボックスで飼育できますか。飼育上の短所があれば教えてください。補足丁寧な回答ありがとうございます。「RVバケツ RV-25」Bなんかはどうでしょうか。 持ち運びもできるタイプを考えています。60ワイド水槽があり、ふたはないので湿気には慣れています(笑)。 補足での質問は、黒いケースに黒いソイルだと真っ暗でエビは見えないのかなと考えてます。

衣装ケースやコンテナボックスでのチェリーシュリンプ飼育:可能性と課題

結論から言うと、衣装ケースやコンテナボックスでチェリーシュリンプを飼育することは可能ですが、いくつかの課題があります。 300キューブ水槽相当の20~30リットル程度の容量のケースであれば、底面フィルター、エアレーション、ヒーターを設置し、ソイルを敷設して飼育することは可能です。しかし、水槽と比べていくつかの点で劣る部分があり、それらを理解した上で飼育に取り組む必要があります。

衣装ケース・コンテナボックス飼育のメリットとデメリット

メリット

  • コストパフォーマンスが高い:水槽に比べて安価で入手できます。
  • 移動が容易:取っ手付きのものは移動が簡単で、レイアウト変更や掃除も容易です。
  • サイズバリエーションが豊富:好みのサイズを選べます。

デメリット

  • 素材の耐久性:水槽と比べて耐久性が低く、割れや変形のリスクがあります。特に、ヒーターを使用する場合は、ケースの耐熱性にも注意が必要です。
  • 密閉性:水槽と比べて密閉性が低いため、蒸発による水位低下や、外部からの異物の混入の可能性があります。また、換気も考慮する必要があります。
  • 透明度:水槽に比べて透明度が低いため、シュリンプの観察がしにくくなります。特に黒いケースに黒いソイルを使用すると、シュリンプが見えにくくなる可能性が高いです。
  • 安全性:素材によっては、シュリンプに有害な物質が溶出する可能性があります。食品用素材の容器を使用することをおすすめします。
  • メンテナンスの難易度:水槽と比べて掃除が難しく、水換えも手間がかかります。

「RVバケツ RV-25」Bの使用について

「RVバケツ RV-25」Bは、持ち運びに便利な上に、ある程度の耐久性も期待できるため、チェリーシュリンプ飼育に適した選択肢の一つと言えるでしょう。ただし、耐熱性や密閉性、素材の安全性については、事前に確認する必要があります。 製品の仕様をしっかり確認し、ヒーターの使用や水漏れ対策を十分に行いましょう。

黒いケースと黒いソイルの問題点と対策

黒いケースと黒いソイルの組み合わせは、シュリンプの観察を非常に困難にします。 ほとんど見えなくなってしまう可能性が高いです。対策としては、以下の方法が考えられます。

  • ケースの色を変える:透明度の高いケース、または明るい色のケースを使用する。
  • ソイルの色を変える:明るい色のソイルを使用する。例えば、砂利や明るい色のソイルを使用することで、シュリンプの見えやすさが向上します。
  • LEDライトの活用:水槽用のLEDライトを使用し、底面から照らすことで、シュリンプをより見やすくすることができます。スポットライトのように、特定の場所を照らすことで、シュリンプを見つけやすくなります。
  • 背景の工夫:ケースの背面に明るい色の背景を貼ることで、シュリンプのコントラストが強調され、見やすくなります。

専門家の視点:水槽と衣装ケースの違い

アクアリストの経験から言うと、水槽と衣装ケースでは、水質管理の難易度が大きく異なります。 水槽は、水質の変化が比較的穏やかで、安定した環境を維持しやすいです。一方、衣装ケースは、素材や構造によって水質に影響が出やすく、こまめな水質チェックとメンテナンスが不可欠です。特に、底面フィルターを使用する場合は、フィルターの清掃やメンテナンスを適切に行う必要があります。

具体的な飼育方法と注意点

衣装ケースやコンテナボックスでチェリーシュリンプを飼育する際には、以下の点に注意しましょう。

水質管理

  • 定期的な水換え:少なくとも週に一度は、水換えを行いましょう。水換えの頻度や量は、飼育環境やシュリンプの状態に合わせて調整してください。
  • 水質検査:定期的に水質検査を行い、水質の変化に注意しましょう。特に、アンモニアや亜硝酸塩の濃度が高まらないように注意が必要です。
  • ろ過システム:底面フィルターだけでなく、外部フィルターやスポンジフィルターなどを併用することで、より安定した水質を維持できます。

温度管理

  • ヒーターの使用:チェリーシュリンプは、20~25℃程度の温度を好みます。室温が低い場合は、ヒーターを使用しましょう。ただし、ヒーターを使用する場合は、ケースの耐熱性を確認し、火傷防止にも注意が必要です。
  • 温度計の設置:水槽内に温度計を設置し、水温を常に監視しましょう。

エアレーション

  • エアレーションの確保:エアレーションは、水中の酸素濃度を維持するために重要です。エアポンプとエアストーンを使用し、十分なエアレーションを確保しましょう。

その他

  • 隠れ家の設置:シュリンプは、隠れ家がないとストレスを感じやすいため、流木や石などを設置しましょう。
  • 餌の量:食べ残しは水質悪化の原因となるため、適切な量の餌を与えましょう。
  • 観察:毎日、シュリンプの状態を観察し、異常がないか確認しましょう。

まとめ

衣装ケースやコンテナボックスは、水槽に比べて安価で手軽に飼育を始められるというメリットがありますが、水質管理や安全性に配慮する必要があります。上記の点に注意し、適切な環境を整えることで、チェリーシュリンプを快適に飼育することが可能です。 しかし、より安定した飼育環境を求めるのであれば、水槽の使用を検討することもお勧めします。

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