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チェリーシュリンプと水槽の同時購入!即日立ち上げへの緊急対応
週末にチェリーシュリンプと25ℓ水槽が到着し、即日立ち上げを目指したいとのことですね。既存の60cm水槽から種水を使用するという計画ですが、いくつか注意点があります。結論から言うと、種水を使用しても、即日シュリンプを投入するのはリスクが高いです。特に、セパレーターでの飼育でシュリンプの死亡率が高いという現状を鑑みると、慎重な対応が必要です。
種水利用のメリットとデメリット
既存水槽の水を種水として利用するメリットは、バクテリアの定着を早めることができる点です。水槽の立ち上げに不可欠な硝化バクテリアは、アンモニアを亜硝酸塩、さらに硝酸塩へと分解し、水質を安定させる役割を果たします。既存水槽の水には既にこれらのバクテリアが豊富に存在するため、新水槽への移行がスムーズになります。
しかし、デメリットも存在します。既存水槽に病原菌や寄生虫が潜んでいる可能性があります。種水を使用することで、これらも新水槽に持ち込むリスクがあります。特に、シュリンプが弱っている状況では、このリスクは非常に高まります。また、既存水槽の水質がシュリンプにとって最適とは限らないため、急激な環境変化でシュリンプにストレスを与えてしまう可能性も考えられます。
RED BEE SANDの使用について
RED BEE SANDは、チェリーシュリンプ飼育に適したソイルとして人気があります。即日立ち上げを目指す場合、ソイルの種類は非常に重要です。しかし、ソイルの種類に関わらず、水槽の立ち上げには最低でも数日間のサイクルが必要です。 RED BEE SANDを使用しても、即日シュリンプを投入することはお勧めできません。
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安全なチェリーシュリンプ導入のためのステップ
即日導入は避けるべきですが、週末にシュリンプが到着する状況を考慮し、できるだけ早く安全に導入するためのステップを以下に示します。
1. 水槽の準備
* 水槽にRED BEE SANDを敷き、ヒーターと底面フィルターを設置します。
* 水道水を20リットル用意し、必ずカルキ抜き剤を使用してカルキを完全に除去します。 太陽光でのカルキ抜きは、時間と天候に左右されるため、信頼性の高いカルキ抜き剤を使用することを強くお勧めします。
* 60cm水槽から10リットルの種水を取り、20リットルのカルキ抜き済みの水に加えます。この際、バケツなどに一度移し替えてから、新水槽に投入しましょう。
* メダカは、種水に投入する必要はありません。メダカはパイロットフィッシュとして、既存水槽で飼育を継続しましょう。メダカの健康状態を観察することで、既存水槽の水質をある程度把握することができます。
2. 水質調整と立ち上げ
* 水槽に水を入れてから、24時間以上は経過させましょう。この間に、水温を安定させ、フィルターを稼働させ、水質を落ち着かせます。
* 水質検査キットを使用して、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の濃度を測定します。これらの数値が安定するまで、数日かかることを想定しましょう。
* エアレーションを十分に行い、酸素供給を確保します。
3. シュリンプの導入
* 水質検査で、アンモニアと亜硝酸塩が検出されず、硝酸塩の濃度も低い状態を確認してから、シュリンプを導入します。
* シュリンプを袋ごと水槽に浮かべ、30分程度置いて水温を合わせます。その後、ゆっくりと水槽に放ちます。
* 導入後も、水質を継続的に監視し、必要に応じて水換えを行います。
専門家のアドバイス:安全第一
経験豊富なアクアリストの意見を参考にすると、チェリーシュリンプの飼育においては、急いで立ち上げるよりも、安全に立ち上げることを優先すべきです。急いで立ち上げた結果、シュリンプが死んでしまう可能性が高まります。数日間の辛抱で、より安全で確実な立ち上げが可能になります。
まとめ:焦らず、安全な水槽立ち上げを
チェリーシュリンプの飼育は、水質管理が非常に重要です。今回の状況では、即日導入はリスクが高いため、上記ステップに従い、安全に立ち上げを行うことを強くお勧めします。焦らず、時間をかけて丁寧に準備することで、健康なチェリーシュリンプを飼育できる可能性が高まります。 シュリンプの健康状態を常に観察し、適切な対応を行うことが大切です。