ダークブラウンの部屋に合うアクセントカラー|モダンシックなインテリアコーディネート術

インテリアのコーディネートについて悩んでいます。自分はモダンシックな感じにしたくてダークブラウンをベースに家具などをそろえたのですが、ほかになにかもう一色足したいと思っています。何色がいいでしょうか?部屋は床がナチュラルブラウンで壁がホワイトです。買った家具は、ダークブラウンのベッド(枕カバー、布団、敷布団すべてダークブラウン)、ダークブラウンのテーブル、ダークブラウンの書棚、ダークブラウンのカーテン、ダークブラウンの座椅子、ブラックのTVラックです。あとアイボリーのラグを買う予定です。こんな感じです。正直ダークブラウンばっかで失敗だったと思っています(汗)。これだと部屋全体が重くなってしまうんではないかと心配です。何か改善すべきところ、足したら良い色などがあったら教えてください。あとベッドの色とカーテンの色は一緒のほうがいいと聞いたことがあるのですが、そう思いますか?

ダークブラウンを基調としたモダンシックなインテリア、素敵ですね!しかし、ダークブラウンばかりだと重くなってしまうというご心配、ごもっともです。今回は、ダークブラウンのインテリアにアクセントカラーを加えて、洗練されたモダンシックな空間に仕上げるための具体的な方法を、インテリアコーディネーターの視点も交えながらご提案します。

ダークブラウンの部屋を明るく見せるためのポイント

まず、ダークブラウンの重厚感を軽減するために、空間全体を明るく見せる工夫が必要です。現状のホワイトの壁は、すでに良い選択です。ダークブラウンの家具が多いので、壁をホワイトにすることで、空間の広がりを感じさせ、圧迫感を軽減できます。

  • 照明を工夫する:間接照明やスタンドライトなどを効果的に配置することで、陰影をコントロールし、空間の奥行きと明るさを演出できます。ダウンライトだけでなく、フロアスタンドやテーブルランプなどを加えることで、温かみのある空間を作ることができます。
  • 鏡を活用する:鏡は光を反射して空間を広く見せる効果があります。壁に大きな鏡を飾ったり、鏡面仕上げの家具を取り入れることで、明るさと広がりを演出できます。ただし、鏡の配置によっては、逆に部屋が狭く感じられる場合もあるので、配置場所には注意が必要です。
  • 窓辺を最大限に活用する:カーテンは既にダークブラウンとのことですが、レースカーテンなどを併用することで、自然光を効果的に取り込み、部屋を明るくすることができます。透け感のある素材を選ぶことで、軽やかさも演出できます。

モダンシックに合うアクセントカラーの提案

ダークブラウンをベースにしたモダンシックなインテリアに、もう一色加えることで、より洗練された空間になります。いくつか候補をご提案します。

1. グレー:洗練された都会的な空間

ダークブラウンとグレーの組み合わせは、都会的で洗練された雰囲気を演出します。グレーは、ダークブラウンの重厚さを抑えつつ、モダンな印象を与えてくれます。濃いグレーではなく、ライトグレーやグレージュなどの明るいトーンを選ぶと、より軽やかな印象になります。例えば、ソファのクッションやブランケット、アート作品などにグレーを取り入れるのがおすすめです。

2. アイボリー:温かみのある上品な空間

既にアイボリーのラグを検討されているとのことですが、これは最適な選択です。アイボリーは、ダークブラウンの重厚さを和らげ、温かみのある上品な空間を演出します。ラグ以外にも、クッションカバーやベッドカバーなどにアイボリーを取り入れることで、より統一感のある空間になります。アイボリーは、他の色とも合わせやすいので、コーディネートしやすいのも魅力です。

3. ベージュ:落ち着いた穏やかな空間

ベージュは、アイボリーよりも少し落ち着いた色合いで、リラックスできる空間を演出します。ダークブラウンとの相性も抜群で、モダンシックな雰囲気を損なうことなく、温かみと落ち着きを加えることができます。ソファやカーテン、壁の一部にベージュを取り入れることで、空間全体に穏やかな雰囲気をもたらします。

4. シルバー:モダンでスタイリッシュな空間

シルバーは、メタリックな輝きで、モダンでスタイリッシュな空間を演出します。照明器具や小物、鏡などにシルバーを取り入れることで、洗練されたアクセントになります。ただし、シルバーは使いすぎると冷たすぎる印象になってしまうため、ポイント使いがおすすめです。

ベッドとカーテンの色合わせについて

ベッドとカーテンの色を揃えることは、統一感を持たせる上で有効な手段です。しかし、必ずしも同じ色でなければならないわけではありません。ダークブラウンのベッドにダークブラウンのカーテンだと、少し重すぎる印象になる可能性があります。そこで、カーテンの色を少し明るくする、または素材を変えることで、バランスを取ることができます。例えば、ダークブラウンのカーテンではなく、ベージュやグレーのカーテンにすることで、軽やかさを演出できます。また、同じダークブラウンでも、素材を変えることで、異なる印象を与えることができます。例えば、ベルベットのような重厚感のある素材と、リネンなどの軽やかな素材を組み合わせることで、変化をつけられます。

具体的な改善案とコーディネート例

現状のダークブラウンの家具を活かしつつ、上記のアクセントカラーを取り入れた具体的なコーディネート例をご紹介します。

  • アクセントカラー:グレー ダークブラウンの家具に、ライトグレーのソファクッションやブランケット、グレーの幾何学模様のラグを配置。壁にグレーの抽象画を飾ることで、モダンで洗練された空間を演出。
  • アクセントカラー:ベージュ ダークブラウンのベッドに、ベージュのベッドカバーと枕カバーを合わせ、カーテンをベージュ系のリネン素材にすることで、温かみのある落ち着いた空間を演出。アイボリーのラグと合わせ、統一感を出す。
  • アクセントカラー:シルバー ダークブラウンの家具に、シルバーの照明器具や、シルバーの脚のテーブルなどを配置。シルバーの小さなオブジェを飾ることで、モダンでスタイリッシュなアクセントを加える。

専門家のアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から見ると、ダークブラウンを基調としたインテリアは、落ち着きがあり、高級感も演出できますが、使いすぎると重苦しく感じることがあります。今回のケースでは、明るめの色を効果的に取り入れることで、空間に広がりと軽やかさを与えることが重要です。また、素材感にも注目し、異なる素材を組み合わせることで、奥行きと立体感を演出することもおすすめです。例えば、ダークブラウンの家具に、リネンやコットンなどの自然素材のファブリックを取り入れることで、重厚感の中に軽やかさを加えることができます。

まとめ

ダークブラウンをベースにしたモダンシックなインテリアに、グレー、アイボリー、ベージュ、シルバーなどのアクセントカラーを加えることで、より洗練された空間を演出できます。照明や窓辺の活用、素材感にも気を配り、バランスの良いコーディネートを目指しましょう。今回ご紹介した例を参考に、あなただけの素敵な空間を創造してください。

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