プロのインテリアコーディネーターの方にお伺いします。近く引っ越す事になったのですが、引っ越し先の部屋のドアの色が気に入りません。壁や床は白っぽいのですが、リビングやクローゼット、お風呂等、全てのドアがダークブラウンです。また、備え付けの棚やテレビ台も同じダークブラウンで、全体的にモダンな感じです。分かりにくいかもしれないですが、ジュエリーツツミの店舗みたいな…ですが、私はモダンやフレンチカントリーな感じの部屋は好きではありません。ミディアムやライトな色の木の家具がある、明るく温もりのある部屋が好みです。無印良品みたいな感じです。実家の部屋はそのようにコーディネートしており、とても落ち着き、気に入っていました。新しい部屋もナチュラルな色の家具を置きたいのですが、ダークブラウンのドアの部屋に、ライト～ミディアムな家具を置いたらちぐはぐになり、気になって落ち着かなくなりそうで心配です。どのようにすればまとまりのあるコーディネートになるでしょうか？剥がせるシート的な物を貼る事も視野に入れていますが、賃貸のため、あまり手をかけたくない気持ちもあります。
Contents
ダークブラウンのドアとナチュラルな家具、調和させるためのインテリアコーディネート
賃貸でドアの色を変えるのは難しいですが、家具やインテリアの選び方、配置、そして空間演出によって、ダークブラウンのドアがあっても、明るく温もりのあるナチュラルな空間を実現することは可能です。 ご希望の「無印良品のような」空間づくりを目指しましょう。
1. 家具選び：素材と色で統一感を
ダークブラウンのドアと対比させず、調和させるためには、家具選びが重要です。 ライト～ミディアムな色の木製の家具を選ぶのは正解です。しかし、単に色だけで選ぶのではなく、素材にも注目しましょう。
- 素材： 無印良品のようなシンプルなデザインで、オーク材やパイン材など、自然な風合いの木材を使った家具を選びましょう。 木目の美しい家具は、ダークブラウンのドアとも自然な繋がりを作ります。 また、ラタンや竹などの天然素材を取り入れるのもおすすめです。これらの素材は、温かみと軽やかさを加え、空間を明るく見せます。
- 色： 明るいベージュ、アイボリー、ライトブラウンなどの、ドアの色と対比が強すぎない色を選びましょう。 白やオフホワイトも清潔感があり、空間を広く見せる効果があります。 ただし、全てを同じ色にするのではなく、家具によって微妙な色の変化をつけることで、より奥行きのある空間になります。
- デザイン： シンプルで無駄のないデザインの家具を選びましょう。 装飾が多い家具は、ダークブラウンのドアと相まって重厚な印象になりかねません。 無印良品のように、機能的でシンプルなデザインの家具がおすすめです。脚の高い家具を選ぶことで、床との間に空間が生まれ、部屋が広く感じられます。
2. 空間演出：色と光の活用
家具だけでなく、空間全体の演出も重要です。
- 壁と床： 既に白っぽいとのことですので、壁と床の色を変える必要はありません。 清潔感があり、家具の色を引き立てます。
- カーテン： リネンやコットンなどの天然素材のカーテンを選びましょう。 色は、オフホワイトやベージュなどの淡い色で、光を取り込みやすい素材を選ぶことが大切です。 カーテンの色を変えるだけで、部屋の印象は大きく変わります。
- 照明： 間接照明を効果的に使うことで、温かみのある空間を作ることができます。 フロアランプやテーブルランプ、スタンドライトなどを配置し、柔らかな光で部屋を包み込みましょう。 ダウンライトなどの天井照明だけでは、どうしても暗く感じてしまうため、複数の光源を組み合わせることが重要です。
- グリーン： 観葉植物を置くことで、自然の温もりと生命力を加えることができます。 観葉植物は、空気清浄効果もあり、健康にも良い影響を与えます。 サイズや種類を工夫することで、より効果的な空間演出が可能です。
- ラグ： 天然素材のラグを敷くことで、足元を暖かくし、空間のアクセントになります。 色や柄は、家具の色と調和するものを選びましょう。 例えば、ベージュやアイボリーなどの淡い色のラグは、どんな家具にも合わせやすいです。
3. アクセントカラーの活用
ダークブラウンのドアを完全に消すことは難しいですが、他の色で視線をそらすことで、ドアの存在感を薄めることができます。
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- クッションやブランケット： ソファやベッドに、明るい色のクッションやブランケットを置くことで、視覚的なアクセントを作り、ダークブラウンのドアが目立たなくなります。 パステルカラーや、自然をイメージさせるグリーンやブルーなどの色がおすすめです。
- アートワーク： 壁に絵画やポスターなどを飾ることで、視覚的なポイントを作り、ダークブラウンのドアへの注意を分散させることができます。 自然の風景や植物の絵画は、ナチュラルな雰囲気にぴったりです。
4. 剥がせる壁紙の活用（賃貸でも安心）
賃貸でも、剥がせる壁紙を使うことで、ドアの色を目立たなくすることができます。 ダークブラウンのドアに、白やベージュなどの淡い色の壁紙を貼ることで、ドアの存在感を軽減できます。 ただし、全てのドアに貼る必要はなく、リビングのドアなどにポイントで貼るだけでも効果があります。
5. 専門家の意見：インテリアコーディネーターへの相談
どうしても不安な場合は、インテリアコーディネーターに相談することをおすすめします。 プロの視点から、最適なコーディネートプランを提案してもらえます。 費用はかかりますが、後悔しないためにも、一度相談してみる価値はあります。
まとめ
ダークブラウンのドアがあっても、適切な家具選び、空間演出、そして必要に応じて剥がせる壁紙などを活用することで、明るく温もりのあるナチュラルな空間を実現できます。 焦らず、一つずつ丁寧にコーディネートを進めていきましょう。 ご自身の好みと、部屋の雰囲気をバランスよく調整することで、理想の「無印良品風」の空間を手に入れることができるはずです。
