ダイニングテーブルの照明選び:キッチンカウンターと一体型の空間を明るく照らす方法

ダイニングテーブルの照明について。キッチンカウンターに横付けしたダイニングテーブルがあります、カウンターの上の袖壁にブラケットが2個あるのですが、その照明が暗くて困っています ブラケットをスポットライトにしたいのですが、ダイニングテーブル斜め上から照らすようなスポットライトをつけるのはおかしいですか?つけるとしたらどれくらいの明るさが必要ですか? 今あるブラケットはすりガラスに覆われていて810 lmのパルックボールが1個ずつ入っています。 電球色を考えています。部屋全体のの照明は、ダウンライトで、若干暗めの雰囲気です。

暗すぎるダイニングテーブルの照明問題:解決策を探る

キッチンカウンターに隣接したダイニングテーブルの照明でお困りとのこと、よく分かります。既存のブラケット照明が暗く、食事や作業に支障が出ている状況ですね。 810lmの電球色パルックボール2個では、ダイニングテーブル全体を明るく照らすには力不足かもしれません。特に、すりガラスのブラケットは光を拡散するため、ダイニングテーブルに直接届く光量はさらに減少していると考えられます。

今回のご相談では、スポットライトへの変更を検討されていますが、ダイニングテーブル斜め上から照らす配置は決して「おかしい」わけではありません。むしろ、空間の演出テーブル上の料理を美しく見せるという点で、効果的な方法です。ただし、適切な明るさや角度、デザイン選びが重要になります。

スポットライト導入:明るさ、角度、デザインのポイント

必要な明るさ:照度と演色性のバランス

まず、必要な明るさですが、ダイニングテーブルの面積と、どのような雰囲気にしたいかで変わってきます。一般的に、ダイニングテーブルの上の照度は300ルクス以上が推奨されています。これは、快適に食事や作業ができる最低限の明るさです。しかし、より落ち着いた雰囲気を求めるなら、少し暗めでも構いません。

現状の810lm×2個(1620lm)では明らかに不足しているので、スポットライト導入時には、テーブルの広さや高さ、希望する明るさを考慮してワット数を決定する必要があります。LEDスポットライトであれば、消費電力を抑えつつ十分な明るさを確保できます。例えば、1個あたり1000lm以上のLEDスポットライトを2個設置すれば、十分な明るさを得られるでしょう。

さらに重要なのが演色性です。演色性とは、光源が物体の色をどれだけ自然に再現できるかを示す指標で、Ra(演色評価数)で表されます。Ra90以上であれば、自然光に近い色再現性で、料理の色やテーブルの素材感をより美しく見せることができます。電球色を選ぶとのことですので、Ra90以上の高演色性LEDスポットライトを選ぶことをお勧めします。

最適な角度と設置位置:空間デザインとの調和

スポットライトの角度は、ダイニングテーブル全体を均一に照らすことを目指しましょう。斜め上から照らす場合、テーブルの中央やや斜め上に設置するのが理想的です。ただし、天井が高すぎる場合は、ブラケットの位置を活かし、やや低い位置からの照射も検討できます。

また、スポットライトのデザインも重要です。既存のブラケットとデザインを統一することで、空間全体の調和が保てます。逆に、あえて異なるデザインを選ぶことで、アクセントとして効果的に活用することも可能です。素材や色、形状など、様々な選択肢がありますので、部屋全体のインテリアスタイルと相談して選びましょう。

既存ブラケットの活用:補助照明としての役割

既存のブラケット照明は、スポットライトを追加しても、補助照明として活用できます。すりガラスの柔らかな光は、空間全体を優しく包み込み、落ち着いた雰囲気を演出します。スポットライトの強い光と組み合わせることで、明暗のコントラストを生み出し、より奥行きのある空間を作り出すことができます。

具体的な照明選びと設置方法

1. ダイニングテーブルのサイズを測る:テーブルの面積を正確に把握することで、必要な明るさを計算できます。
2. 希望する明るさと雰囲気を決める:明るすぎず暗すぎない、ちょうど良い明るさを目指しましょう。
3. LEDスポットライトを選ぶ:消費電力が少なく、明るさと演色性の高いものを選びましょう。Ra90以上の高演色性LEDがおすすめです。
4. 設置場所を検討する:テーブルの中央やや斜め上に設置するのが理想的です。既存のブラケットの位置も考慮しましょう。
5. 配線工事の必要性を確認する:既存の配線を利用できるか、新たな配線が必要かを確認しましょう。専門業者に相談することをお勧めします。
6. 専門業者への相談:照明選びや設置方法に迷う場合は、照明専門業者に相談しましょう。プロのアドバイスを受けることで、最適な照明を選ぶことができます。

専門家の視点:インテリアコーディネーターからのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から見ると、キッチンカウンターと一体型のダイニング空間では、照明計画が非常に重要です。単に明るくするだけでなく、空間の広がりや奥行き、そして食事の雰囲気まで考慮する必要があります。

今回のケースでは、スポットライトと既存のブラケット照明を組み合わせることで、レイヤード照明を実現できます。レイヤード照明とは、複数の光源を組み合わせることで、空間全体に立体感と奥行きを与える照明手法です。スポットライトでダイニングテーブルを明るく照らし、ブラケット照明で空間全体を柔らかく包み込むことで、より快適で魅力的なダイニング空間を演出できます。

まとめ:理想のダイニング空間を実現するために

ダイニングテーブルの照明選びは、単に明るさを確保するだけでなく、空間デザインや雰囲気作りにも大きく影響します。今回ご紹介したポイントを参考に、最適な照明を選んで、快適で素敵なダイニング空間を実現してください。 専門家の意見を参考に、ご自身の好みやライフスタイルに合った照明を選び、理想のダイニング空間を実現しましょう。

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