タマホーム24時間全熱交換型換気システムに関するQ&A:快適な住まいを実現するための対策と注意点

タマホームの24時間全熱交換型換気システムに関する質問です。 最近タマホームで新築した者です。 24時間全熱交換型換気システムについて教えてください。 担当者に「家の気密性が高いため、換気システムは24時間入れっぱなしにしておいてください」と言われています。質問1 私の家は廊下が換気システムの吸気口になっており、各部屋に排気されています。最近寒い日が続いており、廊下の冷たい空気が居室に流れこんできます。現在タマホームに住まれている方で、このような場合の対策として何かされていることはありますか?質問2 この換気システムを切った場合、家の中の空気の循環が悪くなるため、「部屋の空気がよどむ(悪くなる)」、「結露しやすくなる」などの問題が発生しそうですが、その他にどのような問題が発生しますか? 例えば、1階にしか人がいない場合は2階の換気を切る、2階にしか人がいない場合は1階の換気を切るなどをした場合、何か問題が発生しますか?わかる方がいらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。

タマホーム24時間全熱交換型換気システム:快適性と省エネの両立

タマホームで新築されたお宅の24時間全熱交換型換気システムについて、具体的な対策と注意点、発生する可能性のある問題点について解説します。高気密住宅では、24時間換気システムは室内の空気環境を維持するために不可欠です。しかし、冬場の冷気や夏場の暑気の侵入といった課題も発生します。以下、質問への回答と、快適な住まいを実現するためのアドバイスを詳しくご紹介します。

質問1:廊下の冷気が居室に流れ込む問題への対策

私の家は廊下が換気システムの吸気口になっており、各部屋に排気されています。最近寒い日が続いており、廊下の冷たい空気が居室に流れこんできます。現在タマホームに住まれている方で、このような場合の対策として何かされていることはありますか?

廊下が吸気口になっている場合、冬場は特に冷たい空気が流れ込みやすく、不快感を覚えることはよくあります。いくつかの対策が考えられます。

1. カーテンやブラインドの活用

廊下にカーテンやブラインドを設置することで、冷たい空気の侵入をある程度抑制できます。厚手のカーテンや遮熱効果のあるブラインドを選ぶと効果的です。特に、吸気口の近くに設置することで、直接的な冷気の流れを遮断できます。

2. ホットカーペットや床暖房の活用

廊下にホットカーペットや床暖房を設置することで、廊下の温度を上げ、冷気の影響を軽減できます。ただし、電気代の上昇には注意が必要です。

3. 気密性の向上

吸気口周辺の気密性を高めることで、冷気の侵入を防ぐことができます。専門業者に相談し、隙間を埋めるなどの対策を行うのも有効です。ただし、これはDIYで行うのは危険なため、専門業者に依頼することを強く推奨します。

4. 換気システムの設定の見直し

換気システムの風量を調整できる場合は、風量を弱めることで冷気の侵入を抑制できる可能性があります。ただし、換気能力が低下するため、結露などのリスクが高まる可能性も考慮する必要があります。換気システムの設定変更は、専門業者に相談の上で行うようにしてください。

5. サーキュレーターの活用

部屋の空気を循環させることで、温度差を小さくすることができます。サーキュレーターを適切な位置に設置することで、廊下の冷気を部屋全体に分散させ、局所的な寒さを軽減できます。

質問2:換気システムを切った場合の問題点

この換気システムを切った場合、家の中の空気の循環が悪くなるため、「部屋の空気がよどむ(悪くなる)」、「結露しやすくなる」などの問題が発生しそうですが、その他にどのような問題が発生しますか? 例えば、1階にしか人がいない場合は2階の換気を切る、2階にしか人がいない場合は1階の換気を切るなどをした場合、何か問題が発生しますか?

24時間全熱交換型換気システムを停止すると、以下の問題が発生する可能性があります。

1. 室内空気質の悪化

換気が行われないと、生活臭、ペットの臭い、調理臭などがこもり、室内空気質が悪化します。シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(VOC)なども蓄積され、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

2. 結露の発生

換気が不十分だと、室内の湿気がこもり、結露が発生しやすくなります。結露はカビやダニの繁殖を招き、健康被害や建物の腐食につながる可能性があります。

3. カビやダニの繁殖

結露の発生と同様に、湿気がこもることでカビやダニが繁殖しやすくなります。アレルギー症状を引き起こす原因にもなります。

4. CO2濃度の上昇

呼吸によって排出される二酸化炭素(CO2)が蓄積され、CO2濃度が上昇します。CO2濃度が高いと、眠気や頭痛、集中力低下などの症状が現れる可能性があります。

5. 部分的な換気停止の問題点

1階または2階のみの換気を停止することは、推奨されません。全熱交換型換気システムは、家全体をバランス良く換気するように設計されています。部分的に停止すると、換気バランスが崩れ、上記の問題がより深刻化したり、他の部屋に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。例えば、1階のみ換気を停止した場合、2階に湿気がこもりやすくなり、結露が発生しやすくなります。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、24時間換気システムは高気密住宅において必須の設備です。システムを停止することで発生するリスクは大きく、健康面、住宅の耐久性、資産価値の低下に繋がる可能性があります。換気システムの設定変更やトラブル発生時は、必ず専門業者に相談することを強く推奨します。

まとめ:快適な住まいを実現するためのポイント

タマホームの24時間全熱交換型換気システムは、快適な住まいを実現するために重要な役割を果たしています。冬場の冷気対策として、カーテンやブラインド、ホットカーペットなどの活用、そして換気システムの設定の見直しなどを検討してみてください。システムを停止することは、様々なリスクを伴うため、推奨できません。快適で健康的な住まいを維持するためには、適切な換気と室温管理が不可欠です。

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