タバコ臭い部屋の入居は大丈夫?クロスとクッションフロアの張替えでヤニ汚れと有害物質は除去できる?

急いでいます。喫煙者が4年間住んでいた部屋(1Kで23.3㎡)に入居するか迷っています。退去後に部屋を見たら壁紙がヤニで黄色くなっていました。リフォームはビニールクロスとクッションフロアの全張替えです 天井は石工ボードで、張替えはしないそうです。たばこの害が心配です。クロスとクッションフロアを換えれば有害物質はなくなるのでしょうか?

タバコ臭と健康への影響:ヤニ汚れの深刻さ

4年間喫煙者が居住していた1K(23.3㎡)のお部屋への入居を検討されているとのこと、ご心配ですね。壁紙のヤニ汚れは、見た目だけでなく、健康への影響も懸念される深刻な問題です。 クロスとクッションフロアの張替えは、確かに大きな一歩ですが、全ての問題が解決するとは限りません。 本記事では、タバコ臭の除去方法、残留有害物質への対処法、そして健康面への配慮について詳しく解説します。

クロスとクッションフロアの張替えで解決できること、できないこと

クロスとクッションフロアの張替えによって、表面上のヤニ汚れやタバコ臭の大部分は除去できます。 新しいクロスとクッションフロアは、清潔で快適な空間を作り出すでしょう。しかし、以下の点に注意が必要です。

張替えだけでは除去できないもの

* 壁内部へのヤニの浸透: 長期間の喫煙によって、ヤニは壁紙の裏側や壁材にまで浸透している可能性があります。 クロスを剥がした際に、壁にヤニが付着している状態であれば、張替えだけでは完全に除去できません。 この場合、専門業者に相談し、壁の洗浄や塗装が必要になるケースもあります。
* 天井へのヤニの付着: 今回のリフォームでは天井の石膏ボードは張替えしないとのことですが、天井にもヤニが付着している可能性があります。 天井のヤニは、臭いの原因となるだけでなく、見た目にも影響します。 可能な範囲で清掃を依頼するか、今後、天井のクロス張替えを検討するのも良いでしょう。
* 空気中の残留物質: タバコの煙には、タールやニコチンなどの有害物質が含まれており、これらは空気中に長時間漂い、壁や家具、カーテンなどに付着します。 クロスとクッションフロアの張替えだけでは、空気中の残留物質は完全に除去できません。 換気や空気清浄機の使用が不可欠です。
* 家具や建具への付着: 家具や建具にもヤニが付着している可能性があります。 これらは、クリーニングや交換が必要となる場合があります。

具体的な対策とアドバイス:安心できる住まいを実現するために

お部屋に入居する前に、以下の対策を検討しましょう。

1. 入居前に徹底的な清掃と消臭

リフォーム業者に、オゾン脱臭などの消臭処理を依頼することを強くお勧めします。 オゾン脱臭は、空気中の臭い分子を分解する効果があり、タバコ臭の除去に非常に有効です。 また、専門の清掃業者に依頼し、壁や床、家具、建具などを徹底的に清掃してもらうことも重要です。 特に、クロスを剥がした後の壁の清掃は、専門業者に依頼した方が確実です。

2. 換気と空気清浄機の活用

入居後は、こまめな換気を行い、新鮮な空気を入れ替えることが大切です。 窓を開けて自然換気を行うだけでなく、換気扇も積極的に使用しましょう。 さらに、高性能の空気清浄機を設置し、空気中の残留物質を除去することも有効です。 HEPAフィルター搭載の空気清浄機を選ぶことをお勧めします。

3. 家具の選び方と配置

新しい家具を選ぶ際には、通気性の良い素材のものを選びましょう。 また、家具の配置にも工夫が必要です。 家具を壁にぴったり付けず、少し隙間を作ることで、空気の流れを良くし、湿気の発生を防ぐことができます。

4. 専門家への相談

不安な場合は、不動産会社やリフォーム業者、公衆衛生の専門家などに相談することをお勧めします。 専門家のアドバイスを受けることで、より安心安全な住まいを実現できます。

5. シックハウス症候群への注意

リフォーム後の新しいクロスやクッションフロアから、揮発性有機化合物(VOC)などの有害物質が発生する可能性があります。 シックハウス症候群に注意し、十分な換気を心がけましょう。 症状が出た場合は、速やかに医師に相談してください。

まとめ:安心安全な住まいづくりは総合的な対策が重要

クロスとクッションフロアの張替えは、タバコ臭対策の重要な一歩ですが、それだけでは不十分です。 徹底的な清掃、換気、空気清浄機の活用、そして専門家への相談など、総合的な対策を行うことで、より安心安全な住まいを実現できます。 ご自身の健康を第一に考え、慎重な判断をしてください。

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