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事務所のタバコ臭、その原因と対策
15~20帖の事務所で、ヘビー&チェーンスモーカーが常時喫煙している状態では、24時間換気扇を回していてもタバコ臭がこもってしまうのは当然です。ファブリーズなどのスプレーが効かないのも、臭いの原因が空気中に漂う煙だけでなく、壁や家具、カーテンなどに付着したヤニにあるためです。根本的な解決には、空気の浄化、ヤニの除去、そして臭いの吸着という3つのアプローチが必要です。
1.空気の浄化:タバコ臭に特化した空気清浄機
一般的な空気清浄機では効果が薄い場合が多いので、タバコ臭に特化した空気清浄機を選びましょう。ポイントは、以下の3点です。
- HEPAフィルター搭載:微細な粒子状物質(PM2.5など)やタバコの煙を効果的に除去します。
- 活性炭フィルター搭載:タバコ臭などのニオイ成分を吸着します。活性炭フィルターの交換頻度が高い機種もあるので、購入前に確認しましょう。
- 脱臭機能:プラズマクラスターなどの脱臭機能が搭載されていると、より効果的に臭いを除去できます。
おすすめの空気清浄機を選ぶ際のポイント:
* 事務所の広さに合った機種を選ぶ(15~20帖なら、対応面積が広い機種を選びましょう)。
* フィルター交換の頻度とコストを確認する。
* 騒音レベルを確認する(24時間稼働させることを考慮しましょう)。
* メンテナンスの容易性も確認する。
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空気清浄機導入事例:効果的な設置場所
空気清浄機の設置場所は、喫煙場所から離れた場所に設置するのが効果的です。複数台設置することで、より効果を高めることができます。例えば、事務所の入口付近と奥に一台ずつ設置するなど、空気の流れを考慮した配置を検討しましょう。
2.ヤニの除去:徹底的な清掃とコーティング
タバコのヤニは、壁や天井、家具、カーテンなどに付着し、臭いの原因となります。そのため、空気清浄機と併せて、定期的な清掃が不可欠です。
- 壁と天井:中性洗剤を薄めた水で拭き掃除を行いましょう。頑固なヤニには、専用の洗剤を使用するのも有効です。高窓の清掃は、専門業者に依頼することを検討しましょう。
- 家具:布製の家具は、クリーニングに出すか、専門のクリーナーで清掃しましょう。木製の家具は、中性洗剤で拭き掃除を行いましょう。
- カーテン:洗濯可能なカーテンは、定期的に洗濯しましょう。洗濯できないカーテンは、専門業者にクリーニングを依頼しましょう。
- 床:床材の種類に合った清掃方法で、こまめに掃除機をかけ、拭き掃除を行いましょう。
清掃後、壁や家具に抗菌・防臭効果のあるコーティング剤を塗布することで、ヤニの再付着を防ぎ、臭いの発生を抑えることができます。
3.臭いの吸着:消臭剤と消臭アイテムの併用
空気清浄機と清掃だけでは完全に臭いを除去できない場合もあります。そこで、消臭剤や消臭アイテムを併用することで、より効果を高めることができます。
- 炭:備長炭などの活性炭は、優れた吸着力を持つため、臭いの除去に効果的です。事務所の隅に置いておくだけでも効果があります。
- 消臭スプレー:ファブリーズなどのスプレーは、一時的な効果しかありませんが、こまめに使用することで、臭いを軽減できます。ただし、ヤニの除去には効果がありません。
- 消臭剤:様々なタイプの消臭剤がありますので、効果や香りを比較して、事務所に合ったものを選びましょう。置き型、スプレー型、ジェル型など、様々なタイプがあります。
- 空気清浄機用フィルター:空気清浄機に使用するフィルターには、消臭効果の高いものもあります。定期的に交換することで、消臭効果を高めることができます。
専門家の意見:換気システムの見直し
現状の換気扇だけでは不十分なため、換気システムの見直しも検討しましょう。専門業者に相談し、より効果的な換気システムの導入を検討することで、根本的な解決につながる可能性があります。
まとめ:多角的なアプローチでタバコ臭対策
事務所のタバコ臭対策は、空気清浄機、清掃、消臭剤を組み合わせた多角的なアプローチが重要です。社長に相談し、禁煙もしくは分煙の徹底を働きかけることも効果的です。これらの対策を継続的に行うことで、快適なオフィス環境を実現できるでしょう。