タイルの床に置き畳はOK?ガタつきやインテリア性、失敗しないための選び方と敷き方

タイルの床の上に置き畳を敷いたらおかしいでしょうか?ガタつきますか?インテリアとして変でしょうか?教えてください。

タイル張りの床に置き畳を敷くのは、決して「おかしい」ことではありません。むしろ、近年では、タイルの冷たい質感や硬さを和らげ、温かみと落ち着きをプラスするインテリアとして人気が高まっています。ただし、ガタつきやインテリアとの調和など、いくつか考慮すべき点があります。この記事では、タイルの床に置き畳を敷く際の注意点や、失敗しないための選び方、そして素敵な空間を作るためのレイアウト例などを詳しく解説します。

タイルの床に置き畳を敷く際のメリット・デメリット

まず、タイルの床に置き畳を敷くことのメリットとデメリットを整理してみましょう。

メリット

  • 足元の冷たさを解消:タイルは冬場特に冷たく感じますが、置き畳を敷くことで、足元の冷えを軽減し、快適な空間を作ることができます。
  • 保温性・断熱性の向上:畳は天然素材であるため、保温性・断熱性に優れています。特にマンションなどの集合住宅では、室温の維持に役立ち、省エネ効果も期待できます。
  • 防音効果:置き畳は、ある程度の防音効果も期待できます。階下への騒音対策にもなります。
  • インテリア性の向上:和のテイストを取り入れ、空間に温かみと落ち着きを与えます。モダンなタイルの床と畳の組み合わせは、独特の雰囲気を演出します。
  • 手軽なリフォーム:本格的なリフォームに比べて、手軽に空間の雰囲気を変えることができます。賃貸住宅でも利用しやすい点が魅力です。

デメリット

  • ガタつき:タイルの床面が完全に水平でない場合、置き畳がガタつく可能性があります。対策が必要な場合もあります。
  • 湿気:畳は湿気を吸着しやすい素材です。通気性を確保し、定期的なメンテナンスが必要です。特に、湿気の多い場所では注意が必要です。
  • 掃除のしにくさ:置き畳の下の掃除が少し難しくなります。定期的に畳を上げて掃除する必要があります。
  • コスト:置き畳の種類や枚数によっては、費用がかかる場合があります。

置き畳のガタつきを防ぐ方法

置き畳のガタつきは、多くの場合、床面の凹凸や、置き畳と床面の間に隙間ができることが原因です。これを防ぐためには、以下の方法が有効です。

  • 床面の確認と調整:敷設前にタイルの床面を丁寧に確認し、凹凸があれば、パテなどで補修しましょう。完全に水平にすることが重要です。
  • 滑り止めシートの活用:置き畳とタイルの床の間に、滑り止めシートを敷くことで、ガタつきを防止できます。市販の滑り止めシートは様々な種類があるので、置き畳の素材や厚さに合わせて選びましょう。
  • 両面テープの使用:滑り止めシートだけでは不安な場合は、両面テープを併用することも有効です。ただし、タイルを傷つけないよう、粘着力の弱いテープを選び、慎重に作業を行う必要があります。
  • 置き畳の素材選び:厚みのある置き畳を選ぶと、床面の凹凸の影響を受けにくくなります。また、縁がないタイプの置き畳は、より床面にフィットしやすいためおすすめです。
  • 畳の下に薄い板を敷く:どうしてもガタつく場合は、畳の下に薄い板を敷いて高さを調整するのも有効です。ただし、板の厚さや材質によっては、見た目に影響が出る可能性があるので注意が必要です。

インテリアとの調和:タイルと置き畳の組み合わせ

タイルの床と置き畳の組み合わせは、意外性のある魅力的な空間を生み出します。しかし、インテリア全体のバランスを考慮することが重要です。

色の組み合わせ

タイルの色と置き畳の色を効果的に組み合わせることで、より洗練された空間を演出できます。例えば、ベージュやアイボリーのタイルには、ダークブラウンの置き畳がよく合います。また、グレーのタイルには、ベージュやアイボリーの置き畳が落ち着いた雰囲気を作り出します。色の組み合わせは、全体のトーンや、目指すインテリアスタイルによって調整しましょう。

スタイルの提案

  • モダン和室:シンプルなデザインのタイルと、縁なしの置き畳を組み合わせることで、モダンな和室を演出できます。アクセントとして、和風の照明や小物を取り入れると効果的です。
  • カフェ風:タイルの床に、ベージュやアイボリーの置き畳を敷き、クッションやラグなどを加えることで、カフェのようなリラックスできる空間を作ることができます。グリーンの観葉植物などを配置すると、より雰囲気が高まります。
  • 北欧風:白やグレーのタイルに、明るい色の置き畳を敷くことで、北欧風の明るく開放的な空間を作ることができます。木製の家具や、白を基調としたインテリアと組み合わせると、より効果的です。

専門家の意見:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの田中先生に、タイルの床に置き畳を敷く際のポイントについて伺いました。

「タイルの床に置き畳を敷くことは、とても良いアイデアだと思います。しかし、ガタつきや湿気対策はしっかりと行う必要があります。また、置き畳の色や素材は、全体のインテリアと調和するように選びましょう。例えば、モダンな空間にはシンプルなデザインの置き畳を、和風の空間には伝統的なデザインの置き畳を選ぶなど、空間の雰囲気に合わせた選択が重要です。」

まとめ:タイルの床と置き畳、快適で素敵な空間を

タイルの床に置き畳を敷くことは、決して「おかしい」ことではありません。むしろ、快適性とインテリア性の両方を高める効果的な方法です。この記事で紹介したポイントを参考に、ガタつきを防ぎ、インテリアと調和した素敵な空間を実現してください。

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