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ゼニガメの食欲と餌くれダンスについて
ゼニガメは確かに空腹感を覚えます。そして、あなたのゼニガメが盛んに「餌くれダンス」をしているのは、単なる癖というよりも、お腹が空いているからである可能性が高いです。2週間で餌の量が2倍に増えたということは、成長期であることや、現在の餌の量が少ない可能性を示唆しています。
しかし、餌の量を増やす前に、現在の餌の栄養価とゼニガメの成長段階を考慮することが重要です。 餌の粒数が全てではありません。ゼニガメの甲羅の長さや体重、活動量などを考慮し、適切な餌の量を獣医や爬虫類専門家に相談してみるのも良いでしょう。
餌くれダンスは、あなたとの学習効果によって強化されている可能性があります。以前は夜も餌を与えていたため、夜に餌くれダンスをすれば餌がもらえるという学習をしていると考えられます。 そのため、夜に餌を与えないというルールを徹底することが重要です。
消化不良と糞の状態について
ゼリー状の透明な糞は、消化不良のサインである可能性があります。餌の食べ過ぎや、栄養バランスの偏り、水質の悪化などが原因として考えられます。 一過性のものでその後通常の糞に戻ったとのことですが、餌の量を減らし、栄養バランスの良い餌を与えるように心がけましょう。
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具体的な対策としては、
- 餌の量を現在の25粒から15〜20粒に減らす。
- 高タンパク質の餌だけでなく、野菜や甲殻類なども混ぜて与えることで栄養バランスを整える。
- 毎日、水質をチェックし、必要に応じて水替えの回数を増やす。
これらの対策を行っても改善が見られない場合は、獣医への相談をおすすめします。
糞や脱皮した皮を食べる行動について
ゼニガメが糞や脱皮した皮を食べるのは、カルシウムなどの栄養素を補給するためと考えられます。これは必ずしも異常ではありませんが、糞には寄生虫がいる可能性もあるため、過剰に食べさせないよう注意が必要です。 脱皮した皮は、自然に除去するか、気づいたら取り除くようにしましょう。
シェルターを噛む行動は、単なる遊びの可能性もありますが、隠れ家や休息場所が不足している可能性も考えられます。 シェルターの種類や数を増やす、隠れ家となる流木や石などを追加するなど、環境の改善を試みてください。
乾燥エビの給餌について
乾燥エビは、ゼニガメにとってカルシウム源として良い栄養補助食品です。1日に1センチ程度の乾燥エビを与えるのは、問題ありません。 しかし、主食ではなく、あくまで補助食として与えるようにしましょう。
夜間の照明と睡眠について
夜11時まで照明をつけていること自体は、必ずしも問題ではありません。 ゼニガメは夜行性ではありませんが、昼行性でもなく、活動時間は環境や個体差によって異なります。 しかし、常に明るい状態は、ゼニガメの自然な睡眠リズムを乱す可能性があります。
餌くれダンスが気になるのであれば、夜間は水槽に布などをかけて暗くするのも良いでしょう。 ただし、完全に暗くするのではなく、わずかな明かりを残すようにしてください。 完全に暗くすると、ゼニガメが不安を感じてしまう可能性があります。
専門家の意見として、爬虫類専門の獣医に相談することで、より適切な飼育方法や餌の量、栄養バランス、環境設定についてアドバイスを受けることができます。 ゼニガメの健康状態を把握し、適切な対応をするためには、獣医への定期的な健康診断もおすすめです。
まとめ
ゼニガメの飼育は、愛情と適切な知識が必要です。 餌の量や種類、飼育環境、健康状態などを常に観察し、必要に応じて調整することが大切です。 今回の質問をきっかけに、ゼニガメの飼育についてさらに学び、より良い飼育環境を整えてあげましょう。 何か心配なことがあれば、迷わず獣医に相談することをおすすめします。