ゼニガメの食欲不振？冬場の飼育環境と餌やり方法の改善策

ゼニガメを飼っています。今年の夏に飼い始めて、まだ４，５ヶ月（たぶん）の小亀です。①虫かごの中で、石を置いて日向ぼっこできるところを作って、②ライトを当てるのと、パネルヒーターの両方で部屋と水を温めて、③水中のフィルターで水をキレイに＆流れを作ってます。まだ暖かい頃は、部屋も上の①だけで、ただ「カメのえさ」をポイっと水の上にあげたり、石の上にお皿を置いて、しらすをあげたりして、食べてくれているようでした。寒くなってきて、動かなくなってきたのと、冬眠に失敗することもあるというのを見たので、②をやって、ついでに③もやってみました。この環境になってから、５日ほど経つのですが、餌を全然食べてくれません。水の上にポイとやっても、お皿の上に置いても。カメの餌でも、野菜でも、しらすでも。どうしたら食べてくれるのでしょうか？フィルターのせいで水に流れがあって、餌が動いてしまうのが良くないのでしょうか？でもお皿の上のも食べないし。。アドバイスよろしくお願いします。

Contents

1 ゼニガメの食欲不振の原因を探る：環境変化と餌の問題
2 ゼニガメの食欲を取り戻すための具体的な対策
3 専門家の視点：爬虫類専門医からのアドバイス
4 まとめ：継続的な観察と適切な対応が鍵

ゼニガメの食欲不振の原因を探る：環境変化と餌の問題

寒くなってからの環境変化が、ゼニガメの食欲不振に繋がっている可能性が高いです。飼育環境の改善と、適切な餌やり方法を見直すことで、食欲を取り戻せる可能性があります。まずは、具体的な原因を探っていきましょう。

飼育環境の変化によるストレス

夏場のシンプルな飼育環境から、ライト、パネルヒーター、フィルター導入と、環境が大きく変化しました。ゼニガメは環境の変化に敏感で、ストレスを感じている可能性があります。特に、フィルターによる水流は、餌が流されてしまうだけでなく、ゼニガメに不安感を与える可能性があります。水流の強さや、フィルターの位置を見直してみましょう。

水温と室温のバランス

ライトとパネルヒーターで水温と室温を温めているとのことですが、温度差が大きすぎると、ゼニガメはストレスを感じ、食欲不振に繋がることがあります。水温と室温のバランスを調整し、ゼニガメにとって快適な環境を作る必要があります。温度計で正確な温度を測り、適切な温度範囲を維持するようにしましょう。一般的に、ゼニガメの適温は25～30℃と言われています。

餌の種類と与え方

カメの餌、野菜、しらすと様々な餌を与えているとのことですが、ゼニガメの嗜好性や消化能力を考慮した餌選びが重要です。寒くなると活動量が減り、消化能力も低下するため、消化の良い餌を選ぶことが大切です。また、餌の与え方も見直してみましょう。水流で餌が流されてしまうため、お皿の上や水上に置くだけでは、ゼニガメが餌を見つけられない可能性があります。

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ゼニガメの食欲を取り戻すための具体的な対策

以下に、ゼニガメの食欲を取り戻すための具体的な対策を提案します。

1. 飼育環境の改善

* 水流の調整：フィルターの水流を弱めるか、フィルターの位置を調整して、餌が流れにくく、ゼニガメが落ち着いて食事できる環境を作りましょう。必要であれば、フィルターを一時的に停止してみるのも良いでしょう。
* 温度管理：水温と室温のバランスを調整します。温度計で正確に測定し、25～30℃の範囲を維持しましょう。温度差が大きすぎるとストレスになりますので、注意が必要です。夜間の温度低下にも注意しましょう。
* 隠れ家を増やす：ゼニガメが落ち着いて休める隠れ家を増やすことで、ストレスを軽減できます。石や流木、人工のシェルターなどを設置してみましょう。隠れ家があることで、安全な場所だと感じ、安心して餌を食べることができるようになります。
* 日光浴： UVBライトを照射することで、カルシウムの吸収を促進し、健康状態の維持に繋がります。ただし、照射時間は適切な時間にする必要があります。説明書をよく読んで、適切な時間と距離を保って使用しましょう。

2. 餌やり方法の改善

* 餌の種類を見直す：消化の良い餌を選びましょう。市販のゼニガメ用の餌は、栄養バランスが考えられており、消化も比較的良いでしょう。他に、小さく刻んだレタスや小松菜などの緑黄色野菜も与えてみましょう。しらすは、与える量に注意し、頻度は控えめにしましょう。
* 餌の場所を変える：水流の影響を受けにくい場所に餌を置きましょう。例えば、水位が浅い場所や、陸上に餌台を設置するのも良いでしょう。
* 餌の量と頻度：一度に与える餌の量を減らし、1日に数回に分けて与えるようにしましょう。ゼニガメの食欲に合わせて、餌の量を調整することが重要です。食べ残しはすぐに取り除きましょう。
* ピンセットで直接与える：ゼニガメが餌に興味を示さない場合は、ピンセットで直接口元に餌を持っていき、食べさせてみましょう。この方法で、ゼニガメが餌に慣れてくれる可能性があります。

3. 健康状態の確認

もし、上記の方法を試しても改善が見られない場合は、ゼニガメの健康状態に問題がある可能性があります。獣医師に診てもらうことをお勧めします。早めの対処が、ゼニガメの健康を守る上で重要です。

専門家の視点：爬虫類専門医からのアドバイス

爬虫類専門医によると、「冬場は活動量が減り、代謝も低下するため、餌の量を減らすことが重要です。また、水質の悪化も食欲不振の原因となるため、定期的な水換えを行い、清潔な環境を保つことが大切です。」とのことです。さらに、「餌の温度も重要です。冷たい餌よりも、少し温めた餌の方が、ゼニガメは食べやすい傾向があります。」とアドバイスされています。

まとめ：継続的な観察と適切な対応が鍵

ゼニガメの食欲不振は、飼育環境や餌やり方法を見直すことで改善できる可能性が高いです。上記で紹介した対策を参考に、ゼニガメの状態を注意深く観察し、適切な対応を継続することで、食欲を取り戻せるようサポートしましょう。それでも改善が見られない場合は、迷わず獣医に相談することをお勧めします。