セメント調壁で防音室を作る!費用と具体的な方法

壁がセメントみたいな防音の部屋を作るのっていくらぐらいかかるのですか?

セメント調壁の防音室作成費用:様々な要素による価格変動

セメント調の壁で防音室を作る費用は、部屋の広さ、使用する素材、施工方法、防音レベルなど、様々な要素によって大きく変動します。そのため、正確な金額を提示することは難しいのですが、一般的な目安と、費用に影響を与える要素について詳しく解説します。

費用に影響を与える要素

  • 部屋の広さ:面積が大きくなるほど、材料費や人件費が増加します。小さな防音ブースと、本格的な防音室では費用が大きく異なります。
  • 壁の仕上げ材:セメント調の仕上げ材には、様々な種類と価格帯があります。コンクリート打ちっぱなし風クロス、セメント系ボード、特殊な塗料など、それぞれ価格が異なります。高品質でデザイン性の高い素材ほど費用が高くなります。
  • 防音レベル:必要な防音レベルによって、使用する材料や施工方法が変わり、費用も大きく変わってきます。遮音性能の高い素材を使用したり、二重壁構造にするなど、防音レベルを高めるほど費用は増加します。
  • 施工方法:DIYで施工するのか、専門業者に依頼するのかによっても費用は大きく異なります。専門業者に依頼する場合は、人件費や材料費に加え、施工管理費なども必要になります。DIYの場合は材料費のみですが、専門知識と技術が必要になります。
  • 追加工事:防音ドア、防音窓、吸音材の設置など、追加工事が必要な場合、費用がさらに増加します。防音性能を高めるためには、これらの追加工事が不可欠な場合もあります。

費用例:様々なケースと価格帯

以下は、いくつかのケースにおける費用の目安です。あくまで参考として、具体的な見積もりは専門業者に依頼することをお勧めします。

  • ケース1:DIYによる小型防音ブース(約2畳):材料費のみで、5万円~15万円程度。ただし、専門知識と技術が必要で、防音性能は限定的です。
  • ケース2:専門業者による中型防音室(約6畳):壁、天井、床の防音工事、防音ドア、吸音材などを含め、50万円~150万円程度。防音レベルや使用する素材によって大きく変動します。
  • ケース3:専門業者による本格的な防音室(約10畳以上):高性能な防音材を使用し、高度な施工技術が必要なため、150万円~数百万単位の費用がかかる場合があります。音楽スタジオなど、高い防音性能が求められる場合に該当します。

セメント調壁の防音室を作る手順

セメント調の壁で防音室を作る手順は、以下の通りです。DIYの場合は、専門知識と技術が必要となるため、十分な下調べと準備が必要です。専門業者に依頼する場合は、事前に見積もりを取り、内容をしっかり確認しましょう。

1. 設計と計画

  • 部屋のサイズとレイアウト:防音室の大きさと用途を決め、レイアウトを設計します。必要な防音レベルを考慮し、適切なサイズと構造を決定します。
  • 防音レベルの決定:必要な防音レベルを決定します。音楽練習室であれば、高い防音レベルが必要となります。専門業者に相談することで、適切な防音レベルを判断できます。
  • 予算設定:材料費、人件費、追加工事費などを含めた予算を設定します。予算に合わせて、使用する素材や施工方法を決定します。

2. 材料選び

  • セメント調仕上げ材:コンクリート打ちっぱなし風クロス、セメント系ボード、特殊な塗料など、様々な選択肢があります。デザイン性、価格、防音性能などを考慮して選びます。
  • 防音材:グラスウール、ロックウールなどの吸音材と、遮音シートなどの遮音材を適切に組み合わせる必要があります。防音レベルに応じて、適切な材料を選びます。
  • 下地材:石膏ボード、合板など、防音材を固定するための下地材を選択します。防音性能を高めるためには、下地材の選び方も重要です。

3. 施工

  • 下地工事:既存の壁や天井に下地材を施工します。既存の壁の構造によっては、補強工事が必要になる場合があります。
  • 防音材の施工:下地材の上に、吸音材と遮音材を適切に施工します。施工方法によっては、専門的な知識と技術が必要になります。
  • セメント調仕上げ材の施工:防音材の上に、セメント調仕上げ材を施工します。クロスを貼る場合、専門業者に依頼する方が綺麗に仕上がります。
  • 防音ドアと防音窓の設置:防音性能を高めるために、防音ドアと防音窓を設置します。これらの設置も専門業者に依頼する方が安心です。

4. 完成後の確認

  • 防音性能の確認:防音性能測定器を使用して、防音性能を確認します。専門業者に依頼することで、正確な測定が可能です。
  • 仕上げの確認:セメント調壁の仕上がりを確認します。必要に応じて、修正を行います。

専門家への相談

防音室の建設は、専門知識と技術が必要なため、DIYで施工する場合には十分な注意が必要です。特に、防音性能を確保するためには、専門家のアドバイスを受けることが重要です。信頼できる建築業者や防音工事専門業者に相談し、見積もりを取ることがおすすめです。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)